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モンド/エロティック映画
1975年〜1980年

70年代後半の洋ピン市場を見渡すと、とにかくエログロ系の
作品が多数見受けられる。当時の資料を紐解くと、この風潮は
既にドン・エドモンズの「SEX女王蜂/痴女絶叫」(71)辺りから
始まったものらしいが、アメリカから「ウォーターパワー」を筆頭に
変態モノが続々と登場、仏国からもピスシーンが話題を呼んだ
「イマージュ」(75)が上陸したことで、日本の市場は一気に
アブノーマル路線へと傾倒していく。

またビスコンティの「地獄へ落ちた勇者ども」(70)を始め、
リリアーナ・カヴァーニの「愛の嵐」(75)や、ティント・ブラスの
「サロン・キティ」(75)がヒット(後に行くほどキワモノ)したことで、
パッケージだけは退廃の匂いを漂わせた、その実中身は
ナチスに弄ばれる女囚の裸オンリーが見せ場の残酷収容所映画が
相次いで発表されることになる。製作年度が微妙に前後するので、
断言するのが躊躇われるが、いち早くフォロアー作品として
放たれたのが74年の「ナチ女収容女/悪魔の生体実験
(監督はエログロの仕掛け人、ドン・エドモンズ。さすが)」。

カナダ出身の爆乳女優ダイアン・ソーンを主演に据えた
エドモンズ監督のイルザ・トリロジーは、76年の
「アラブ女地獄/悪魔のハーレム」、77年の
「シベリア女収容女/悪魔のリンチ集団」と続き、
(題名に偽りアリで、男の思想犯収容所を舞台にした為に
女囚なんて一切登場しない3作目を除けば)シャロン・ケリーや
ラス・メイヤー映画の常連ハジをゲストに迎え、
賑やかな地獄絵図を展開してみせた。

因みにスペインの極悪ディレクター、ジェス・フランコが
ダイアン・ソーンを身受けして
「女体拷問人グレタ」を放つのは
77年のこと。こちらはフランコの共犯者リナ・ロメイが競演。
フランコはナチスという題材から離れても、相変わらず
ライフワークの女囚映画を作り続けている。

一方、短期集中型大量生産が得意なイタリア映画界も
女囚ブームには過敏に反応。愛と悲しみのWIP(Women In Prison)物が
雨後の筍の如く出現した。

60年代から娯楽映画を撮っているマリオ・カイアーノは変名で
「ナチ(秘)女収容所/ゲシュタポ・ハーレム」(76)を監督。
「狼女」のリノ・シルヴェストリが監督した
「悪魔のホロコースト」(77)は、秘部に仕込んだ剃刀で
男根を切断するステキ設定が影響してか日本公開が遅れに遅れ、
82年にようやくラウラ・アントネッリの「毛皮のヴィーナス」と
併映される形で実現した。

虚脱系残酷映画ではチェザーレ・カネヴァッリ監督の
「ゲシュタポ卍収容所」(77/73?)が、めでたく英国で
<お下劣ビデオ>のお墨付きを受けた決定打。同じく
英国の<お下劣ビデオ>認定作が、噂の睾丸抜き取り場面がある
セルジオ・ガローネの
「卍第三帝国/残酷女収容所」(77)。

日本では劇場公開もされた同S・ガローネ監督作の
「ナチ女収容所/続・悪魔の生体実験」(77)は、ビデオ化の際に
「美女集団監禁(卍)ゲシュタポSM収容所」となって登場。
紛らわしいことに、
「続・悪魔の生態実験」というタイトルと解説、
キャスト&スタッフデータを誤って記載した別作品が大映から
リリースされている(資料が混乱した為か、全洋画にはデータなし!)。
それがルイジ・バッツェラの
「The beast in the Heat(原題)」

女囚ビギナーの皆さんは、
ガローネの作品は舌抜きと
ガス室での女囚丸焼き場面がある映画、
バッツェラの方
毛むくじゃらの異常性欲男が出てくる映画と覚えておくと困らない。

バッツェらは他にも
「(秘)ナチス残酷物語/アフリカ拷問収容所」
(76〜77)という、灼熱のアフリカを舞台にしながら
徹底的にお寒い内容の女囚映画を監督している。
好きなあなたはこちらも要チェキ。

ノンジャンル監督のブルーノ・マッティ作品だって忘れるべからず。
血まみれ描写を前面に出した
「ゲシュタポ卍第5収容所/
女体セックス実験」
(76)は劇場公開題名を冠した旧ビデオと、
再発時のビデオ別題
「フルメタル・プリズン」を持つ、
ややこしい女囚セクスプロイテーション。

こちらも他人様に説明する場合は題名が混乱して分かり難いので、
ズバリ原題の
「WOMAN'S PRISON 119」を出しちゃった方が
早いかもしれない。当然ながら多作監督のマッティには
「ナチ(秘)女体飼育館・ゲシュタポ慰安部隊」(77)なる
女囚作品もある(ビデオは余り見かけないが)。

ビデオの本数が少なめ、といえば
「ゲシュタポ/背徳の嵐」(77)も同様。
これが粗悪品ブランドのユーロシネ製作になると、
中古での入手は容易だが作品の出来はググッと数ランク落ちる。

フランコ映画でお馴染みのモニカ・スウィンが主演した
「ナチ第3帝国/悪魔の拷問列車(V)」(77)、
マリサ・ロンゴ(女王様)か、パトリシア・ゴリ(奴隷)の
どちらかを主演に使って送り出した
「ゲシュタポ卍女囚拷問/暗黒の大脱走」(78)」
「(秘)ナチ強制収容所/白い生贄」(78)もエクスプロイテーションの鑑。

同じくユーロシネの
「地獄行き最終便/ゲシュタポ超特急」(79)は
題名通り、まさにイタリアン女囚映画の最終便とも言うべき
ブーム終焉に製作された味噌っかす映画だった。

(すげぇ。ちょっと書くつもりがこんな長文に!笑)


<1975年>

イマージュ」(75)

Thanks to Primon_san For Video tape
L'IMAGE
aka:THE IMAGE/ THE PUNISHMENT OF ANNE
フランス(=アメリカ合作)映画/カラー・90分
日本劇場公開76年3月(配給:ジョイパック)/ビデオ(セレクトイマージュ)

《公開時コピー》
初めて知った陶酔と背徳の世界
男と女がもつれ合い奪い合い 
快楽の園へぬめり込む愛と官能の旋律!
「エマニエル夫人」「O嬢の物語」と並ぶ
フランス発禁文学の最高峰「イマージュ」の完全映画化

製作会社:カタリスト・プロ
製作:マーティー・リチャーズ/ジル・チャンピオン
監督:ラドリー・メツガー

脚本:ジェイク・バーンズ(ジャック・バーネン?)
原作:ジャン・ド・ベルグ(「イマージュ」)
撮影:ルネ・ルフェーブル

音楽:ジョージ・クレイグ

出演:マリー・メンダム(アンヌ/アン)/カール・パーカー(ジャン/ジーン)/
マリリン・ロバーツ(クレア/クレール)

●アレクサンドル・デュマの小説「椿姫」を映画化した「炎」など、
文芸作品へのポルノ的アプローチを得意とするR・メッガーの監督作。
彼はイングマール・ベルイマンの助手を務めた過去も持ち、
「カルメン・ベイビー」や「女と女」などの作品で知られている。
メッガーの演出は洗練されていて、SMをテーマにしつつも
あくまで有閑層の官能ゲーム的なニュアンスで捌いている辺りが
この種のジャンルの始祖にして、エバグリとしての普遍性を持つ所以か。

ダンディーな小説家ジャン(パーカー)はある晩、X家の夜会に招待された。
そこで彼は、何年ぶりかで知人の女流写真家クレール(ロバーツ)と再会、
彼女の専属モデルだというアンヌ(メンダム)を紹介され、
その清廉な美しさに強く心惹かれる。その日から、ジャンはクレール公認で
アンヌとデートを重ねるが、実は彼女はマゾヒズム嗜好の持ち主だった。
クレールとジャンはアンヌの肉体を傷つけ、悪戯に精神を弄び、
やがて3人の倒錯した関係は激しい破局を招くが・・・。

主演のマリー・メンダムは、本作の前後に「セックス・マシーン
」(79)
「セックス・プロ」(77)、「ハード・テクニシャン」(76)
「若妻の欲情
」(75)などの諸作がある人気女優。その全てに
<マリー・メンダム>のという冠詞がついている。
彼女がバラ園でお仕置きとして、ピスを強要される場面は見もの。

