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今夜の番組チェック

モンド/エロティック映画
1968年〜1974年

「何じゃこりゃ?」期待して来て下さった皆さま、ゴメンナサイ。
ここは紹介というよりも、作者のメモ書きに近いページです。
よって必須のコレが抜けてる!とか、有名なアレがない!なんて
憤慨モード以前の状態ですよネ。
主にユーロトラッシュと関連のあるタイトルを挙げて行こうかと
考えていますが、「お?コレは見たことあるゾ」なんて方が
いらっしゃいましたら、メールで紹介文をお寄せ下さいませ。
お名前(差し支えがなければ)と一緒に掲載させていただきます。

しかし、「私は好奇心の強い女」の項でもちょっと書いたんですが、
ポルノ映画って確実に日陰ジャンルだし、当時の映画雑誌を探しても
グラフ紹介程度はあっても、マトモに批評したり統括したりしてる
記事にはなかなか辿りつかないのが悩み。
数少ない資料から70年代前半までの動きを、以下でざっと総括。


1960年代末から始まった性解放運動の波を受け、
(スウェーデンで?)製作が始まったポルノ映画は
70年代に入って爆発的に本数が増え、アメリカでは
73年から75年までにソフト・ハードを含め、
およそ250本近くが市場に登場したのだという。

日本でこのジャンルが注目され始めたのは、ラス・メイヤーの
「女豹ビクセン」辺りから。71年には「ディープスロート」と
「ミス・ジョーンズの背徳」が2本で1本立てに編集されて公開、
ズタズタの再編集版だったが、興行的には大ヒットとなる。
同時期に製作がスタートした西ドイツ製のセックス・ドキュメント
「女子学生(秘)レポート」シリーズも順調に本数を重ねる。

72年に公開されたドン・エドモンズの
「SEX女王蜂/痴女絶叫」から
日本の観客は次第に過激な作風を持て囃すようになり、
同じ年にはカルト映画となった
「色情狂ライフル魔」が公開、
74年には「ナチ女収容所/悪魔の生体実験」、「スナッフ」、
「悪魔のはらわた」などが続々と製作された。

市場に登場する本数が増えれば、女優にもスポットが当たる、
そんな風潮を受けて、73年に現れたのがシャロン・ケリー。
それまでのポルノ女優には「色情日記」のサンドラ・ジュリアン、
「露出」のクリスチナ・リンドベルイがいたが、
明るく、ちょっと軽薄で尻軽なシャロン・ケリーのキャラは
日本でも多いに受け、「秘密ポルノ放送局」で来日した際には
ヘアを見せる見せないで騒動を起こし、スキャンダラスな話題も
手伝って映画は大ヒットを記録した。
鳴り物入りだったマリリン・チェンバーズの「グリーンドア」は
期待されたほどヒットはしなかったが、彼女の名前を一躍知らしめた。
フランスの本番女優クローディーヌ・ベッカリーの私生活を暴いた
「エキジビション/露出」では、撮影の舞台裏やベッカリーの意見が
生々しくカメラに収められ、パリでは長蛇の列が出来る話題作となった。

(参考文献:話題作で綴るポルノ映画史/梶原和男氏)


「赤毛のめすカマキリ」(68)
LILA
aka:MANTIS IN LACE

この頁のトップを飾ってんだもん、
ポスターの写真くらい入れないと。↑

アメリカ映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年12月(配給:松竹)/ ビデオ(未発売?)
監督:ウィリアム・ロッスラー
脚本:サンフォード・ホワイト
出演:スーザン・スチュワート(ライラ)/スティーヴ・ヴィンセント
(コリンズ警部)/M・K・.エヴァンズ(ライアン刑事)/
ヴィック・ランス(タイガー)/パット・バリントン(キャシー)/
ジャニュ・ホワイト(エンジェル)/スチュアート・ランカスター(フランク)/
ジョン・キャロル(ベン)/ジョン・ラサール(フレッド)/ヒルトン・ポープ
(バーネス保安官)/ベッセル・G・バッカロー(バーテン)/
リン・アーモンド/ノートン・ハルパー/ジュディス・クレーン/シェリル・トレプトン

●男を片っ端から誘惑し、ベッドを共にしては庭いじりの道具で
惨殺するトップレス・ダンサーの物語。
トリップした彼女の幻覚の中で、犠牲者の体がナタで
バランバランに切り刻まれて行く。特にDVDで見るNGシーンは
血みどろ場面にヌードと花火がコラージュされたりして感涙。
日本劇場公開時の分類は「猟奇もの」、日本語吹き替え扱いだった(笑)。

「フリーセックス地帯を行く/天国か地獄か」(68)
SWEDEN, HEAVEN AND HELL
イタリア映画/カラー・91分/
日本劇場公開(配給:ヘラルド)/ ビデオ未発売?

●性解放の先鋒となったスウェーデンの進みっぷりを
リポートする、イタリアお得意のセックスドキュメント。
監督は「ムーンスキン・ガール(TV)」「続・快楽と神秘」の
ルイジ・スカッティーニ。音楽はマナマナおじさんことピエロ・ウミリアーニ。
日本版のナレーションは三国一朗氏。

 

「夢魔のもだえ」(69)
THE TAMING
アメリカ映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年3月(配給:ヘラルド)/ ビデオ(未発売?)
監督:ロバート・アークレス
出演:
リンジー・ボーウェン/リズ・スティーヴンス

●題名だけで入れちゃいました。ヘラルド配給でジャンル分けが
猟奇ということは、ポルノチックなホラー映画??

 

「真夜中の野獣」(69)
FINDER KEEPER, LOVERS WEEPERS
アメリカ映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年6月(配給:MGM)/ ビデオ(セレクトイマージュ)
監督:ラス・メイヤー
出演:
アン・チャップマン/ポール・ロックウッド

●閉店後のプールバーに店の売上金を狙って押し入った強盗と、
好色な店主夫婦が入り乱れる密室系サスペンス。
メイヤーのドラマ演出は、その後「ワイルド・パーティー」で開花するが、
この映画は低予算なのと時間の制限があるためか
深みに欠け面白くない(ま、しょせんポルノだしね)。
「ワイルド〜」でインチキ弁護士に扮していた俳優が強盗を演じるが、
狡猾そうな雰囲気こそあれ、バイオレントな迫力には欠ける。
相変わらずオープニングだけはバッチリ決まっていて、
ヘルメットを被ったトップレス姉ちゃんが荒野を疾走する
スポーツカーに囲まれて踊り狂うというもの。こっちだけで1時間見たい。

 

「痴情の沼」(69)
WHIRLPOOL
デンマーク映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年3月(配給:東京第一)/ ビデオ(未発売?)
監督:J・R・ラーラス
出演:
カール・ランシュベリー/ヴィヴィアン・ニーヴス



「続・快楽と神秘」(69)
ANGELI BIANCHI...ANGELI NERI
イタリア映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年2月(配給:ヘラルド)/ ビデオ(未発売?)

●一連のイタリア製「カリブ・バカンス」映画の始祖?的作品である
「ムーンスキン・ガール(TV)」なんかで知られる
ルイジ・スカッティーニ監督の記録もの。

 

「花弁のうずき」(69)
LES LIAISONS PARTICULIERES
フランス映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年8月(配給:ヘラルド)/ ビデオ(東芝映像)
監督:マックス・ペガス(「サンドラ・ジュリアン/色情日記」)
出演:
アストリッド・フランク/ニコール・ドボンヌ

 

「華麗なる変身」(69)
The Christine Jorgensen Story
アメリカ映画/カラー・89分/
日本劇場公開70年(配給:ユナイト映画)
監督:アーヴィング・ラバー

●1952年にある国際的な通信社の報道によって一躍有名になった
NY出身の性転換者ジョージ・ジョーゲンセンの自伝を映画化。
元はGIだった彼は手術後、コペンハーゲン3年間療養生活を送っていたが
報道により時の人となり、マイルズ・ベルのショーに出演して話題になると
写真家の道を諦め、ナイトクラブの売れっ子として生計を立てていた。
そんなトランスセクシャル、ジョージ=クリスティーンも映画の顧問となり、
68年に製作者エドワード・スモールの元で技術指導のクレジットを得ている。

男性・女性を演じ分ける主人公には新人ジョン・ハンセン。
役柄を知らぬままオーディションを受け、映画の内容を知った時には
一度役を降りようかと思ったが、最終的には体当たりの演技を披露。
女性の衣装に苦しめられ、今後はGFがデートに遅れても
文句は言わないという名(迷?)コメントを残している。

 

「欲情の島」(69)
BLOW HOT, BLOW COLD
伊=米合作映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年9月(配給:ワーナー)/ ビデオ(未発売?)
監督:フロレスターノ・ヴァンチーニ
出演:
ジュリアーノ・ジェンマ/ビビ・アンデルソン

●題名につられて入れちゃったけど、ジェンマが主演だし、
どう考えてもモンド映画じゃないですよね〜。コレ。

 

「牝の肌」(69)
Ich Spüure deine haut
西ドイツ映画/カラー・77分/
日本劇場公開70年(配給:日本ヘラルド)/ ビデオ(未発売?)