他のキャストとして、クレール役には舞台出身のM・ロバーツ、
ジャン役にモデル出身のC・ロバーツが扮している。
日本版ビデオは仏語タイトルの英語音声版。撮影は英語で行われているようだ。

 

「淫婦ジリアン」(75)
NACKED CAME THE STRANGER
アメリカ映画/カラー・85分/ビデオ未発売?
日本劇場公開76年6月(配給:東映洋画)

製作会社:カタリスト・プロ
製作:アラン・ジュンクチャー
監督:ヘンリー・パリス[ラドリー・メッガー]
脚本:ジェイク・バーンズ
撮影:ロバート・ロチェスター
音楽:ジョージ・クレイグ

出演:レヴィ・リチャーズ(ビリー)/
ダービー・ロイド・レインズ(ジリー)/
アラン・マーロー/クリスティナ・ハットン

「イマージュ」(75)で知られるソフトポルノの大家R・メッガーが
初めて手がけたハードコア映画。そのため?クレジットは
変名になっているが、美しい画面作りは紛れもなく彼の仕事。
原作はアメリカでベストセラーとなった官能小説で、
映画も米国で封切られるや、ロングランを記録するヒットになった。

閑静な郊外住宅で幸福な生活を送る人妻のジリアン。
ある日、夫の浮気が発覚し、裏切られたと感じた彼女は
彼に復讐するつもりで自分も浮気することを決意する。
当時、"見知らぬ人が裸でやって来た"と訳された原題、異常に笑える。

 

「ソドムの市」(75)

ナチ女秘密警察:SEX親衛隊(サロン・キティ)」(75)

「愛のエマニュエル
(グッドバイ・エマニュエル:欲望に染まる栗色の肌:V)」
(75)
Emanuelle nera
aka
Black Emanuelle/Emmanuelle in Africa

「L'ESORCICCIO (未)」(75)

「ONDATA DI PIACERE (未)」(75)

「ポルノ超特急/女囚残酷列車」(75)
SEX EXPRESS
イギリス映画/カラー・90分/ビデオ未発売?
日本劇場公開:76年3月/配給:グローバル

製作会社:ブラックウォーター・フィルムズ
監督・脚本:デレク・フォード
撮影:ジェフリー・グローヴァー
音楽:デ・ウォルフ

出演:ヘザー・ディーレー(イモゲン)/ジョフレー・モーガン(生徒)/
ティモシー・ブラックストーン(犠牲者#1)/ジェームズ・リスター(吸血鬼)

●「狂ったメス」の脚本を書き、「夫婦交換」などの
エロティック映画を監督したD・フォードが放つ異色作。
このテの映画で良く出てくる"残酷指導"に
クレジットされているのはアラン・セルウィン。

リバプール行きの列車がロンドン駅を発った。
列車には女警察官に伴われたイモゲン(H・ディーレー)が
乗っており、はだけたシャツからのぞく彼女の豊かな胸元は、
乗客の男達の視線を集めている。やがてイモゲンは
淫らな幻想に浸り始める。
最初は藁葺き小屋で幼い自分を強姦する男の妄想、
次は彼女の首筋に接吻を繰り返す吸血鬼の姿・・・。
イモゲンの淫夢は果てしなく続き、外人部隊から暴行を受け、
ビクトリア王朝では乱交集会に参加、そしてナチ収容所では
レズビアンに耽る。・・・やがて列車はリバプールへと到着する。

 

「淫獣アニマル」(75)
SUPER VIXEN
アメリカ映画/カラー・92分/日本劇場公開77年(配給:東映)
製作・監督・脚本・撮影:ラス・メイヤー
出演:
シャーリー・ユーバンク(エンジェル)/シャロン・ケリー
(チェリー)/チャールズ・ピッツ(クリント)/ウシ・ダガート(ソウル)/
クリスティー・ハートブーク(ローナ)/チャールズ・ネピア(ハリー・スレージ)

●ラスのおっさんが手がけた残酷・暴力系ポルノ映画。
嫉妬深い妻エンジェルのセックス攻撃にウンザリした夫クリント。
痴話喧嘩の末、町の保安官まで巻き込んだ殺人事件の
濡れぎぬを着せられた彼は、町から逃げ出す。ところが行く先々で
情欲の野獣となった巨大なバストを持ったグラマー達が
彼を待ちかまえているのだった。
毎度お馴染みラス親爺は監督を始め4役で大活躍。
音楽はウィリアム・ルースが担当。

 

「エキサイトSEX」(75)
CHERRY,HARRY AND RAQUEL
アメリカ映画/カラー・85分/
日本劇場公開76年(配給:ニューセレクト)
製作・監督:ラス・メイヤー
出演:リンダ・アシュトン(チェリー)/チャールズ・ネピア(ハリー)/

ラリッサ・エリー(ラクウェル)/フランク・H・ボルガー(フランクリン)/
バート・サントス(エンリクェ)

●「女豹ビクセン」「真夜中の野獣」などセックス映画の巨匠として
知られていたラス・メイヤーが発表したワイルドなポルノ映画。
アメリカとメキシコが国境を接する町。あくどい麻薬密輸業を続ける
南部の有力者と、その右腕のメキシコ男、彼らに買収された悪徳保安官、
そして男達に絡むグラマラスな女・・・。彼らを敵に回し、たった一人で
密輸に乗り出したインディアンが登場したことで、物語は恐るべき
暴力的なクライマックスへと展開していく。
脚本はトム・ウルフ、音楽はウィリアム・ルース。

 

「ワールド・バイ・ナイト・TODAY」(75)
WORLD BY NIGHT TODAY
イタリア映画/カラー・103分/
日本劇場公開76年(配給:日本ヘラルド)/ ビデオ(未発売)
監督:ジャンニ・プロイア(「続・世界の夜」)
脚本:デイビッド・ミルズ

撮影:クラウディオ・ラゴーナ/ペニート・フラッタリ
音楽:ジャンニ・オッディ

●世界的に性を解放する運動が起きた60年代の風俗をとらえた
「世界の夜」「ヨーロッパの夜」から10年。
エロティック・ドキュメントでお馴染みのイタリア映画のキャメラが
風俗地帯へと再潜入。より生々しく、よりエスカレートした欲望地図を
描き出していく。日本語版のナレーションを担当したのは山城新伍。




「青い体験・禁じられた十代の好奇心(TV)」(75)
GRAZIE NONNA
aka:LOVER BOY

イタリア映画/カラー・90分?
日本劇場未公開/TV放映済み/ビデオ未発売

製作会社:CMP
監督・脚本:フランコ・マルチネリ
撮影:サルヴァトーレ・カルーソ
音楽:エンリコ・シモネッティ
演奏:ゴブリン

出演:エドウィジュ・フェネック/ジェスヴァ・フィオラヴァンディ/
エンリコ・シモネッティ/ジャンフランコ・ダンジェロ/
ヴァレリア・ファブリッツィ

●E・フェネックが美しいお婆ちゃん(祖父の新妻)に扮して、
思春期真っ盛りの少年に性の手ほどきをする艶笑コメディー。
音楽をクラウディオ・シモネッティの父親である
エンリコ(「エロチカル・アフリカ」のスコアでお馴染み)が
担当、実際の演奏をゴブリンがしているのも話題に。
輸入版DVDは怪しいレーベルから発売中。
(マスターは明らかにビデオテープ!)

 


「愛の妖精/アニー・ベル」(75)
BULE BELL

「卒業生」(75)
LAURE
aka:FOREVER EMMANUELLE
フランス=イタリア合作/カラー・96分
日本劇場公開1976年10月(配給:東宝東和/ビデオ未発売)
《公開時コピ
ー》風の愛撫なら許してもいい…ローラきょう18才。

製作:ア・エレ・チネマトグラフィカ
監督:エマニエル・アルサン
脚本:エマニエル・アルサン/ソニア・モルテーニ
撮影:ロベルト・デットーレ・ピアッツォーリ
音楽:フランコ・ミカリッツ

出演アニー・ベル/アル・クライヴァー/エマニエル・アルサン/
オルソ・マリア・グエリーニ/ピエール・ハウンドブルグ/
ミシェル・スターク
 

●アイドル歌謡みたいな劇場公開時のコピーが泣ける
A・ベル主演のロスト・バージン物@エキゾチック・アジア。
監督(あくまで名義だけ)のE・アルサンは「エマニエル夫人」の
原作者で英仏伊独の4ヶ国語がペラペラの才女。
タイの女優で「砲艦サンパブロ」に出ていたそうな。
元々この映画の主役は「ディープスロート」のリンダ・ラブレース
だったが、過度のセックス演技を要求され、怒って降板。
我らがA・ベルに白羽の矢が立ったらしい。ベルは「愛の妖精」で
相手役を演じたA・クライバーと再会。運命を感じた?2人は
ステディな関係となり、暫く同棲生活をしていたそうだ。

 

「獣人」(75)
LE BETE
フランス映画/カラー・100分/日本劇場公開77年(配給:東映)/
ビデオ発売

製作:アナトール・ドーマン
監督・脚本:ワレリアン・ボロウジック
撮影:ベルナール・デイヤンクール/マルチェル・グリニヨン
音響効果:ジャン・ピエール・リュー
出演:ガイ・トレーヤン(ル・エスペランス)/
シルパ・ランヌ(ロミルーダ)/ピエーレ・ベネデッティ(マスリン)/
エリザベス・カーザ(ヴィルキ)/リザベス・ハンメル(ルーシー)

●ある日、美しい娘と母親が、森の中にある古びた屋敷を訪れる。
その屋敷には侯爵である主と、中年男、そして下男達が住んでいた。
この中年男は一見、穏やかそうな物静かなタイプだったが、
実は彼は人間と獣の間に生まれ、その服の下にシッポを隠した獣人
だったのだ。何も知らない娘は彼と結婚しようとするが・・・。

監督は「インモラル物語」で日本に紹介され、「夜明けのマルジュ」で
注目されたヨーロッパ・エロスの雄W・ボロウジック。
この作品では脚本も兼任し、人間の性の営みに潜む残酷さや
異常性を奇妙な物語の中で描き出している。
製作は「愛のコリーダ」を手掛けたA・ドーマン。
撮影のB・ヂヤンクールとM・グリニヨンも「夜明けのマルジュ」のコンビ。

「SATANICO PANDEMONIUM:LA SEXORCISTA (未)」(75)

 

課外授業」(75)
LEZIONI PRIVATE
aka:PRIVATE LESSONS

イタリア映画/カラー・95分/日本劇場公開77年
製作会社:T.R.A.C.(トリノ・ローマ・アッティヴィータ・チネマトグラフィカ)
製作:エンゾ・ドリア
監督:ヴィットリオ・(デ・)システィ
原作:パオロ・ブリジェンティ
脚本:パオロ・ブリジェンティ/ヴィットリオ・デ・システィ
撮影:マリオ・マシーニ
編集:アンジェロ・クーリ
音楽:フランコ・ミカリッツィ

出演:キャロル・ベイカー(フロメンティ)/ロッサリーノ・チェラマーレ
(アレッサンドロ)/レンゾ・モンタナーリ/レオポルド・トライエステ
(ガブリエル)/レオノーラ・ファニ[エレオノーラ・クリストファニ](パオラ)/
フェミ・ベニュッシ/エミリオ・ロ・クルッチョ/カルロ・ジュッフレ/
コスタンティーナ・ペトコーヴァ/ロッサノ・ジャンレンティ/
アンナ・ルイサ・ペッシ/リカルド・マンガーノ

●イタリアの小さな田舎町の学校に通う少年アレッサンドロ
(チェラマーレ)は、駅でぶつかった大人の美女が新しくアメリカから
赴任してきた音楽教師フロメンティ(C・ベイカー)だと知って
淡い恋心を抱くようになった。アレッサンドロの親友ガブリエル
(トライエステ)は女教師の自室でのあられもない姿を盗み撮りして脅迫、
教室へノーブラの煽情的な格好で来させたり、エロティックなポーズを取らせたりする。
思い詰めた表情のアレッサンドロを心配した母親は、彼の家庭教師を
フロメンティに依頼、憧れの先生の表情が暗いのを心配したアレッサンドロは、
しきりに彼女に嫌がらせをするガブリエルを噴水に押し倒した。
不愉快な出来事を忘れようと、アレッサンドロは伯父の家を訪問。
訳を知った伯父はセクシーな愛人ローザ(ベニュッシ)を紹介、
少年の心は次第に晴れていった。

やがてガブリエルの部屋で先生の痴態写真を発見した
アレッサンドロは、ネガをフロメンティに渡し、彼女はガブリエルを叩いて
部屋から追い出す。その晩、アレッサンドロは先生から、お礼として
セックスの手ほどきを受けた。おかげで度胸のついた彼は
ガブリエルの妹で、初体験にも失敗していたGFパオラ(ファニ)とも
上手くつきあえるようになり、緑が燃える野原で彼女と結ばれた。
やがてフロメンティは町から去っていく・・・。

 

↑コレだよね、やっぱ。左はベイカー@私は5歳。ただの嫌がらせ。

主演のC・ベイカーは「デボラの甘い肉体」など、60年代末から始まる
一連のジャーロ映画に主演してセクシーな人気を復活させた女優。
少年を慰める義理の叔母役のF・ベニュッシ、清楚なGF役の
L・ファニ(「エデンの園」に主演)らの魅力もイイ感じに配置されている。
監督のシスティは72年に短編、「牝牛のフロリアーナ」を発表、
この作品が劇場監督としてのデビュー作。
音楽は「空手アマゾネス」「デアボリカ」のフランコ・ミカリッツィ。

 

「LA SANGUISUGA CONDUCE LA DANZA (未)」(75)

楡の木陰の愛」(74〜75)
LOVE UNDER THE ELMS
イタリア映画/カラー・94分/
劇場公開76年6月(配給:日本ヘラルド映画)

製作会社:アトラス・チネマトフラフィカ
製作:エンツォ・ドリア
監督:ジャン・ルイジ・カルデローネ
脚本:ジャン・ルイジ・カルデローネ/ヴィンセンゾ・セラーミ
撮影:マルチェロ・ガッティ
音楽:フィオレンゾ・カルピ
編集:ニーノ・バラグリ
セット・デザイン:フランコ・ヴェルキ/クライディオ・グラセッティ

出演:マーク・レスター(フランツ)/モニカ・グエリトーレ(ロッテ)/
アン・ヘイウッド(マルゲリータ)/クラウディオ・カッシネリ(ハンス)/
ブルーノ・ザニン(ヨハン)/ジョヴァンナ・ディ・ベルナルド(ヘラ)/
ジャニーナ・サモナ(グラス夫人)/ヴィンゼンゾ・フェッロ(グラス氏)

●「小さな恋のメロディ」で注目され、その後キャリアを崩していった
美少年子役M・レスターが、問題作「ナイトチャイルド」から5年後、
久々に日本にお目見えした文芸調性春映画。
この時19歳のレスターのお相手は「続・青い体験」でデビューした
M・グエリトーレ。後にガブリエレ・ラヴィア(「サスペリア2」)と結婚、
夫婦二人三脚でエロ犯罪ドラマを作り続けている女優さんだ。
彼女の母親役で「さよならミス・ワイコフ」のA・ヘイウッドが出演。
「マーダロック」のC・カッシネリと恋に落ちるという設定だ。

監督のカルデローネはB・ベルトルーチやS・サンペリの助監督を
務めた後、74年の監督デビュー作「欲望の果実」を発表。
「ガラスの旅」のO・ムッティと「インフェルノ」のE・ジョルジが
共演したこの作品は、多くの批評家から絶賛され、カルデローネの
名前を一躍有名にしたという。

<物語>
1910年、精神科医の父親ハンスと一緒に湖畔の避暑地にやって来た
フランツは、同じく夏を過ごしに来た美しい母娘と出会う。
母親マルゲリータは画家。愛らしくも開放的な性格の娘のロッテに
フランツは淡い恋心を抱く。
お互いに好意を持ちながら、純真なフランツのせいで
なかなか一線を越えられない二人。そんなある日、家族で出かけた
ハイキングで豪雨に降られ、山小屋に避難した2組のカップルは
それぞれを気遣いつつ、体を重ね合う。
だが親たちの関係を悟った若い2人の恋は次第にこじれ始める。
マルゲリータは娘の幸せの為、ハンスとの関係に終止符を
打とうとするが、逆にその事が若いカップルを追いつめ、
2人は村祭りの晩に湖にボートを出し、水面に身を投げてしまう。
危うく溺れかけた彼らを救ったのはフランツとは恋敵に当たる
青年ヨハンだった。その場の空気に耐えられず部屋を後にするハンス。
フランツとロッテはお互いの頬を叩きながら、もつれ合って
床に倒れた。激しく見つめ合い、相手の体を求めて抱き合う2人。
その姿を呆然と立ちつくして見つめるマルゲリータの姿があった。