監督:ギュンター・シュレシンガー
出演:
ソルヴィ・スタビング(マリオン)/アニア・フォルスター(モニカ)/
フランク・ラインボルト(エディ)/ハンス・ヴォルカー・ダニエル(フレッド)/
ジョヴァンニ・アルト(エゴン)

●「Strip Nude for Killer」「悪魔のホロコースト」のS・スタビングが
ドイツの新星?A・フォルスターを絡む女囚2人の転落人生もの。
人気のない海岸でキャンプをしていた青年エディは、
近くの小屋にズブ濡れのまま忍び込んでいる若い女2人を発見した。
彼が覗き見ていると2人はお互いに熱烈な愛撫を始めた。
彼女たちの話では2人は脱獄囚で、姉貴分のマリオンは街へ出て
色仕掛けで金をせしめ、車と服を手に入れてきた。
姉御を待つ間、海岸で日光浴をしているモニカにエディは言い寄り、
彼女を抱いた。モニカにとってそれは、初めての男性経験だった。
小屋に戻ってきたマリオンはモニカを連れて街へ繰り出すと、
銀行強盗を成功させて帰ってきた。そんな2人の前にエディが現れ、
彼女たちを脅迫し、自分の性欲を満足させる為に交互に奉仕させる。
だがモニカとエディの間には、肉欲以上の恋愛感情が芽生えつつあった。
心変わりに嫉妬したマリオンは、2人が銀行強盗の犯人だと密告。
警察に逮捕される彼らを物陰で見守ったマリオンが、車に乗り込んで
逃げようとした時、モニカがそれに気付いた。
警官に追われるまま、車を走らせたマリオンは運転を誤り、
崖から転落していった。原題は「あなたの肌に触れる」という意味。

 

 

「ゲバルトSEX」(69)
A WRONG WAY TO LOVE
イタリア映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年7月(配給:松竹映配)/ ビデオ(未発売?)
監督:フェルナンド・ディ・レオ
出演:
スーザン・スコット[ニエヴェス・ナヴァロ]/ジャンニ・マッキア

●イタリアン・トラッシュ御用達女優S・スコット主演のエロティック物。
彼女の英語変名の名付け親にして、この映画を監督したのは
「ザ・ボス」のF・ディ・レオ(通称レオ様)。
他人の愛人を愛した男子学生カルロ。彼のことを本当に愛する
愛人は、カルロの事を思って別れを選ぶ。しかしカルロには
彼女の苦渋の選択は通じず、女の裏切りに深く傷つくのだった。
異なる世代に横たわるギャップと、若者の不毛な心情を描く
わりとまともな映画のようす。

 

「恍惚の唇」(69)
BRUCIA RAGAZZO BRUCIA
イタリア映画/カラー・93分/配給:松竹映配
日本劇場公開70年7月/ ビデオ(未発売)

主演のプレヴォーとマッキア。

製作会社:フェルティ・フィルム
監督:フェルナンド・ディ・レオ
原案・脚本:フェルナンド・ディ・レオ/アントニオ・ラチオッピ
撮影:フランコ・ヴィラ
音楽:ジーノ・ペグーリ
出演:
フランソワーズ・プレヴォー(クララ)/
ジャンニ・マッキア(ジャンカルロ)/モニカ・ストロベル(マリナ)/
ダニカ(ジア・バイス)/アンナ・パガーノ(モニカ)/
ヘルガ・ハンセン(若い女)

●もう1本レオ様の映画が。同じ年に2本も日本上陸!?
主演に「アルトナ」「黄金の眼の女」の仏女優F・プレヴォーと
「ゲバルトSEX」のG・マッキア。
脚本をレオ様自身と友人のA・ラチオッピが担当、
「ゲバルトSEX」のF・ヴィラが撮影を、「荒野の墓標」のG・ペグーリが
音楽にクレジットされている。原題は燃えろ、若者、燃えろの意味。

夏の終わり。夫や子供達と一緒にコートダジュールへと
避暑にやって来た人妻クララは、若いビーチボーイのジャンカルロと
知り合い、女としての歓びを与えられた。自分をかまってくれない
夫をよそに、彼女は青年との情事を重ねていく。
深まる関係に悩んだ彼女は夫に全てを打ち明け、激怒した彼は
クララに離婚を迫る。放心状態のクララはジャンカルロの元を
訪れるが、彼はただの遊びだったと彼女を冷たく突き放した。
一人になったクララは人生に絶望し、自殺を決意。
彼女が多量の睡眠薬を飲んでいるその頃、ビーチでは
ジャンカルロと友人達がゴーゴーを踊って、時の経つのを忘れて
青春を楽しんでいた・・・。

 

「SEX・黒/白」(69)
ATRACTION
イタリア映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年9月(配給:コロムビア)/ ビデオ(未発売?)
監督:ティント・ブラス
出演:
アニータ・サンダース/テリー・カーター

●「カリギュラ」のT・ブラス監督のエロティック映画。
配給はコロムビア?!この時期って何でもアリだったんスね〜。

 

「闇のバイブル/聖少女の詩」(69〜70)
Valerie and a Her Week of Wonder

チェコスロバキア映画/カラー・77分/
日本劇場未公開/ ビデオ(パック・イン)
監督・脚本:ヤミロール・イレシュ
音楽:ヤン・クルサーク

出演:ヤロスラバ・シャレロバ/ヘレナ・アニェゾバ

●13歳になり初潮を迎えた少女の目を通して、セックスへの憧れや、
性欲の目覚めを詩的に描くファンタスティック系思春期シネマ。
確固たるストーリーがないまま、イメージが連鎖する作りは
好き嫌いがハッキリと別れそうな内容だが、光を受けて輝く透き通る水や、
燃え上がる炎、羽毛を散らし飛び交う鳥、そして白いデイジーの花などを
幻想的に織り込んだ、凝った作りの画面は大変印象的な仕上がり。

司祭の父と尼僧だった母を亡くし、青白い顔の叔母と共に暮らす
多感な少女バレリー(エ)。彼女が胸に抱く肉欲への恐れは、
時に吸血鬼や悪魔などの姿を借りて少女をオカルト世界へ迷い込ませ、
同時に抗しがたい異性への好奇心が、彼女の表情に浮かぶ
ミステリアスな微笑みとなって日常の中に見え隠れする。
突然現れてバレリーエの首筋に噛みつこうとする美しい従姉妹エルザ、
蜘蛛の巣に覆われた地下室の棺に眠る女吸血鬼、そして少女を愛する
優しい義兄弟オルリーク・・・やがて町をペストが襲い、様々な形で死が
人々の背後に忍び寄ってくる。甦った父親に血を吸われ、吸血鬼一味の
仲間になったバレリーエは、町民に追われ火あぶりの刑に処せられるが・・・。

全編に流れ続ける甘いオルゴール音楽と宗教歌風のコーラスにのせて、
奇妙にループしていく場面、誰が吸血鬼で、生きているのは
誰なのかすら判断できない混沌とした展開。現実と虚構の境界を取り払い、
バレリーエは色づく草むらへと消え、後には少女の眠るベッドだけが残される。
イタリアでもフランスでも、スペインでもない、独特のヨーロッパ映画
テイストに溢れた、一瞬の悪夢のごとき未発掘の異色作(誉めすぎ?)。

監督は死刑を待つ少女の心情を生々しく描いた「マルシカの金曜日」(72)が
日本で劇場公開されているヤミロール・イレッシュ。
隠れたカルトかと思いきや、レダンプションでビデオになってました。さすが。

 

「先天性欲情魔」(70)
Fuego
アルゼンチン映画/シファ・プロ/カラー・85分/
日本劇場公開年月(配給:MGM)/ ビデオ(セレクトイマージュ)
製作・監督・脚本:アルマンド・ボー
撮影:リカルド・ヨウニス
編集:ラザリーノ・カルペッティ
音楽:フンベルト・ウブリアコ/アルマンド・ボー
出演:イザベラ・サルリ(ラウラ)/アルマンド・ボー(カルロス)/
アルバ・ムーヒカ(アンドレア)/ロベルト・アイラルディ(ザラザール医師)

●「女体蟻地獄」のミス・アルゼンチン、I・サルリを主演に
「裸の誘惑」のアルマンド・ボーが製作・監督・脚本を担当した
恋愛ドラマ。邦題は凄いが原題は「情熱」という意味。
内容も心と肉体が一致しない新妻の悲劇を描いたもの。

<1970年>

「恍惚地獄」(70)
HEAVEN AND HELL
ノルウェー=スウェーデン合作映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年6月(配給:東京第一)/ ビデオ(未発売?)
監督:オイヴィント・ヴェネロート
出演:
ジグリット・フーン/リッレビョルン・ニールセン

「セクシカ」(70)
KARLA
アメリカ映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年12月(配給:セレクト)/ ビデオ(未発売?)
監督:ジョー・サルノ
出演:
スーザン・トーマス/ベティー・ホワイトマン

「新・アニマル」(70)
THE SCAVENGERS
アメリカ映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年5月(配給:NCC)/ ビデオ(未発売?)
監督:R・L・フロスト

出演:マリア・リース/ローダ・スペイン


「好色世界童話集」(70)
GRIMMS MÄRCHEN VON LÜSTERNEN PÄRCHEN
西ドイツ映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年7月(配給:東京第一)/ ビデオ(未発売?)
監督:ロルフ・ティーレ
出演:マリー・リリエダール/イングリット・ファン・ベルゲン


●フランコの「悪徳の快楽」(69)に出ていた
M・リリエダール主演のエロティック映画。
題名から察するにエッチなグリム童話ということか?