「セックス発電」(75)
Conviene far bene l'amore
aka
Sex Machine

「LA PRETORA (未)」(75)

「フレンチ・ブルー」(75)
PENTRATION
フランス=オランダ合作映画/カラー/
劇場公開77年(配給:フローバルフィルム)

制作・監督・脚本:アルベルト・フェッロ
共同監督・音楽:ファルコン・スチュアルト
撮影:フレッド・ヴァン・キューク
出演:クローディーヌ・ベッカリー(クローディーヌ)/
ブリジット・メイヤー(ブリジット)/ニコ・ティエリエール

●ポルノ映画の製作現場を描いた作品。3つの挿話で構成され、
第1幕は女体遍歴を重ねるカサノバ、第2幕は警官と聖職者のセックス、
第3幕は海岸で繰り広げられる若者たちの乱交変態シーン。
ポルノ現場の場面はドキュメンタリー・タッチで撮影され、
様々な形態のセックスがカメラに収められていく。
主演は「エキシビジョン:露出」のC・ベッカリー、「センセーション:淫溺」の
B・メイヤー。監督のA・フェッロはラス・ブラウンというポルノ作家としても有名。
この映画でも自ら同棲していたB・メイヤーとの絡みを演じ、出演している。
音楽と共同監督を担当しているF・スチュアルトはフェッロ監督の友人だとか。
原題の意味は「貫通」。

「絶淫の女/スペシャル・キャンディ」(75)
CANDICE CANDY
フランス映画/カラー・?分/
日本劇場公開76年(配給:グローバル・フィルム)/
監督:ルノー・ピエリー
出演:ベ
アトリス・アルノワ/シルヴィア・プールドン

●グラマーなブロンドやり手編集者キャンディス28歳。
彼女はパリでも有名なポルノ雑誌の編集長。
自他共に知的な女であるキャンディスには、キャンディという
15歳の妹がいた。男好きのするキャンディは性の味を覚えると
次々に相手を変え、セックスの世界にのめり込む。
そんな妹の痴態を見た姉は自分の内面に淫乱な女がいるのに気付く。
ある日、3人の暴漢に襲われたことを切っ掛けに、キャンディスは
性の歓びを知り、日頃からきにかけていた年下の恋人マルクに
体をひらくのだった。

主演は「プッシー・トーク」のB・アルロワ。

 

<1976年>

「LA DOTTORESSA DEL DISTRETTO MILITARRE (V)」(76)

ナチ(秘)女収容所/ゲシュタポ・ハーレム (V)」(76)
LA SVASTICA NEL VENTRE
(aka)
NAZI LOVE CAMP 27
LOVE CAMP#27
FRAULEIN SS
LIVING NIGHTMARE

イタリア映画/カラー・87(92分説あり)分/
日本劇場未公開(ビデオ:徳間ジャパン)

監督:ウィリアム・ホーキンス[マリオ・カイアーノ]
原案:ジャンフランコ・クレリッチ/サンドロ・アマティ
脚本:ジャンフランコ・クレリッチ/マリオ・カイアーノ
撮影:セルジョ・マルティネリ
音楽:フランチェスコ・デ・マージ

出演:シルファ・レイン(アンナ・メイヤー)/ロベルト・ポッセ/
ジャンカルロ・システィ(ヴォン・シュテイン大佐)/
クリスティアナ・ボルジ(裸の罪人)/ガエタノ・ルッソ/
マルゲリータ・ホロウィッツ/ジャンフィリッパ・カルナーコ
ピエロ・ルッリ/マリザ・ウバルディ/レナータ・モアール/
イザベラ・ルッソ/

●ナチス第3帝国が極秘で作り上げたゲシュタポ専用の慰安館。
表向きは高級サロンになっているこの館は、あらゆる変態行為が
許される性の強制収容所だった(書いていてそろそろ飽きてきました。
ま、ジャケットから転載してるだけですけどね〜)。
1930年代末期、幸せな日々を送っていたユダヤ系ドイツ人の
アンナは、ナチ台頭と共にナチスが極秘で営む将校用の娼館へと
連行されてしまう。そこでは毎晩のようにエロスの性典が繰り広げられていた。

監督は60年代にシックなホラー映画や西部劇を撮っていた
M・カイアーノ!日本版のビデオには89年製作とあるが、
まぁ何かの間違いだろう。

 

新・課外教授/禁断のセックス (TV)」(76)
LA MOGLIE DI MIO PADRE
(aka)
:MY FATHER'S WIFE
CONFESSIONS OF A FRUSTRATED HOUSEWIFE
CONFESSIONS OF A FRUSTRATED WIFE

イタリア映画/カラー/
日本劇場未公開(TV放映のみ)

製作会社:コアラ/キャピトル・インターナショナル
監督:アンドレア・ビアンキ
音楽:グイド&マウリッツィオ・デ・アンジェリス

出演:キャロル・ベイカー/アドルフォ・チェリ/
フェミ・ベニュッシ/ガブリエラ・ジョルジェーリ/
ルイジ・ピスティレリ/ジェニー・タンブーリ

●「ゾンビ3」「マラビンバ(未)」のA・ビアンキが撮った愛憎モノ。
浮気ばかりしている旦那に愛想を尽かした人妻が不倫に走り、
新しい歓びを見出すが、逆上した旦那(画面に姿は出ないが)に射殺される。
この種の映画には付き物のセックス場面が殆どないのも異色。

毎度お馴染みC・ベイカーとF・ベニュッシの顔ぶれに、
L・フルチの「ザ・サイキック」でM・ポレルの秘書を演じていた
J・タンブーリと、「肉の蝋人形」(97)ですっかりババアになって
登場したG・ジョルジエーリ(愛人)が出ているのが豪華。
この内容でビデオが出ていないのはちょっと惜しいかも。
ジョルジエーリは他にも「ああ新婚」(76)、「第7監房の女囚たち(V)」(74)、
「ザ・ビースト(V)」「流れ者」(共に70)、「世界詐欺物語」(64)などに
出演していた女優。柔和な笑顔と迫力満点のボディで
毎回印象に残るイタリア女優だ。

悪魔のホロコースト」(76〜77)

THE DEPORTED WOMEN OF THE SS SPECIAL SECTION
aka
LE DEPORTATE DELLA SEZIONE SPECIALE SS/
SPECIAL SS WOMEN
【別題】女囚ファイル・悪魔のホロコースト(新ビデオ/DVD題)
イタリア映画/カラー・98分/ヴィスタサイズ
日本劇場公開82年9月(配給:東映ユニバース)/
ビデオ発売(英語版/大映ビデオ)
新ビデオ・DVD(発売元:クロックーワークス、2003年1月24日発売)


製作会社:ヌクレオ・インターナツィオーネ
製作:ジュセッペ・ザッカリエーロ
監督・原案・脚本:リノ[サルヴァトーレ]・ディ・シルヴェストロ
撮影:セルジョ・ドフィッツィ
編集:ロメオ・チアッティ
音楽ステルヴィオ・チプリアーニ
特殊効果:ロベルト・ピノッティ

出演:リナ・ポリトー(タニア・ノベル)/ジョン・スタイナー(将校)/
エルナ・シュラー[エマ・コスタンティーノ](女看守:ヘルガ)
/
グイド・レオンティーニ/サラ・スペラーティ/ソルヴィ・スタビング/
/ステファニア・ダマーリオ(アンジェラ・モーディ)/
アルド・レオンティーニ/リック・バッタグリア/オフェリア・メイヤー/
フェリシータ・ファニー/ジョルジョ・チェリオーニ

●第二次大戦下、様々な国籍の女達を乗せ、ナチ収容所へと
ひた走る列車の薄暗い室内から映画はスタートする。
思わず笑ってしまうような凝った髪型のE・シューラー
(名前はドイツ人っぽいが、本当はイタリア人)扮する冷酷な看守の元、
同棲していたレジスタンスの恋人を射殺されたドイツ人の美女タニア
(ポリトー)らに与えられる拷問や恥辱の数々。
マジの剃毛シーンがあったりして、ちょっと本格的なのが凄い。
もちろん主役の美女達は<別格>ということで丸坊主にされたりはせず、
主に従軍慰安婦的な扱いを受けることになる。