 

「愛撫するポイント」(70)
SINTHIA
アメリカ映画/カラー・70分/
日本劇場公開(配給:セレクト映配)/ 日本版ビデオあり

製作:ジェントルマン@
監督:ジェントルマンA[レイ・デニス・ステックラー]
脚本:ボニー・リー
撮影:スタン・スラート(ビル・コアーズ?)
出演:バーバラ・キャロン/ロバート・コール
マイ・リン/ブリジット

●永遠のダメ映画監督 in 60's として知られる
D・ステックラーが変名で撮り上げたビザールポーノ。
全洋画なんかでは監督名がジェントルマン二世となっていて、
その正体を巡って一時期、内輪で様々な憶測が飛び交ったのも
今となっては楽しい思い出。製作者がジェントルマンT、
監督がジェントルマンUってことは、単なるナンバリングなのでは?

ついでに日本で公開&ひっそりビデオ発売されたプリントは
オリジナルを再編集された?シロモノらしい。
中身を見る限り、オリジナルの宣伝文にあるオカルト映画、
という雰囲気は感じられないからだ。

美しい女性シンシア(B・キャロン)が車で衝突事故を起こす。
物語はそこから過去に遡り、彼女がどうして無謀な行動に
走ったのかが明かされていく。
シンシアの夫スティーヴン(R・コール)は多忙と偽り、
中国人秘書のスー・アン(M・リン)との情事に溺れていた。
一人でする留守番の寂しさを紛らわせてくれたのは
親友のベリンダ(ブリジット)だったが、遂にシンシアは
夫の不貞を知り、錯乱の末、車で町に飛び出したのだった
(なんだ、その程度のオチかよ・・・死)。

映画雑誌の紹介文には水中カメラで捉えた
大胆なセックス場面がウリ、とある。
←売られまくる水中シーン。
この時代の映画って、そんなのばっかり。

「残酷!女刑罰史(「地獄の魔女狩り」(V))」(70)
MARK OF THE DEVIL
西ドイツ映画/カラー・91分/
日本劇場公開70年12月/ ビデオ(東宝)

製作:エイドリアン・ホーヴェン
監督:マイケル・アームストロング
原案・脚本:セルジョ・カステネール/ペーレイ・パーカー
撮影:エルンスト・W・カリンケ
音楽:ミヒャエル・ホルム
出演:ハーバート・ロム(カンバーランド)/ウド・キアー(クリスチャン)/
レジー・ナルダー(アルバーノ)/オルヴェラ・ヴコー(ヴァネッサ)/
ハーバート・フックス(ジェフ)/マイケル・マイエン(若い男爵)/
ギャビー・フックス(舌を抜かれる若い女)

●コレは説明不要でしょう?当時のドイツ映画はポルノ物の
製作も盛んで、その新機軸として発表されたのが残酷路線のこの映画。
中世ヨーロッパの魔女狩りを主題に、焼きゴテ責め、火あぶり、
ペンチでの舌抜き、断首処刑など目を覆うような残虐描写のオンパレード。
当時はそのショッキングな描写に上映禁止となる欧州でも国が続出、
配給締め出し論争にまで発展した問題作。

出演は「エル・シド」の性格俳優ハーバート・ロム、
「サスペリア」のウド・キアー、怪奇俳優レジー・ナルダーらに
グラマラスなオルヴェラ・ヴゴー、「世界好色童話集」の
ギャビー・フックスらが絡む布陣。ウド・キアーの回想によれば
当初の脚本では彼が扮する若者にホモセクシャル的感情を抱いた
カンバーランド卿(H・ロム)が、嫉妬ゆえに彼の恋人を拷問する、
という伏線があったのだとか。
製作者のA・ホーヴェンは「死霊の解体新書」の監督、
カメラは「大虐殺」の大御所E・W・カリンケ、音楽のM・ホルムは
クラシック畑の出身者。この作品のヒットによって制作された
続編(未公開)は「死霊の7人」のエリカ・ブランが主演している。

 

「ワイルド・パーティー」(70)
BEYOND THE VALLEY OF THE DOLLS
アメリカ映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年11月(配給:20世紀FOX)/ ビデオ(未発売)
監督:ラス・メイヤー
出演:
ドーリー・リード/シンシア・マイアーズ/エリカ・ギャヴィン/

●LAに出てきた女の子ロックバンド3人娘が
欲望渦巻くショービズ界で、それぞれに出会いと別れを経験。
常軌を逸脱したワイルドな乱交パーティーの中で起きた
恐るべき猟奇殺人に巻き込まれる。最もラス・メイヤーらしくない
(脚本は別人)ゆえに、ラス・メイヤーの最高傑作(断言)。

「GIORNATA NERA PER L'ARIETE (未)」(70)



「南海のフリーセックス」(70)
BORA BORA
仏=伊=米映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年9月(配給:パラマウント=CIC)/ ビデオ(未発売?)
監督:ウーゴ・リベラトーレ
出演:
エディー・ポリトフ/コンラッド・パーニ

●「火の森」のE・ポリトフと、「美人ダンサー襲撃」のC・パーニ
共演によるセクシー?ドラマ。配給は大手が共同で担当。
やっぱり自信のなさの裏返し??南海の島というのは原題から察するに
「ハリケーン」などの舞台になったボラボラ島のことか?

 

「連続暴行魔」(70)
NIGHT AFTER NIGHT AFTER NIGHT
イギリス映画/カラー・87分/
日本劇場公開71年(配給:NCC)/ ビデオ(未発売?)

製作:ジェームズ・メラー
監督:リュイス・J・フォース
脚本:デイル・アンブラー
出演:
ジャック・メイ(ロマックス判事)/ジュスティーヌ・ロイド
(ヘレナ・ロマックス)/ギルバート・ウィン(ローワン警部)/
リンダ・マーロウ(ジェニー・ローワン)/テリー・スカリー(カーター)/
ドナルド・サンプター(ピート・ラーヴァー)/
ピーター・フォーブス・ロバートソン(パウエル)

●犯罪史にその名を残す切り裂きジャック事件を元に
ポルノ全盛のイギリスを舞台に描く猟奇編。
深夜のロンドンで若い娘がナイフで刺殺された。
彼女は4人目の犠牲者。事件を担当するローワン警部は
殺人現場で黒革の上下を来た男を見たという証言を手がかりに
遊び人のピートを容疑者としてマークする。
ある晩、彼は妻のジェニーと一緒に行ったレストランで、
偶然ロマックス判事と出会う。判事は性犯罪に対して
異常に冷酷な判決を下す人物として有名だった。
殺人は続き、今度は入浴中のジェニーが襲われ、
刃物でメッタ切りにされて惨殺されてしまう。
6人目の犠牲者はストリッパー、7人目は売春婦。
犯行の手口はいずれも同じだった。

ローワン刑事は執念でピートを追いつめ、格闘中にナイフで
刺されそうになったことを決め手に彼を逮捕した。
事件を担当したロマックス判事の対応は例によって冷たかったが、
なぜか裁判中に激しい頭痛を訴え、退廷してしまう。
かねてから判事の異常な行動に気付いていた秘書のカーターが
彼を尾行、自宅の密室で発見したのは黒革の上下と凶器のナイフだった。
ロンドン全市に判事の逮捕指令が下る。その頃判事は8人目の
犠牲者にナイフを突きつけていたが、踏み込んできた警察から逃れて
とある女性のアパートへ侵入する。カツラと口紅、スカーフで
女装した(本作で最高の見どころ)判事は、警察の戒厳令を
かい潜って街中に逃走。おかしな女装姿をからかいにやってきた
チンピラをナイフで切りつける(見どころ、再び)。
判事は自殺を図ろうとするが果たせず、テームズの川縁で
その狂った頭を警察に撃ち抜かれて果てるのだった。

シノプシスを読んで期待したわりに、中身は地味でした。

 

「女体テクニック全集」(70)
L'AMORE, QUESTO SCONSCIUTO

●マックス・ハンターこと、マッシモ・プピロが監督したモンド映画。
カラー、配給は松竹映配。71年8月7日封切り。

色情日記」(70)
JE SUIS UNE NYMPHOMANE
aka:Libido/Forbbidden Passions

●一部で今も人気の高いサンドラ・ジュリアンを
一躍スターにしたフランス製ポルノ映画代表作。
共演はジェス・フランコ映画でお馴染みのジャニーヌ・レノー。
監督はマックス・ベガス。脚本に「インモラル・獲物」のクロード・ミュロ。
ロベール・ルフェーヴルが撮影、音楽はデリー・ハル。
製作はフィルム・デュ・グリフォン。
日本劇場公開71年8月28日。配給はヘラルド映画!