収容所の将校(シュタイナー)は、かつてタニアに横恋慕を抱いていた
変質的な男で、早速彼女を独房に閉じこめてネチっこい嫌がらせを開始。
早速炸裂するシュタイナー十八番のヒステリー演技が絶品!
ついでにタニアが自分への当てつけとして部下のおっさんの足を舐めれば、
そのおっさんとホモ・セックスしてしまうキチガイぶり。

その後も脱走に失敗したS・ダマーリオが、E・シューラーから
拷問を受け、棍棒で脳味噌が出るまでぶん殴られる強烈な見せ場も登場。
彼女の死の報復として仲間同士が殺し合ったりする事件が続く。
やがて拷問に屈しないタニアは精神的にも肉体的にも次第に衰弱、
それを見かねた軍医のシューベルトは、彼女に脱走の機会を与える。
タニアの助言で、相部屋の女囚達は何人か脱走に成功するが、
タニアは秘部に剃刀の刃を仕込んで軍医に抱かれ、彼の××を
チョン切る事で復讐を果たす。
女看守ヘルガは女囚達の手で首をナイフで刺し抜かれて殺害され、
シューベルト医師は手首を切って自殺。瀕死の将校は駆けつけた
部下のおっさん(何とタニアを助ける!)と相討ちになって絶命した。
素っ裸のまま機関銃を持って仲間の脱走を助けたタニアだったが、
後を追ってきた兵士の銃弾の前に呆気なく命を落とすのだった・・・。

懇意にしている女囚を取り合ってキャットファイトを展開する
女性看守や、密通がバレて公開処刑される前に毒薬を与え合って
自殺してしまう将校と女囚など、陰惨な見どころも満載。
このテの映画には欠かせないレズ・プレイもテンコ盛りだ。

女囚の中に「サンゲリア」「ナイトメア・シティ」のS・ダマーリオ、
ジャーロ映画でお馴染みのソルヴィ・スタビングがいるのも楽しい。
主演のリナ・ポリトーは清純そうな雰囲気が(やっぱり)グッドな女優。
出演する女優から必ず「狂っている」と形容される監督リノ・デ・
シルヴェストロの演出は今回もキッチリした仕上がりを狙っていて
安心して見ていられる。S・チプリアーニのメロウな音楽も、
いつもの脳天気ムードとはひと味違う悲哀に満ちていて、
ちょっとした聞きものだ。


アラブ女地獄/悪魔のハーレム」(76)
ILSA, HARLEM KEEPER OF THE OIL SHEIKS
カナダ映画/カラー・94分
日本劇場公開(76年7月/配給:グローバル)

製作会社:マウント・エヴェレスト・プロ
製作:ウィリアム・J・ブラディ
監督:ドン・エドマンズ
脚本:ラングトン・スタフォード
撮影:グレン・ローランド/ディーン・カンディ

出演:ダイアン・ソーン/ヴィクター・アレクサンダー/
マイケル・セイヤー/ターニャ・ボイド/
マリリン・ジョイ/エルケ・ヴォン/
シャロン・ケリー/ハジ(・キャット)

●バスト120cmの迫力熟女優、カナダ出身のD・ソーン主演の
拷問映画第2弾。膨大な原油を所有する中東某国を舞台に、
世界中から集めた美女たちを肉欲奴隷に仕込んだ
宮殿ハーレムに展開するエログロ劇を血ノリ満載で描く。
画面を彩るハーレム美女に「ポルノ放送局」のS・ケリーと
ラス・メイヤー映画の常連ハジを起用。カメラのD・カンディは
後に「ハロウィン」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などの
娯楽作カメラマンへと出世。豪華な顔合わせの妙も楽しめる1作。

 

虐殺SEX現場:スナッフ・ポルノ」(76)
THE EVOLUTION OF SNUFF

西ドイツ映画/カラー・83分
日本劇場公開77年(グローバル・フィルム)/ビデオ未発売

製作・撮影:リヒャルト・R・リンメル
監督:カール・マルティーネ
原案・企画;カール・アメリー/ヨハンナ・バルディリ
音楽:ジェラルド・ヘインズ

●ポルノ映画の主演女優として、多数の候補者の中から
選ばれた<処女の娼婦>の魅力を持つバージニアが
映画の撮影半ばにして自殺してしまう。
彼女にとってカメラの前で繰り広げられるセックスは
初めての体験であり、心の奥底に隠されたオルカズムを
呼び起こすが、余りに急激な感情の変化についていけず、
突発的に自らの命を絶ってしまう。彼女を中心にした
撮影現場の様子を軸に、68年のシャロン・テート殺人事件の
当事者R・ポランスキーや、強姦事件でドイツを震撼させた
12歳の少女ポルノ・ベイビーへのインタビューを加え、
エスカレートの一途を辿るポルノ業界を浮き彫りにしたドキュメント。
ラストでモノホンのスナッフ映画?として画面に写るのは
劇場公開当時は恐らく本邦未紹介状態だった?
W・クレイヴンの「鮮血の美学」。あっはっは。

「獣人2 (V)」(76)

「ラブ・ブッチャー/白昼の人妻レイプ殺人 (TV?)」(76)

「SPERUMULA (未)」(76)

「ラスト・エマニュエル:異国の情事 (V)」(76)

「EMANUELLE IN AMERICA (未)」(76)

「EMANUELLE NERA - ORIENT REPORTAGE 」(76)

「EMANUELLE NERA N.2 (未)」(76)

「EMANUELLE BIANCA E NERA (未)」(76)

「EMANUELLE E FRANCOISE (未)」(76)

「ああ新婚」(76)

狼女(未)」(76)
LA LUPA MANNARA
aka:WEREWOLF WOMAN/NAKED WEREWOLF WOMAN/
DAUGHTER OF A WEREWOLF/LEGEND OF THE SHE-WOLF/
LA LOUVE SANGUINAIRE/LA LOUVE SE DECHAINE/
AULLIDOS DE TERROR/LEGEND OF THE WOLFWOMAN/
TERROR OF THE SHE-WOLF/SHE-WOLF/LA LOBA

イタリア映画/イーストマンカラー・100分/シネスタンパ
日本劇場未公開/ビデオ未発売/TV放映?/劇場試写上映?

製作会社:ディアリッチ
制作:ディエゴ・アルチメーデ
監督・脚本:リノ・[サルヴァトーレ・]デ・シルヴェストロ
共同脚本:ハワード・ロス[レナート・ロッシーニ]
撮影:マリオ・カプリオッティ
音楽:コリオラーノ[ラッロ]・ゴッリ
英語版:編集・脚本・監督:トニー・ラ・ペーナ

出演:アニーク・ボレル(ダニエラ・メッセーリ)/ティーノ・カラーロ
(メッセーリ伯爵)/ハワード・ロス[レナート・ロッシーニ](トラベル博士)/
ダグマール・ラッセンダール/エリオ・ザムート/フレデリック・スタッフォード(警部)/
オスワルド・ルッジエーリ/フェリシータ・ファニー/イサベラ・ローザ/
アンドレア・スコッティ/ジュリアーナ・ジュリアーニ/アンナ・マラリーニ/
レナータ・フランコ/サルヴァトーレ・ビッラ/ピエトロ・トリージ/
ヴィート・ドメンチーニ/ウィリー・ペーペ/ピノ・マッティ

●「第7監房の女囚たち」や「悪魔のホロコースト」など、女囚映画を撮っている
リノ・デ・シルヴェストロのサイコ・ホラー。
自分が狼女の子孫であると信じたダニエラ(ポレル)が、強度の強迫観念に
取り憑かれ、次々と出会う男と肉体関係を結ぶ(シルヴェストロの腕の見せどころ)。
ところが一旦邪魔者と分かると、突如(精神的な)狼女に変貌して
相手の喉笛を噛み千切る。タイトルにあるようなグラフィックな変身シーンは
冒頭の過去(幻想?)シークエンスだけで、後は一切登場しないのも不思議な作り。
フルチの「ザ・リッパー」で指のかけたギリシャ人を演じていたH・ロスが
出演以外に脚本に絡んでいるあたりも興味深い。
「墓地裏の家」「悪魔の焼却炉」のD・ラッセンダールがヒロインの
従姉妹役で登場、旦那と一緒にエロティックな濡れ場を披露してくれるが、
それ以上の活躍シーンはなし。ちょっと残念。

 

ゲシュタポ卍(ナチ)第5収容所/女体セックス実験
(フルメタル・プリズン/悪魔の生体実験・地獄の女囚大脱走:V)」(76〜77)
WOMAN'S PRISON 119
aka:KZ9-Lager di Sterminio/SS Extermination Camp/
SS Camp de Sexo y Violencia