「裸と猟奇の世界」(70)
AMERICA OUR HOME
aka:AMERICA COSI NUDA...COSI VIOLENTA
イタリア映画/カラー・93分
日本劇場公開70年12月(配給:松竹映配)

製作会社:デボン・フィルム
監督・脚本:セルジョ・マルティーノ
撮影:フロリアーノ・トレンケル

●マルティーノがジャーロに移行する寸前に撮り上げた?
エログロ・ドキュメント。中身は未見な
ので何とも言えないが、
公開時のコピーによると「文明大陸の恥部をドキュメントする!
白・黒・黄−初めて暴かれたエロ・グロ・アニマルの
ショッキングな生態の数々!」だそうで・・・。

 

<1971年>

衝撃の夜・女子大生の異常な体験 (TV)」(71)
FRIGHT
【別題】恐怖の子守歌(ビデオ題)
衝撃の夜・誰かが私を・・・(TV別題)

イギリス映画/カラー・87分/日本劇場未公開
(TV放映/ビデオ発売)

製作会社:ファンテール・フィルムズ
製作:ハリー・ファイン/マイケル・スタイル
監督:ピーター・コリンソン
脚本:チューダー・ゲイツ
撮影:イアン・ウィルソン

出演:アイン・バネン/スーザン・ジョ−ジ/
オナー・ブラックマン/ジョン・グレッグソン/
ジョージ・コール/デニス・ウォーターマン

●妻を異常に憎む精神異常者が収容先の病院を脱走、
我が家へ舞い戻るが、そこに居合わせたのは子供と
ベビーシッターの女子大生(S・ジョージ)だった。
「そして誰もいなくなった」の異色派P・コリンソンが撮った
サイコ・サスペンスだが評判はイマイチ。後味も悪いらしい。
お話の展開はF・ウォルストンの「夕暮れにベルが鳴る」を思わせ、
英語圏の国々への、この手の都市伝説系のお話の浸透ぶりが伺える。
祝・海外版DVD発売(予定)!

「獣欲魔」(71)
FIEBRE
アルゼンチン映画/カラー・92分
日本劇場公開(72年9月/配給:COL)

製作会社:SIFAプロ
監督・脚本:アルマンド・ボー
撮影:アメリコ・ホス
音楽:ジョルジュ・レオーネ
出演:イザベル・サルリ/アルマンド・ボー

●「裸の誘惑」(66)、「女体蟻地獄」(58)の
I・サルリが主演したポルノ映画。

色情狂ライフル魔」(71)
ZERO IN AND SCREAM
アメリカ映画/カラー・78分/
日本劇場公開(配給:グローバルフィルム)/ ビデオ未発売?

製作:カール・アダムズ
監督:レス・エーマン
脚本:ハワード・エディング
原案:K・C・スミス
撮影:リー・フロスト
出演:ダワナ・ラエ/マイケル・スターンズ/
エドワード・フランク/キャシー・ホートン/
ジョン・マクブライド/ジョン・メドフォード/ドナ・ヤング

●映画秘宝系で取り上げられ、すっかりお馴染みになった猟奇ポーノ。
セックス中の男女を狙って狙撃するライフル魔の凶行を描く。

林で情事に及ぶ男女を射殺したマイク(M・スターンズ)は
逞しい体を持っていながら不能者で、友人もおらず
頼りにするのは一丁のライフルだけ(淋しすぎ)。
ある晩、ヌードバーに出かけた彼は、ブロンドのグラマー美人
スーザン(D・ラエ)に一目惚れしてしまう。
彼女に誘われるまま訪れたプールで、乱交に興じる男女を見た時、
再びインポに陥ってしまう。彼はスーザンからバカにされ、
復讐のため、彼女が女友達とレズっている現場を狙うが・・・。
「照準ゼロ、そして絶叫」ってタイトルは、
いかにも70年代調でナイス。

淋しい主人公役のM・スターンズ。
雑誌に掲載されていた、水中乱交ショットは自粛しました。

 

「吸性魔エリカ」(71)
ERIKA
イタリア映画/カラー・99分/
日本劇場公開71年(配給:松竹映配)/ ビデオ(未発売?)

製作:マルチェロ・ベルガミーニ
監督:ペーター・ラッシュ[フィリッポ・マリア・ラッティ]
原案・脚本:アルド・マルコヴェオッキ
撮影:ローザ・ジロラーモ
音楽:ロベルト・プレガディオ
出演:
パトリツィア・ヴィオッティ(エリカ)/ピエール・ブリス(レナート)/
ベルナルド・ヴリエス(ルカート)/ジュセッペ・フォルティス(ジョヴァンニ)

●セックスなしでは生きられない好色娘エリカが、休暇で訪れた
ある家庭をその豊満な肉体で破滅させてしまうまでを描く。
この映画、何といっても気になるのは主演のP・ヴィオッティ?
彼女は同じP・ラッシュの幻想系オカルトホラー「Night of the Damned」(71)に
出演後、この作品に出た模様。名前がクレジットされている映画は数本だが、
ロザルバ・ネリ、バーバラ・ブーシェが共演したシルヴィオ・アマディオの
ジャーロ映画「Amuck」(72)にも出ている。
兄のレナートに「Night of the Damned」でもヴィオッティと共演した
「甘い暴力」のP・ブリス。

イタリアのシシリー島にある村。西ドイツから母の友人である
ジョヴァンニ(フォルティス)を頼って夏の休暇にやってきた16歳の
娘エリカ(ヴィオッティ)。彼女はプレイガールだった母親似にて
大変な好事家。屋敷に到着して早々、早くもジョヴァンニのみならず
長男のレナート(ブリス)を誘惑し始める。
ある日、都会でピアノの勉強をしている次男のルカ(ヴリエス)が
シシリー島の生家に帰ってきた。
真面目なルカはエリカのアタックに面くらうが、彼女の挑発には極力
乗らないようにしていた。するとエリカは彼を海岸に誘い、全裸になって
漫然と微笑むのだった。
エリカとルカの関係を知ったレナートは、嫉妬心から彼女を無理矢理
強姦してしまい、2人の痴態を目の当たりにしたルカはショックから
手首を切り自殺してしまった。
エリカは強いショックを受け、シシリー島を去るが、本能の命ずるまま
男を求めて都会へと向かうのだった・・・。

 

SEX女王蜂/痴女絶叫」(71)
WILD HONEY
アメリカ映画/カラー・96分/
日本劇場公開72年(配給:グローバルフィルム)/ ビデオ未発売?

製作:リック・ロジャース
監督・脚本:ドン・エドモンズ
撮影:デビッド・ミング=リ=ロウ
音楽:ピーター・ドナルド/歌:レネ・アーマンド
出演:ドナ・ヤング(ワイルド・ハニー)
/キップ・ホイットマン(ニック)/
キャロル・ヒル(娼婦)/アラン・ウォーニック(父)

「色情狂ライフル魔」にも主演したドナ・ヤングの変態ポルノ映画。
彼女は監督エドモンズ(「イルザ」シリーズでお馴染み)のGFで、
撮影当時は新興宗教に凝っていた。本作の撮影期間は半年、
およそ百万ドルをかけてアメリカ7州をキャラバンロケしたという。
田舎で悶々とする18歳の淫乱娘ハニーが、男を求めて向かった
ハリウッドで娼婦に仕立てられ、最後には黒魔術の生贄にされる。
LSDのトリップ撮影をウィリアム・カプランJr.が担当、
レネー・アーマンドが歌う主題歌も話題になった。

 

「続・人類の恥部を剥ぐ!」(71)
I SEGRETI DELLE CITTA' PIU' NUDE DEL MONDO
イタリア映画/カラー・?分/
日本劇場公開72年(配給:松竹映配)/ ビデオ未発売
製作:ランベルト・パルミエリ
監督:ダン・ロバート
原案:セルジョ・マルティーノ
ナレーター:小沢栄太郎



●プレスを発見したのでUP!
本文解説の横にウンザリするくらい多量のモンド映画リストが
掲載されてるんだけど、それもいつかココに載せるべき(死)?

 

「感じる」(71)
VON HAUT ZU HAUT
西ドイツ映画/カラー・?分/
日本劇場公開70年11月(配給:NCC)/ ビデオ(未発売?)
監督:ジョン・スコット
出演:
ダグマール・ラッセンダー/ソフィア・カマラ

●「墓地裏の家」の不動産屋、D・ラッセンダー若かかりし頃の1編。
 
写真は同じダグマー主演の「激しい女」。

 

「女子学園/性の暴走」(71)
CRISTIANA,STUDENTESSA DEGLE SCANDALI
イタリア映画/カラー79分/劇場公開72年(配給:日本ヘラルド)
製作:グラッツィアーノ・ファビアーニ
監督・脚本:セルジョ・ヴェルゴンツェリ
撮影:トニーノ・マコッーピ
音楽:カルロ・サヴィーナ
出演:マリッサ・ロンゴ(クリスティアナ)/グレン・サクソン/
(ダビデ・アンドレ教授)/ロッサノ(マッシモ)/パトリシア・リード/
(シモーノ)/アントイヴェッラ・ムルジア

●紛争に明け暮れる学園を舞台に、男女学生の無軌道なセックスの
生態を生々しく暴いたイタリアン・エロス物。
教授側と生徒側の間には深い断絶が続いており、まさに今、
その関係は一触即発。性とは学園風紀を無視して女子寄宿舎で
レズ行為にふけり、バーでLSDを吸いまわし、女2人男1人で
乱交セックスを続けていた。
そんな折り、女子学生闘士のクリスティアナ(M・ロンゴ)と
扮装を解決する為に赴任してきたダビデ・アンドレ教授(G・サクソン)が
激しい恋に落ちた。しかしクリスティアナと彼女のBFマッシモ、
教授とその色情狂の妻がお互いを誘惑し合い、その果てに・・・?

ポスターはこんな感じ。
顔のブレは取り込みの失敗にあらず。


後にナチス物で有名になるマリッサ・ロンゴが主演、
ジョン・フィリップ・ロー主演のカルトホラー「ブラッド・デリリウム(未)」や
「ダイヤモンド・コネクション」を監督したS・ヴェルゴンツェリのエロティック映画。

 

<1972年>

「グレタの性生活」(72)
FOUR DIMENSIONS OF GRETA
イギリス映画/カラー・90分/
日本劇場公開73年5月(配給:現代映画)/ビデオ未発売
←Ultra Cool!な劇場パンフ。かわうそさん、サンクス!
《公開時コピー》
遂にやってきたステレオ・ポルノの時代
あなたの愛撫で激しく悶える…18才の金髪処女! 
燃える花芯がズバリとび出す立体ポルノ3−Dの世界!


製作会社:シネ・リンゲル
監督:ピート・ウォーカー
脚本:マレー・スミス
撮影:ピーター・シンクレア
音楽:ハリー・サウス

出演:レーナ・スクーグ(グレタ/ローズマリー?)/トリスタン・ロジャース

(ハンス・ワイマー)/ロビン・アスクウィズ(ロジャー)/
カレン・ボイヤー(スー)/アラン・カーティス(ロジャーズ)/
ケネス・ヘンデル(パーシー)/ジョン・クライヴ(フィル)/
マーティン・ワイデック/ニック・ザラン(ジョニー・マルティーズ)/
ゴッドフリー・ケントン(グルーバー)/パール・ハックネイ(グルーバー夫人)/
エリカ・ラファエル(カリン)/エリザベス・ブラドレイ/
フェリシティ・デヴァンシア(セレナ)/ジェーン・カラデュー(キルステン)

●ブリティッシュ・ゴアの巨匠として、最近DVDによる作品の再評価が
進んでいるP・ウォーカーの初期ポルノ作品。
18歳のニンフォマニア少女を主役に、当時のロンドンに氾濫する
性風俗を描いた作品で、彼女のお転婆ぶりを回想する4つのシーンが
3Dの立体映画仕立てになっており、大いに話題を呼んだ。

ベルリンからロンドンにやって来たグレタ(スーグ)は18歳とは思えぬ
妖艶な魅力と、グラマーな肢体を持った少女。彼女を追ってイギリスへ
飛んだ新聞記者ハンス(ロジャーズ)は、グレタの行方を捜し求めるうち、
彼女の驚くべき性の遍歴を知ることになる。ヌードのゴーゴーダンサー、
ストリップ・バー、マッサージ・ガール・・・大都会の裏側で、彼女は
熱い性の衝動に身を任せることで、夜の闇に沈み込んで行く。

主役のグレタに扮したL・スーグは1951年5月6日、スウェーデン生まれ。
北欧生まれのエロティックな魅力で観客を魅了した女優だが、
日本初紹介となったこの映画は実は彼女のキャリアでは後期作に当たる。
スーグは、98年の6月12日にストックホルムで卵巣ガンのために死去。
レナ・スコグ(Lena Skog)という名前でもクレジットされている。

共演者の中に「クイーン・コング」で再注目?されたR・アスクウィズがおり、
グレタとバカップル生活を送る若者役を迷演。
「ホラー・ホスピタル」「どっきりボーイ」シリーズとイギリス映画の
底辺を這い回る彼の、新たな一面がまたしても垣間見えた気がする。

 

第7監房の女囚たち (V)」(72)
WOMEN IN CELL BLOCK 7
DIARIO SEGRETO DI UN CARCERE FEMMINILE
イタリア(=アメリカ合作?)/カラー・88分/スタンダードサイズ
日本劇場未公開/ビデオ(発売元:株式会社スターライト)
TV放映【別題】「イタリア女囚物語・鉄格子の中の愛欲」

製作会社:アングリー・フィルム
製作:ジュリアーノ・アネルッチ
監督:リノ・ディ・シルヴェストロ
撮影:ファウスト・ロッシ
音楽:フランコ・ビクシオ

出演:アニタ・ストリンドベルイ(ヒルダ)/エヴァ・チェメリス
(ダニエラ・ヴィンチ)/オルガ・ビセラ/ロジャー・ブラウン(ウィール)/
マッシモ・セラート(看守)/ジェーン・アヴァリル/ヴァレリア・
ファブリッツィ(ナポリターナ)/ウンベルト・ラオー(弁護士)/
クリスティナ・ガイオーニ(マザー・S)/ガブリエラ・ジョルジェーリ/
エリサ・マイナルディ/パオラ・セナトーレ/ジェニー・タンブリ(ゲルダ)/
バディ・モランティ/フランコ・ファンタジア/アン・キャロル・エデル/
カルロ・ジェンティーニ/ジュリオ・マキュラーニ/ピーノ・マッティ/
ヴァレンティナ・モンカルディーニ/ジャンニ・ペソーラ/
アダ・ポメッティ/パオロ・スケユーサン/ロジータ・トロッシュ/
クラウディオ・ルッフィーニ/ジェーン・アヴリル(ジーザ)

●フルチの「幻想殺人」や、イタリアン・ポゼスト物「夢魔」に出ていた
スウェーデンのグラマー女優、A・ストリンドベルイをメインに、
「肉の蝋人形」ではすっかりババアになっていた「ザ・ビースト
(イカじゃなくて西部劇の方)」のG・ジョルジェーリ、
「食人帝国」「エロティック・ゲーム」のP・セナトーレ、
「ザ・サイキック」「秘められた好奇心」のJ・タンブリ、
「女戦士ゼナベル」のE・マイナルディ、「クリスタルマン(未)」
「サファリ・ラリー」のO・ビセラ、「禁断のインモラル」のV・ファブリッツィら、
豪華で(ちょっと訳知りの)トラッシュ映画女優陣の共演が楽しい1本。
もちろん男優も充実?ジャンルでお馴染みのU・ラオーや
M・セラートに加え、ベテランのR・ブラウンの顔も見える。

題名だけ聞くと女囚物のようだが、実際の印象は女囚物っぽい
場面を含んだクライム・アクションという感じ。
(こう書くと面白そうだが、結局はチグハグな中身ということです。)

裏切りによって取引に失敗したマフィア一味が報復を開始。
しかし組織を裏切ったスナイパーが事故死するのと同時に麻薬が消え、
車に同乗していて助かったGFの少女から麻薬の在処を聞き出す為、
彼女は無実の罪で投獄された。時を同じくして、やはり裏切り者と
疑われたマフィアのボスは、自らの潔白を示そうと、
自分の娘ヒルダ(ストリンドベルイ)を監獄に送り込み、情報を集めようとする。
様々な欲望が渦巻く女刑務所内で、遂に耐えられなくなったGFは自殺、
いまわの際に彼女から麻薬の在処を聞き出したヒルダは
父の待つ我が家へ帰ろうとするが・・・。

破綻し切った異様なストーリー、予想を裏切る無情な展開、
ストーリー上不必要なお色気描写と、監督リノ・デ・シルヴェストロの
刻印がシッカリ押された作品。実際のシルヴェストロもかなり
狂った人物らしく、撮影中は苦労が絶えなかったとか。
劇中、感情を全く表さない不気味なストリンドベルイの存在感も凄い。
日本版は悪名高い「ドクターブッチャー」の再編集版を上陸させた
米アクエリアス・リリージング経由のビデオだ。

 

「人妻ポルノ/慢性発情女(めす)」(72)
LES DESAXEES
フランス映画/カラー・99分
日本劇場公開年(配給:グローバル・フィルム)

製作:ウイス・ドゥチュスヌー
監督・脚本:ミシェル・ルモワール
撮影:フィリッペ・テューデレー
音楽:ルイ・デラクール
出演:ジャニーヌ・レノー/クラウディア・コステ/
フランソワ・キャノン/ミシェル・レモーネ/レナ・ネルソン/
ジミー・ホロセー/ジェネヴィエーブ・キャロッティ/