イタリア(=西独合作)映画/カラー・104分(ビデオ:約100分)/
劇場公開78年4月(配給:ジョイパック)

製作会社:スリー・スターズ・プロ
製作:マルチェロ・ベルーニ
監督:ブルーノ・マッティ
脚本:ブルーノ・マッティ/アウレリアナ・ルッピ/
    ハシント・ボナクイスティ
撮影:ルイジ・チッカレーゼ
音楽:アレッサンドロ・アレッサンドローニ

出演:イヴァーノ・スタッチオーリ/リア[・アンナ・マリア]・デ・シモーネ/
ネロ・リビエ/ジョヴァンニ・アッタナシオ/ソニア・ヴィヴィアーニ/
ロレーヌ・ド・セール(マリア・ブラック女医)/
ガブリエラ・カラッラ/ジョヴァンニ・アタッナーシオ/
マリーナ・ダウーニア/モニカ・ニケル/エヴァ・ハンター/
ティッティ・ベンヴェヌート/ゴッサ・コペート

●イタリアの娯楽派監督B・マッティの隠れた才能が爆発する?
女囚虐待物。ナチスの暴政が吹き荒れるヨーロッパ。
多産系の女から不妊症の女へと卵巣を移植する実験、
生身の足を切開後、菌を挿入してその繁殖度を測定、
シャワーと偽って全裸の女囚を毒ガス実験で虐殺。
更に冷凍化した男を女の体温で甦らせる再生セックス実験など、
目を覆わんばかりの地獄絵図が延々と繰り広げられる。

看守に逆らった女囚達の鞭打ち&女囚同士のキャットファイトを
フィーチャーしたりと、サービス過剰なマッティ節は今回も健在。
中でも後半、収容所を脱走した主人公たち(「人喰族」や
「猛獣大脱走」のヒロインL・ド・セールと、「ナイトメアシティ」で
ゾンビに眼球をえぐられたS・ヴィヴィアーニを含む男女4人組)が
看守に捕らえられて絞首刑に処され、その死を賛美歌でたたえる
女囚たちも逆上した将校らに無残に射殺され、
更には将校の裏切りで看守たちさえバタバタと撃ち殺されていく
冷酷なクライマックスは衝撃度大。
「悪魔のはらわた」では仄かにユーモアを漂わせていた同種のラストから
笑いの要素を全て削ぎ落としたような、居心地の悪い、
かつ妙に滑稽な幕切れが用意されている。

出演女優の中ではL・ド・セール、S・ヴィヴィアーニと並んで
フルチの後期映画に良く出ていたリア・デ・シモーネが
ちょっと有名?見た目にもおっかない彼女の暴力的な
ルックスが陰惨な内容に巧く生かされている(かも)。

日本版のビデオは劇場公開題のままグローバルから出ていた
初版と、マウントライトから「フルメタルプリズン」と
改題されてリリースされた第二版がある。
「フルメタル」版はワイド画面英語音声のプリント。

地獄行最終便・ゲシュタポ超特急(V)」(76)
FRAULEIN DEVIL
aka:Elsa Fraulein SS
フランス映画(?イタリア映画)/カラー 87分
日本劇場未公開(ビデオ:ネットワーク)

監督:マーク・スターン[パトリーチェ・ローム]
出演:(マ)リサ・ロンゴ(エルサ・アッカーマン)/
オリヴァー・マソット(フランツ・ホルバッハ)/

パトリツィア・ゴリ(リゼロッテ・リヒター)/リン・モンテイル/
クローディーヌ・ベッカリー/ルディ・レノー(フォン・グルック将軍)/
エリック・ミューラー/ロジャー・パートン(ハイム)/
ジーン・レボウルバード(ウェルナー)/レネ・カイラード(メイム)/
ティエリー・プフォー(ディザーター)/ダニー・チェネビエレス/
パメラ・スタンドフォード(ガンドラン:歌手)/レネ・ダグラス(SS)/
ダニエル・ホワイト(ピアノ奏者の将校)

●インフェルノ・レーベルから発売されたナチ女囚映画の1本。
邦題の命名と、宣伝方針を(色々と有名な)江戸木純氏が担当したようだが、
この映画と「ナチ第3帝国/悪魔の拷問列車」は題名が入れ替わって
発売されたという(確かにどっちでも問題ない内容だけど)。
毎度の事だが、ユーロシネ作品がフランス映画、と表記されるのは
(この映画はナゼかクレジットもフランス語だけど)
ユーロシネの事務所がフランスにあるからだという説もある。

フランコ映画でお馴染みの作曲家、ダニエル・ホワイトが
大股開きで女看守を称える歌を唄うパンパンに伴奏をつける
ピアノ奏者の役で顔を出している。

 

ードアブノーマル/
愛欲と惨殺の孤島/血に飢えるエクスタシー(V)」(76)
DEVILS IN MYCONOS

ギリシャ映画/カラー・100分/ヴィスタサイズ
日本劇場公開77年(配給:ジョイパック・フィルム)
ビデオ発売:徳間ジャパン

監督・脚本:ニコ・マストラキス
撮影:ニコ・ガルデリス
音楽:ニコ・ラヴァノス
出演:ボブ・ベリング(クリストファー)/ジェーン・ライアル(セリア)/
ジェシカ・ダブリン(金持ちの女性)/ジャニス・マッコーネル(酒場の女)/
ニコ・ツサッティリーディ(シェパード)

●「多情な女」「誘惑」など、風光明媚な光景をバックに美男美女が
恋に落ちて身を崩していく内容の作品が多かったギリシャ製ポルノにして
SM、殺人、獣姦など文字通りアブノーマルなシーンが続出する異色作。
映画の内容は<ナチュラル・ボーン・キラーズ>な男女(実は兄妹)が
美しいミコノス島に渡り、島民と次々に性交渉を持っては殺害してしまうもの。
その手口は火でなぶり殺しにしたり、釘でハリツケにしてペンキを飲ませたり、
銃で頭を吹き飛ばしたりと、血の気の多い、残虐なものばかり。
日が経つにつれて犠牲者も多くなり、警察だけでなく普段は親切な
島民も2人を疑い始めた。不審な空気を感じ取った2人は小高い丘の上にある
牧場に逃げ込むが、妹は犯罪に手を染める生活が嫌になり、
石灰の中で悶死する兄を見殺しにして羊飼いとセックスし続けるのだった。

監督は後に様々な娯楽映画を発表する事になるニコ・マストラキス。
日本版のビデオは題名を変えてちゃっかり徳間からリリース済み。
2人を下宿させる金持ち女性(それもピス・プレイに狂喜する)役で
イタリア娯楽映画の常連J・ダブリンが出ている。

驚異猟色地帯を裂く」(76)
NUOVO MONDO BIZARRO

イタリア映画/カラー・91分
日本劇場公開77年(配給:ジョイパック・フィルム)/ビデオ未発売

製作:ジャンニ・レオーネ
監督:ディーノ・ルージュ
脚本:マッシモ・コシア/ディーノ・ルージュ
撮影:グランディ・デリ・コッリ
音楽:セルジョ・フォンダート

●イタリア御得意のモンド映画。欲望を抑えきれない
人間達の異常な行為を記録した内容。
デンマークのロック・フェスティバルでリズムに合わせ
テントの中でセックスに耽る男女、ブラジルの奥地で
不浄とされる頭髪を剃り落とし、動物の血で頭を清める
密教の入会儀式。香港の人身売買、ビバリー・ヒルズの豪邸で
密かに行われるサドマゾ・パーティー、パリの財政界に貢献する
売春宿、尼僧達の壮絶なレズ行為まで、セックスとそれを
産業にしている人間達の姿を浮き彫りにしている。

「スキャンダル」(76)

「EMANUELLE ON TABOO ISLAND (未)」(76)

「恥辱の飼育(V)」(76〜77)
READY FOR ANYTHING

「女子学生(秘)レポート No.10」(76)
西ドイツ映画/カラー・82分
日本劇場公開77年(配給:グローバルフィルム)/
製作:ウォルフ・C・ハートウィッヒ
監督:エルンスト・ホフバウワー
撮影:クラウス・ウェルナー
音楽:K・A・ディルズ/ゲルト・ワイルデン