●「色情日記」などで共演しているフランス・ポルノ映画界の
おしどり夫婦、ミシェル・ルモワーヌとジャニーヌ・レノーの監督・出演作。
監督のルモワーヌはかつてジョゼ・ベナゼラフ監督の「濡れた砂丘」等、
数十本のエロティック映画に主演したスター俳優。
妻のレノーは「愛欲のネクロノミコン」「ターヘルアナトミア:死霊の
解体新書」など、ジェス・フランコ関連の作品にも良く顔を出している
特徴あるルックス(ええ、早く言えばゴツイ感じの)のセクシー女優。
パリの社交界を舞台に、妻を愛しながらも女たちを追い求める
中年エリートサラリーマンの姿をバッハ、ビヴァルディのクラシックを
バックに描いている。原題は色情狂の女たち、という意味。

 

「サンドラ・ジュリアン 変態白書」(72)
JE SUIS FRIGIDE...POURQUOI
フランス映画/カラー・97分
劇場公開73年(配給:グローバル・フィルム)

製作・監督・脚本:マックス・ベガス
撮影:ロベール・ル・フェーヴル
出演:サンドラ・ジュリアン(ドニーズ)/
ジョルジ・パスカル(パトリック)

●ヨーロッパのみならず、日本でも人気があったフランスのポルノ女優
サンドラ・ジュリアン(「色情狂の女」「徳川セックス禁止令/色情大名」、
ジャン・ローランの「吸血魔団」にも出演)が、彼女自身の出世作「色情日記」を
監督したマックス・ベガス(「甘い暴力」「快楽の砂」)と再び組んだ作品。
撮影のル・フェーヴルも「色情日記」のカメラマン。
日本では配給権を巡って熾烈な争いが繰り広げられたとか。

海の美しい岸壁に立つ邸宅に出入りする庭師の娘ドニーズ(ジュリアン)は
ある日屋敷のドラ息子パトリック(パスカル)に強姦されてしまった。
そのショックから不感症になってしまったデニーズを心配した父親は
彼女を女子寮に入れるが、同室になった少女がレズで、毎晩彼女の
肉体を愛撫する。
ドニーズは町の小劇場で自作の芝居を演出・主演する青年と知り合うが、
彼とセックスしようとすると、忌まわしい強姦の記憶が甦ってきて
再び不感症に陥ってしまう。青年は当てこすりのように別の女と
彼女の目の前でセックスするのだった。
パリに出たドニーズは旅行社に勤めるが、そこで知り合った女性は
売春組織の元締めで、ドニーズは高級コールガールになって男から男へと
渡り歩く。ドニーズはただ「私は不感症、なぜなの?(原題)」と呟くのだった。

修道女ジュリアの告白:中世尼僧刑罰史 (V)」(72)
LA MONACHE DI SANT'ARCANGELO
THE NUNS OF SANT'ARCANGELO

イタリア映画/カラー・96分/日本劇場未公開/
ビデオ発売
監督:パオロ・ドミニーチ
出演:リュック・メランダ/アン・ヘイウッド/

オルネラ・ムーティ/ミュリエル・カタラ/マルティーヌ・ブロシャール

元モデル出身でアクション映画や「影なき淫獣」等のジャーロに
出演しているイタリア美男子リュック・メランダを巡って、
「二人だけの恋の島」のO・ムッティ、「楡の木の木陰の愛」、
「さよならミス・ワイコフ」(77)のA・ヘイウッドら実力派女優が
火花を散らす愛憎劇を描いた尼僧モノ。
共演のM・ブロシャールは「ラムール<愛>
」(69)や、「女囚監獄(V)」(74)
出ている女優。他に「レディ・ドール2
(V)」(87)や、「ヘンリー・ミラーの
愛した女たち/ミステリアス・ラブ(V)
」(89)などの出演作がある。
この映画は83年製作説アリ(雰囲気的には70年代っぽいが・・・)。


ポランスキーの欲望の館 (V)」(72)
WHAT?
DIARY OF FORBIDDEN DREAMS(再公開題)

伊=仏=西独合作映画/カラー・95分/日本劇場未公開/
ビデオ発売(日本コロムビア)

製作:カルロ・ポンティ
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロマン・ポランスキー/ジェラール・ブラッシュ
撮影:マルチェロ・ガッティ
出演:シドニー・ローム/マルチェロ・マストロヤンニ/
ヒュー・グリフィス/ロマン・ポランスキー/
ロモロ・ヴァリ/グイド・アルベルティ

●鬼才ポランスキー監督の未公開作品。
S・ロームとM・マストロヤンニの主演にポランスキーが絡む、
それだけで見たくなる内容。オリジナル112分あるとか。

 

<1973年>

「衝撃のドキュメント/発禁ポルノの世界」(73)
RIVELAZIONI DI UND PSICHIATRA SUL MONDO PERVERSO DEL SESSO
イタリア映画/カラー・125分(全洋画資料では120分)/
日本劇場公開74年5月(配給:ニューセレクト)/ ビデオ未発売

監督・脚本:ラルフ・ブラウン[レナード・ポルセリ]
撮影:ウーゴ・ブルネッリ
音楽:G・F・レヴェルベリ?/ロモロ・フォルライ
出演:イサルコ・ラヴァイオリ/フランカ・ゴネッラ/
クラウス・キンスキー(?)/ブルーナ・ベアーニ

●レダンプションの日本語版ビデオがリリースされ、
そのあまりの異常な内容に、若いホラー映画ファンの間でも
話題沸騰の「イザベルの呪い」(ウソ)で知られるR・ポルセリ監督。
60年代には「吸血鬼と踊り子」などのホラーを発表した彼は、
70年代に入って突然発狂したように、この種の映画を撮り始めた。
この映画もポルノの形を取っているが、内容はある大学の法医学
ゼミナールに出席した学生に、教授が犯罪史上・精神病研究史上で
有名な変態性欲を実例つきで説明するという狂ったストーリー。

もちろん具体例もマッドで、幼児を誘拐して焼き殺したトーマス神父、
犬のように首輪をはめて貰い、娼婦になぶられることで興奮する
ユル・ルビヒト、巨根ゆえに満足なセックスが出来ず、娼婦を次々殺す
ハンス・ヤコブス、妻から半陰陽であることを初夜に告げられる男など盛り沢山。
教授からの宿題を貰った学生たちは街へ赴き、サドマゾやホモ、
フェティズム、死体愛好症など、色々な実例を体験し(笑)、
その成果として、映画は一つの結論を出す。

2時間の長尺(ビデオは約90分版)、ポルセリ映画の常連I・ラヴァイエリ、
「女子学生体験授業」のF・ゴネッラ、そしてC・キンスキー?の
共演も見もの(キンスキーなら、どの変態役でも大丈夫!)。
映画は未見だが、この写真を見れば、出来は容易に想像が・・・
絶対ヘン(笑)

 

「ポルノ捜査局 シャロン・ケリー」(73)
A SCREAM IN THE STREETS
アメリカ映画/カラー・96分(全洋画資料では:90分)/
日本劇場公開74年4月(配給:東映洋画)/ ビデオ未発売

製作:ボックスオフィス・インターナショナル・フィルム
監督:カール・マルソン
脚本:エリック・ノーダン
撮影:ジャック・ベケット
出演:シャロン・ケリー(シャロン)/ジョン・カーパトリック(エド)/
フランク・バナモン(ボッブ)

●70年の「Teenage Bride」で銀幕に登場し、同年の(公開は73年だが)
「秘密ポルノ放送局ダーティー・サリー」で日本に紹介されたS・ケリー。
日本にも数度来日し、最近はコリーン・ブレナンという別名で活躍する
彼女が暴力の世界に身を投じるバイオレンス・ポルノ
(つーほどの見せ場はなさそうだけど:写真参照↓)。

 
噂の女装殺人魔と犠牲者

ロスのマッサージ・サロンで若いマッサージ嬢が暴行された。
初老の変態男が彼女を鞭で痛めつけたのだ。警察の捜査局で
無線連絡を担当しているシャロンは、この報せをキャッチ。
覆面パトカーで巡回中の警官エドとボッブのコンビに現場へ急ぐよう
連絡するが、犯人は逃げ去った後だった。
逃走する覗きマニアを追い、崖から自滅転落させるダーティーな
捜査を続けるエドとボッブは、数年前に愛する妻を何者かに強姦されて以来、
性犯罪者に激しい憎悪を抱き、容赦のない捜査を続けていたが、
若い女を装って犯行を重ねる女装殺人鬼と格闘した際に、背中を刺されて死亡。
彼らの死など、なかったことのように、その後も続発する猟奇犯罪を
逐一報告処理しながら、若い警官との情事にも余念がないシャロンだった。
(・・・ってお話を希望。)
 
典型的なヤンキーギャルのシャロン。

 

「獣欲魔地獄責め」(73)
FURIA INFERNAL
アルゼンチン映画/カラー・103分/
日本劇場公開(74年2月/配給:COL)

製作会社:SIFAプロ
監督・脚本:アルマンド・ボー
撮影:アメリコ・ホス
音楽:アラン・デブレー
出演:イザベル・サルリ/ホアン・ホセ・ミゲス/
ホルヘ・バレイロ/ウーゴ・ムジカ/マリオン・カサド/
ロベルト・ランダース/パンチョ・ヒメネス/
R・カサッティ/ヴィクター・ボー