●ポルノ映画の<寅さん>的存在の女学生(秘)レポート・シリーズの10作目。
1作目が日本公開されてから6年目でこの作品が公開されている。
出演しているのは(一応)素人の学生さんたちというのが今回も売りで、
物語は5つのエピソードから成り、妄想が高じたスザンネが教授を
セックス魔に仕立てようとする話、カティが恋人のセックス試験をする話、
処女でセックスに興味津々のギッダがヤクザに輪姦さててしまう話、
厳格な家庭で育ったゼフィがオカルト・セックスにはまっていく話、
高校生の妾として優雅な生活を送るイリスの話、などなど。
監督はシリーズの生みの親で、第9作目を除き全ての作品を手掛ける
エルンスト・ホフバウワー。

ダブルSEX:人妻淫舞」(76)
AFFAIR
フランス=イタリア合作映画/カラー・85分
日本劇場公開77年(配給:ニューセレクト)/ビデオ(「偽りの私生活」)
監督:アンドレア・マルシャン
脚本:エリザベス・リクレアー
撮影:アンドレ・サッラ
音楽:ロマン・ヴァトロ

出演:ルクレチア・ラヴ(ベアトリーチェ)/パオラ・セナトーレ(ヘレーネ)/
カトリーヌ・ローラン(ノーマ)/マウロ・パレンティ(マルク)

●「変態家族」のアンドレア・マルシャンの監督作品。
主演のL・ラヴは「空手アマゾネス」や「バージン・エクソシスト」に
出ていたお色気女優で、マルシャンの「変態家族」にも出演している。
共演のP・セナトーレは「食人帝国」でジャネット・アグレンの姉を
演じていた女優だが、主に活躍の場はこうしたポルノ映画だったようだ。

<物語>
マルクとベアトリーチェは仲の良い夫婦だったが、イタリアを旅行中に
彼らの2歳の息子が交通事故で死んでしまい、それ以来、夫は
妻の肉体に関心を示さなくなった。ベアトリーチェは夫が全ての
女性に興味を失ったのかどうか試すため、友達のヘレーネに頼んで
誘惑して貰うが、夫は十分に情事を楽しみ、そのうえ秘書のノーマとも
肉体関係があることが判明する。

嫉妬と不安に駆られたベアトリーチェはノーマを自宅に呼び、
レズプレイで帰宅した夫を興奮させようとするが、逆効果に終わった。
しかしヘレーネの分析で、冷え切った夫の機能不全は子供の死に
原因があることが分かった。マルクの長い留守中に生まれた女の子を
彼に見せることで、ベアトリーチェは円満な夫婦関係を取り戻すことが出来た。

<1977年>

ヒッチハイク」(77)
HITCH-HIKE
aka:Auto Stop

イタリア映画/カラー・103分
日本劇場公開(配給:ワールド映画)/ビデオ:日本コロムビア
監督:パスクワレ・フェスタ・カンパニーレ
脚本:オッタヴィオ・ジェンマ/アルド・クルード
撮影:フランコ・ディ・ジャコモ
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演:フランコ・ネロ(ウォルター・マンチーニ)/コリンヌ・クレリー(イヴ)/
デイビッド・ヘス(アダム・コーニッツ)/ジョン・シュタイナー(オークス)/
モニカ・ザンチ(キャンプ場の少女)

<物語>
アルコール中毒気味のイタリア人新聞記者ウォルター(ネロ)は
仕事を兼ねて、妻のイヴ(クレリー)と一緒にキャンピングカーに乗り、
アメリカを回っていた。倦怠期の2人は常に憎しみあい、
お互いに棘のある言葉を交わし合う日々を過ごしていた。
ある日、ネバダからロサンジェルスへ戻る途中、2人はヒッチハイクの
若い男を発見、手を痛めたウォルターに変わってハンドルを握っていた
イヴは夫の意見を無視して、若い男を車に乗せた。
コーニッツと名乗る男(ヘス)は、初めのうちは物静かだったが、
やがて本性を現し、後部座席からイヴにちょっかいを出し始める。

激怒したウォルターはコーニッツを車外に引きずり出し、
格闘の末、彼を倒したかのように思えたが、コーニッツの手には
いつの間にか拳銃が握られていた。3人が車に戻ると、
流れてきたニュースでコーニッツが200万ドルの強奪事件を起こして
いたことが判明。ウォルター達は逆にコーニッツに牛耳られる
人質になってしまった。
夜が来て、車を停めたコーニッツはウォルターを縛り上げ、
たき火の前でイヴを犯した。2人が車に戻るのを見たウォルターは
ようやく縄から抜け出すが、そこに拳銃を手にしたコーニッツが戻ってくる。
万事休すかと思われた瞬間、轟音が轟き、コーニッツはもんどり打って
地面に倒れた。ウォルターが銃声の方をみると、そこにはライフルを持った
裸のイヴが立っていた。

2人はコーニッツの死体をトレーラーに隠したまま、200万ドルを
持ち逃げしてしまおうと計画を立てる。その時、バイクに乗った
ヒッピー達が車の横を罵りながら通り過ぎて行った。
頭に来たウォルターがスピードを上げると、カーブに差し掛かった瞬間
車はスリップを起こし、横転して崖下へ転落してしまった。
死体に群がる禿鷹のように、ウォルターの胸ポケットから札束を
抜き取るヒッピー達。彼等は金を狙って道路にまいた油の仕業だったのだ。
しかし、ヒッピーが去った直後、ウォルターはヒステリックに笑い出す。
彼等は200万ドルには気付かなかったのだ。
トレーラーには瀕死のイヴが助けを求めていた。しかしウォルターは
コーニッツの死体を引きずってイヴの横に転がすと、涼しい顔で
石油をまき、火を付けた。爆発炎上して燃えさかるトレーラーを背後に
道路に戻ったウォルターは200万ドルの入ったスーツケース片手に
ヒッチハイクを始めるのだった・・・。

「処刑軍団ザップ」(77)
I DRINK YOUR BLOOD

アメリカ映画/カラー・88分/
日本劇場公開78年7月(配給:ジョイパック)/ ビデオ(VAP)

製作:ジェリー・グロス
監督・脚本:デイビッド・ダーストン
撮影:ジャック・ドマルゴー
音楽:クレー・ピッツ
出演:
ライリー・ミルズ(ピート)/エリザベス・マーナー・ブルックス
(ミルドレッド・ナッシュ)/リチャード・ボウラー(バナー医師)/
イリス・ブルックス(シルヴィア)/タイデ・キエルニー(アンディ)/
ホラス・ボーネス(バスカー)/リン・ローリー

●ニュージャージーで起きたとされる実際の猟奇事件を元に映像化(笑)。
シャロン・テイト事件の首謀者マンソン・ファミリーを彷彿させる
サタンの息子なる前衛演劇集団の若者達が田舎町にやって来た。
夜ごと乱交パーティーを繰り広げる無軌道な若者に抗議しに行った
老人は、逆にLSDを飲まされてしまった。祖父の復讐を誓った少年は
店で売るミートパイに狂犬病の犬の血を混入。それを食べた若者達は
一斉に狂いだし、殺し合いを始める。足が手が、首が切り落とされ
焼身自殺をする者も出る。パイを食べてしまったのを悲観した妊婦は
自ら下腹に木杭を突き刺して絶命する。
狂った若者達は少年達の立てこもった屋敷を襲うが、
危ういところに駆けつけた自警団の手で救出される。
若者達は全員射殺され忌まわしい事件は解決した。

製作当時としては破格の出血量を誇る1本。
ロジック無用の展開と徹底的な見せ物精神旺盛な作りには
未だに根強いファン多し。

「EMANUELLE: PERCHE' VIOLENZA ALLE DINNE ? (未)」(77)

「EMANUELLE AND THE WHITE SLAVE TRADE (未)」(77)

 

ナチ女収容所/続・悪魔の生体実験 (V)」(77)
HORRIFYING EXPERRIMENTS OF SS LAST DAYS
aka:La Bestia in Carole/The beast in the Heat/
La Bestia en Calor

【別題】女囚ファイル・獣人地獄!ナチ女収容所(新・ビデオ/DVD題)

イタリア映画/カラー・約88分/シネスコ/英語版/
日本劇場未公開(ビデオ発売:大映ビデオ)
新・ビデオ・DVD(発売
:クロックワークス、2003年2月21日)

製作会社:エテルーナ・フィルム・プロダクション
精作:エクシロ・パパス
監督・脚本・編集:イヴァン・カタンスキー[ルイジ・バッツェラ]
脚本:ロレンツォ・アルターレ(台詞)
撮影:ウーゴ・ブルーネリ
音楽:ジュリアーノ・ソルジーニ