●A・ボー監督&58年のミス・ユニバース入選者である
グラマー女優 I・サルリ主演のポルノ映画。

 

「水中悶絶狂乱」(73)
INTIMIDADES DE UNA PROSTITUTA
アルゼンチン映画/カラー・97分/
日本劇場公開(74年2月/配給COL)/
ビデオ発売(ヴィー・シー・エー)

製作会社:SIFAプロ
監督・脚本:アルマンド・ボー
撮影:アメリコ・ホス
音楽:エドアルド・フランコ/カチョ・バルデス
出演:イザベル・サルリ/ホルヘ・バレイロ

●貧しい家族の為に娼婦となって身を落としていく美女マリア。
甘いセックスの裏側、泥沼の生活から救い出してくれた
男性との愛の行為。水中セックスの迫力をテーマにしたサルリの代表作。

 

「痴漢ドワーフ」(73)
THE SINFUL MAKER(DOWAF)
アメリカ映画/カラー・92分/
日本劇場公開(配給NCC)/ビデオ未発売

製作:ニコラス・ポール
監督:ヴィダル・ラスキー
脚本:ウィリアム・メイヨ
出演:アン・スパロウ/トニー・イーデス/
クララ・ケラー/トルベン!

←右が噂の罪な小びと。

●映画秘宝系の読者の方にはもう、好きで好きでたまらない
俺さまラヴリーって感じのエヴァグリ映画(イヤミ書きすぎ)?

古い下宿屋を営む女主人と、身長3フィートの小人のところへ
若い新婚夫婦が寄宿してきた。殺風景な部屋で甘い生活を始める2人に
注がれる不気味な視線。新妻は気味悪い小人を嫌がったが、
金銭的な余裕がないという夫の説得に折れた。

しかしその晩から、風の音に紛れて怪しげなうめき声が。
夫の留守中に下宿屋内を探索した新妻は、遂に屋根裏部屋で
目を覆う地獄絵図と遭遇。なんとそこには小人に捕らわれて、
拷問を受ける若い娘たちがわんさ(希望)と監禁されていた。
小人は彼女達を痛めつけ、売春を強要していたのだった。

確かにねー面白いけどねーなんか余り騒がれるとねー。
ドワーフは痴漢でもないけど、確かにシンフルだよねー。

 

「痴情の舌」(73)
THE "AU PAIR" GIRLS
イギリス映画/カラー・90分/
日本劇場公開(東京第一フィルム)/ビデオ未発売

製作:グイド・コーエン
監督・脚本:ヴァル・ゲスト
脚本:デイヴィッド・アドノポズ
撮影:ジョン・ウィルコックス
出演:ガブリエレ・ドレーク/アストリッド・フランク/
ナンシー・ウェート/メメ・レイ/スティーヴ・パターソン

●当時、ヨーロッパで流行していたオーペア(Au Pair:
英仏混成の造語らしい)と呼ばれる若い娘の行儀見習修行
(っていうか、要するにホームステイ?)を題材にしたポーノ。
監督が「カジノロワイヤル」や「スパイがいっぱい」の
ヴァル・ゲストというところが妙にキャッチーな1本。

こんな具合。キャッチー?

ロンドン空港に到着した旅客機から降りてきた4人の美女。
ドイツから来たクリスタ(ナンシー・ウェート)、
中国出身のナン・リー(ご存知「秘密指令S」のメメ・レイ)、
スウェーデンのアニタ(TVの脚本家もしていたという
才女?アストリッド・フランク)、そしてデンマークの
ランディ(ガブリエル・ドレーク)。

彼女達はオ・ペア・ガールズ(原題)と名乗って、
趣味と実益を兼ねてイギリス留学にやってきたのだ。
まずアニータはハワード家に住みついたが、夜遊びしすぎて
追い出され、社長秘書となったランディも彼の息子との情事が
バレて仕事をクビに。音楽家の卵でウブなルパートと同棲し、
彼に愛の手ほどきをしたナン・リー、流行歌手と初Hした
クリスタらも、結局は職業斡旋所で他の2人と皮肉な再会を。
だが、彼女らにアラビア貴族の侍女という仕事が見つかり、
4人ははりきって出かけるのだった。

 

「性臭めすカマキリ」(73)
LES CHIENNES
フランス映画/カラー・95分/
日本劇場公開74年7月(配給:ミリオン/ビデオ未発売)
[別題]「尻軽女」(JSB放映題名)

製作会社:ROCプロ
製作:ルイ・デュシェーヌ
監督・脚本:ミシェル・ルモワーヌ
撮影:フィリップ・トディエール
音楽:ギイ・ボネ

出演:ジャニーヌ・レイノー(ヴィリアン)/ミシェル・ルモワーヌ(エリック)/
ナタリー・ゼジェル(テッサ)/フランソワーズ・ダミアン(アンヌ)/
マリ=ヘレーネ・レジーネ(ジョエル)

●「人妻ポルノ/慢性発情女(めす)」、「欲情する女たち」の監督
M・ルモワーヌ(役者でもある)と、J・レイノーの夫婦コンビによる
夫婦関係円満ポルノ。原題は「雌犬たち」という意味(そのまんま)。

フランス郊外に建つ館に住む女主人ヴィリアン(レイノー)は
男娼のエリック(ルモワーヌ)が気に入らず、チェンジを申し付ける。
これに腹を立てたエリックは深夜、ヴィリアンの寝室に忍び込み、
彼女を縛り付けると、おもむろに抱いた(笑)。
以来、エリックが気に入ったヴィリアンは彼を館に住まわせ、
夜の相手をさせる毎日。そんなある日、ヴィリアンの妹である
テッサが学校から帰ってきた。好奇心の強いテッサはエリックに言い寄り、
離れの小屋でセックスに及ぶ。それを目撃した門番は全てを
ヴィリアンにチクり、激怒した彼女は門番にエリックを殺すように命じるが・・・。

<1974年>

暴行列車(血のコンパートメント:女たちの深夜特急)」(74)
NIGHT TRAIN MURDERS
aka:L'ULTIMO TRENO DELLA NOTTE/VIOLENZA SULL' ULTIMO/
TRENO DELLA NOTTE:NIGHT TRAIN/
THE NEW HOUSE ON THE LEFT/DER LETZTE ZUG IN DER NACHT
仏=スペイン=伊?合作映画/カラー・87分/ヴィスタサイズ
日本劇場未公開(ビデオ発売:東芝映像ソフト)

ア・ユーロピアン・インク・プロ
製作総指揮:ピーノ・ブリッキ/パオロ・インファシェッティ
監督:アルド・ラドー
撮影:ガボーニ・ポーガニー
編集:アルベルト・ガリッティ
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演:マーシャ・メリル(列車の女)/フラヴィオ・ブッチ
(ブラッキー:フースト)/ジャンフランコ・デ・グラッシ(チャーリー・グラッソ)/
エンリコ・マリア・サレルーノ(父)/マリーナ・ベルティ/フランコ・ファブリッツィ/
アイリーン・ミラクル(マーガレット)/ラウラ・ダンジェロ(リーザ)/
(以下クレジットなし)
ダニエレ・ドゥブリーノ/ダリラ・ディ・ラッツァーロ(看護婦)/
フランチェスコ・ダッダ/ジャンニ・ディ・ベネデット

●W・クレイヴンが発表した「鮮血の美学」のヒットにより、
イタリアで製作されたリップオフ作品の1本。
この作品とよく似た題名でフェルナンド・バルディが撮った
「Terror Express」という作品もある。そちらの主演は
R・デオダートの元奥さんシルヴィア・ディオニッシーオと
「人喰族」のゾラ・ケローヴァ、初期のアルジェント映画に
良く出ていたW・ポチェイスら。音楽はE・モリコーネ。


「インフェルノ」では清純派で売り出し直したI・ミラクルの
生着替えを覗く中年男(お約束:左)と、
ちょっとハメ外し過ぎのM・メリル(ゴダール女優)。


クリスマスの町でサンタを殴り倒し、財布を奪った
チンピラ2人組グラッッソとフースト(デ・グラッシとブッチ)。
麻薬中毒の彼らは、賑わう町を徘徊。目の前を歩いていた
金持ち婦人に襲いかかり、彼女の毛皮を切り裂く。
その場に居合わせた警官に追われ、逃げ道を探す彼らは
駅の人ごみに紛れて長距離列車に乗り込む。

同じ列車には家族の待つイタリアへ帰省する
15歳の女学生リーザ(ダンジェロ)と、彼女の友人で、
ドイツ娘のマーガレット(ミラクル)が乗り合わせていた。
好奇心旺盛な彼女たちは、チンピラ二人の誘いに乗った為に
彼らと謎のサディスト女(メリル)によって、
散々いたぶられた挙げ句、リーザは股間をナイフで突き刺され、
マーガレットは列車から飛び降りて無惨な死を遂げた。

次第に迫る警察の追跡を振り切るため、とある駅で降りた逃走犯らは
偶然にも死んだ娘の両親が住む家に招かれ、娘の死の真相を知った
親たちに復讐されて、惨い最期を迎える。

 

「家庭教師」(74)

 LA COSA BUFFA
伊=仏合作映画/カラー・103分/ヴィスタサイズ
日本劇場公開(東京第一フィルム)/ビデオ発売

ユーロ・インターナショナル・フィルム(ローマ)=
カルトン・フィルム・エキスポルト(パリ)
製作:ジョヴァンニ・ベルトルッチ
監督:アルド・ラドー
原作:ジュセッペ・ベルト
脚本:アルド・ラドー/ジュセッペ・ベルト
撮影:ジュセッペ・ランチ
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演:ジャンニ・モランティ(アントニオ)/オッタヴィア・ピッコロ
(マリア)/アンジェラ・グッドウィン(マリアの母親)/
ドミニク・ダレル(マリカ)

●「暴行列車」のA・ラドーが撮った純愛青春映画。
しかしこれ、エロティック物に分類しちゃってイイの(自問)?
身分違いの許されぬ恋に落ちるのは「わが青春のフローレンス」の
青春スターO・ピッコロと、元はカンツォーネ歌手だったG・モランティ。
G・モランティはK・スパークの「太陽の下の18歳」の主題歌を
歌っていた過去もある青年歌手。
2人の仲を裂く母親役で「炎のいけにえ」「エデンの園(これも母親)」の
A・グッドウィン。恋に失望したモランティが行きずりの快楽を
共にするプレイガール役に「処女の生血」のD・ダレル。
音楽は御大E・モリコーネ。美しい旋律の主題歌はイタリア物で
お馴染みのセブンシーズ・レコードからサントラ盤がリリースされていた。

大学に入ったものの、貧乏でアルバイトに精を出している
アントニオ(モランティ)は、ある日レストランで出会った
愛らしい少女マリア(ピッコロ)とデートの約束を取り付けた。
生憎その日は大雨。しかし約束の時間に遅れてきたマリアは
家の監視が厳しいことをアントニオに告げ、短いキスをして別れた。
大富豪の娘であるマリアの母親(グッドウィン)は、苦学生の
アントニオが娘をたぶらかそうとしているのではないかと疑い、
家に遊びに来た彼に冷たい態度を取る。
身分の違いを実感したアントニオは、せめて学業に専念しようとするが
セックスに興味を感じ始めたマリアの悪意のない誘惑に
すっかり気持ちをかき乱されていた。
そんな時、偶然町でハンガリー生まれの美女マリカ(ダレル)と
知り合ったアントニオは、大人の魅力を振りまく彼女と
付き合うことで、マリアとのかなわぬ恋を忘れようとしていた。
やがてマリアとの恋は成就せずに終わり、マリカとのつき合いも
残酷な結末を迎えた。こうして人生の経験を踏んだアントニオは
大人への階段をまた1歩登ったのだった。

 

新・青い経験/禁じられた性の戯れ (V)」(74〜75)
INNOCENCE AND DESIRE
aka:GRAZIE NONNA/INNOCENZA E TURBAMENTO
【別題】青い経験:スクール・ティーチャー(ビデオ題)
イタリア映画/カラー・92分/日本劇場未公開(ビデオ発売)

監督:マッシモ・ダラマーノ
出演:エドウィージュ・フェネシュ/ヴィットリオ・カプリオーリ/

●マッシモ・ダラマーノが撮った性春物。
父親が再婚した美しい若妻(E・フェネシュ)が新しい母親になった
ウブな少年。父親の言いつけで規律の厳しい神学校に通い、
性欲を罪と教え込まれた彼が、彼女の手ほどきを受けて
一人前の青年に成長していくまで。
イタリアを代表する国民的グラマー女優フェネシュの魅力が
一番の見どころ。老いてなお盛んな青年の祖父がイイ味わい。

 

ナチ女収容所/悪魔の生体実験」(74)
ILSA, SHE WOLF OF THE SS
【別題】ナチ女収容所/悪魔の生体実験/
完全オリジナルヘア解禁版(ビデオ・新)

アメリカ=カナダ合作/カラー・90分/日本劇場公開75年8月
(配給:グローバル)/ビデオ(徳間ジャパン:旧/ファミリー:新)

製作会社:アエタス・フィルム・プロ
製作:ハーマン・トレーガー
監督:ドン・エドモンズ
脚本:ジョナ・ロイストン
撮影:グレン・ローランド

出演:ダイアン・ソーン/グレッグ・ノフ/
シャロン・ケリー/トニー・マモロ/
マリア・マークス/ニコール・リデル

●拷問映画の代名詞、ダイアン・ソーン主演のイルザ・シリーズの第1作め。
ヒドイ!惨い!とか言いながら、結局面白いから見てるのよね。
最近はまとめ売りされている3作の中では、これが一番マトモな作り。
監督はキワモノには鼻の利くD・エドモンズ。S・ケリーも出てます。

 

マルキド・サドのジュスティーヌ」(74)
MARQUIS DE SADE'S JUSTINE
aka:DEADLY SUNCTUARY
←監督は<俊英>ジェス・フランコ(笑)。

西ドイツ=イタリア合作/カラー・113分
日本劇場公開(69年10月/ビデオ・LD:NECアヴェニュー)

監督:ジェス・フランコ
原作:マルキ・ド・サド
脚本:ペーター・ウェルバック
撮影:マヌエル・メリノ
音楽:ブルーノ・ニコライ

出演:ロミナ・パワー(ジュスティーヌ)/ジャック・パランス(修道院長)/
クラウス・キンスキー(マルキ・ド・サド)/マリア・ローム(ジュリエット)/
マーセデス・マッケンブリッジ(マダム・デュポン)/
ローズマリー・デクスター(クローディーヌ)/ロザルバ・ネリ(修道院の女)/
シルヴァ・コシナ(バルサック夫人)/ホルスト・フランク(バルサック)/

●ジェス・フランコ版道徳絵巻。SM的イメージが強いフランコが、
サドマゾ小説の古典を映像化した故に色々と言われる作品だが、
実際に見てみればお分かりのように、ラストで印象に残るのは
ガード下のオデン屋で酔っ払いから人生を諭されたような
奇妙な悟り感覚(誉め言葉)。美男俳優タイロン・パワーの遺児、
ロミナ(妹のタリンはオッソーリオの「シーサーペント」なんかにも
出ちゃう困ったチャン系)が主役のジュスティーヌに扮し、
ヌードも厭わない大胆な熱演で当時話題を呼んだとか。
姉ジュリエットを製作者ハリー・タワーズの妻で、フランコ映画の常連
M・ロームが濃厚なお色気で好演、他にも薔薇風呂の入浴を見せる
S・コシナ、修道院シーンで頑張るR・ネリら、ユーロ・ファンなら
避けて通れない豪華なキャスト達が惜しげもなく現れては消える演出も
無情感満点だ。(顔ぶれが「99 Donne」と似ているのが気になるが:笑)

 

「異常性欲アニタ」(74)
ANITA
スウェーデン(=フランス合作?)/カラー・90分/
日本劇場公開76年3月(配給:グローバル/ビデオ未発売)

製作会社:スウェディッシュ・フィルム=アルファ・フランス
製作:ウルフ・ワリウス
監督・脚本:トーグニー・ウィックマン
撮影:ハンス・ディトマー
音楽:レナート・フォルス

出演:クリスティーナ・リンドベルイ(アニタ)/ステラン・スカルスガルト
(エリック)/ミッシェル・ダヴィッド(アニタの父)/ダニエレ・ヴァラミンク
(アニタの母)/エリカ・ウィックマン(アニタの妹)

 池玲子と一緒のは敢えて止めときます。

●池玲子と共演するために来日も果たした(写真)「露出」「情欲」の
知的な?セクシー美女C・リンドベルイが主演したポルノ映画。
16歳の少女アニタは未開発のニンフォマニアック。
街へ出ると衝動を抑えられず、駅のホーム、倉庫、テントの中と
場所を選ばずセックス三昧。街では彼女の名前は有名になってしまった。
仕方なくストックホルムへ出たアニタは、そこでチェロ弾きの青年
エリックと出会う。真実の愛に目覚めた彼女はエリックと2人、
両親にこのことを報告すべく、アニタの実家へと車を走らせる。
しかし屋敷についた恋人達が目撃したもの・・・それは乱交パーティーに
興じるあられもない両親の姿だった。2人は屋敷を後にし、
田園に建つ教会へと車を走らせるのだった。

監督は「アブノーマルSEX」のT・ウイックマン。彼の監督作では
マルチスクリーンを駆使して性行為の尊さを説く一時代前の産物
「愛の言葉」が比較的簡単に中古ビデオで見られる。
共演のD・フレミングは「淫電性悶絶死(この題名、よく考えますな:笑)」に
出ている俳優。アニタの妹役?のE・ウィックマンも監督と苗字が一緒で
微妙に存在が気になる女優さん(奥さんか?)。

 


<1975年>以降はこちら


以下、(不定期ですが更新して)続きます。