出演:ブラッド・ハリス(ティーゴ)/マーシャ・マギール/
キム・ガッティ/ジョン・ブラウン/エクシロ・パパス/
サル・ボリス[サルヴァトーレ・バッカーロ](怪物)/
アルフレッド・リッツォ(神父:クレジットなし)/
ブリジッテ・スカイ(ドリーナ:クレジットなし)

●S・ガローネが監督した作品の(本作の下に記載)劇場公開題名と
全く同一の邦題でビデオ・リリースされた、
完全な別作品
実際の監督は「悪魔の凌辱」「デビルズ・ウエディングナイト」の
L・バッツェラ/パオロ・ソルヴェイ(本作はI・カタンスキー名義)だ。
そのうえ、発売元の大映さんは思いっきり作品データを本家と混同。
本来のスタッフ・キャストはおろか、作品解説、果ては原題さえも
間違ったタイトルが記載されているという、恐るべき無政府状態。
ある意味で、ナチより間違いだらけの現実の方がコワイ。

 これが噂のお騒がせビデオ。

更に本家(ガローネの同名作品)自体もビデオ化に際しては
「美女集団監禁
()ゲシュタポSM収容所」なる別題名で
発売されているので、両作を取り違えない方が難しいくらい。
(かくいう私も、この更新まで混同してました。以上、長い言い訳が終了)
両者の違いは分かり難いけど、冒頭に絶倫怪獣に改造された
ゴリラ男が登場し、女囚を陵辱する方が本作だと覚えておけば
間違いなし。ええ、もちろん覚えてたって何の役にも立ちませんけどね。

内容的には10大残酷シーン!なんて謳っていた本家よりも地味な作りで、
イタリアの農村に駐屯するドイツ兵を率いる、野心に燃えるナチの女将校
(ダーティーなお客の本理想)が、女囚を中心に様々な生体実験を展開。
やがてはドイツ軍の残忍な行為に、反撃の狼煙を上げた地元の
パルチザンたちによって滅ぼされていくもの。

村人から売女呼ばわりされているブロンド美女(「血みどろの入江」の
全裸美女B・スカイ好演)と、神父(50年代から「惨殺の古城」などに
俳優として出演し、「踊る吸血鬼」などを監督したA・リッツォ)らに対する
残虐行為が、パルチザン暴動の起爆剤となるものの、我が子を殺された
パル軍のリーダーが、呆然自失のまま空襲に遭い、ドッカーンと爆死した画面に
「Fin」の字幕が出る(余りと言えばあまりに)無常な展開が若干面白要素?

もしかしたら、画質の全然違う戦闘シーンの大半は、同監督が撮った
別映画
「(秘)ナチス残酷物語/アフリカ拷問収容所」からの
流用フッテージかもしれませぬ。だとすると、この映画用に
追加撮影されたのは、物語の節目にやたらと出てくる絶倫怪人とか、
その辺のエロ場面だけ?やだ、こわーい。くわばらくわばら。
★おめでとう!2003年2月21日、新タイトルでビデオ&DVD発売!!

 

ナチ女収容所/続・悪魔の生体実験 (劇場題)」(77)
SS LAGERS 5:A HELL FOR WOMAN
aka:SS CAMPS WOMEN'S HELL
【別題】美女集団監禁()ゲシュタポSM収容所(ビデオ題)
【別題】女囚ファイル・美女集団監禁(卍)ゲシュタポSM収容所(新・ビデオ/DVD題)

イタリア映画/カラー・94分/日本劇場公開(77年11月:配給グローバル)
旧版ビデオ(発売元:大映)
新版ビデオ・DVD(発売元:クロックワークス、2003年1月24日発売)

《公開時コピー》
ナチス・ドイツ 暴虐の極致!
ナチ女収容所を舞台に想像を絶する

エロと残酷の悪魔の生体実験が始まった!
舌根引き抜き!頭蓋骨圧縮破壊!内蔵えぐり!


製作会社:SE・FI・チネマトグラフィカ
製作・監督:セルジョ・ガローネ
脚本:テッラ・ロマネッリ
撮影:マウリッツィオ・センティーニ
音楽:ロベルト・プレガディオ/バジル・コスシャロフ

出演:ジョルジオ・セリオーニ/パオラ・コラッ
ツィ/リタ・マンナ/
セラフィーノ・プロヒューモ/パトリッツィア・メレガ/
アットリオ・デッテージオ/ヴィンチェンゾ・アミッツィ

●L・バッツェラの映画(上)が紛らわしい邦題でリリースされたが、
本家はこちら。しかし、この邦題自体はD・エドマンズが監督した
ヒット作の2匹目のドジョウ狙い。つくづく女囚映画ってコワイね。

本作の監督はWIP物ならお任せ、一部に根強いファンのいるS・ガローネ。
中身は第二次大戦中、人体実験の為に女囚を集めた収容所内で
繰り広げられる様々な拷問や暴虐行為を描いたナチ女囚物。
画面いっぱいに展開する頭蓋骨圧縮破壊、女囚生体解剖による
内臓えぐり、舌根引っこ抜きなど、グラフィックなゴア描写も見どころ。
脱走を試みた女達がガス室に迷い込んで生きたまま焼かれるシーン、
同じガス室で実験に使われた半死体が炎に反応して飛び跳ねるシーンは
チープな作りながら、かなり陰惨。腿を焼け焦げさせて回復してきた頃に
薄い生皮を剥ぐ、悶絶モノのショットもあり。うげー!

スタッフ・キャストが全く同一の「
ナチ(卍)第三帝国残酷女収容所/
LAGER SS ADIS」(劇場公開も同じグローバルの配給で80年8月に
行われている。再上映ってこと?)も想像通り同じ作品のようだ。

 

ゲシュタポ卍(ナチ)収容所」(77/73?)
GESTOPO'S LAST ORGY
aka:L'ULTIMA ORGIA DEL III REICH

イタリア映画/カラー・98分/日本劇場公開(77年6月/配給:ジョイパック)

製作会社:チネ・ル・チェ・プロ
監督:チェザーレ・カネヴァリ
脚本:アントニオ・ルカレッラ
撮影:クラウディオ・カットッツォ
音楽:アルベルト・バルダン・ベムボ

出演:マルク・ルー/ダニエラ・レヴィ/マリステッラ・グレコ

●悪名高きナチスの女囚収容所で繰り広げられる恐るべき拷問!
変質者の所長のもとで虐げられるユダヤ人女性たち。
数年後、戦争も終わった収容所の廃墟で所長と元女囚が再び出会った。
所長は元女囚が快楽を忘れられないのだ、と思い込んだが・・・。



ナチ(秘)女体飼育館・ゲシュタポ慰安部隊(V)」(77)
CASA PRIVATA PER LE SS
aka:SS GIRLS ?

イタリア映画/カラー・100分/劇場未公開(ビデオのみ)
製作:オスカル・サンタニエッロ
監督:ジョーダン・B・マシューズ[ブルーノ・マッティ]
原案:ブルーノ・マッティ
脚本:ブルーノ・マッティ/ジャシント・ボナクイスティ
撮影:エミリオ・ジャンニ
音楽:ジャンニ・マルケッティ

出演:ガブリエル・カラーラ/マリーナ・ダウニア/
マッカ・マゴール/ヴァシリ・カリス/
タマラ・トリフェス/ルース・グレゴリー/
ウォルター・ビガリ/トーマス・ルディ/
ルシック・ボゴリウブ・ベニー/イヴァノ・スタッチオリ

●ヴィンセント・ドーンなど、様々な変名を用いるブルーノ・マッティが
ジョーダン・B・マシューズ名義で撮ったWIPもの。
第二次大戦末期にナチス将校達の慰安を目的に集められた女たち。
性技のエキスパートである彼女達の本当の目的は、将校達の
ヒトラー総統への忠誠心を調査する事だった。ベッドで総統への不満や
異議を漏らしてしまった者を待っていたのは恐ろしい処刑だった。

序盤に展開される女たちの訓練風景のカットバックがステキ。
後半は妙に真面目な展開になるのもステキ。

ゲシュタポ−背徳の嵐−(V)」(77)
THE RED NIGHT OF THE GESTAPO
LE LUNGHE NOTTI DELLA GESTAPO

イタリア映画/カラー106分
日本劇場未公開(ビデオのみ:発売はJHVだったかな?)
製作:オスカー・リギーニ
監督:ファビオ・デ・アゴスティーニ
脚本:ファビオ・デ・アゴスティーニ/オスカー・リギーニ

出演:フレッド・ウィリアムズ/エンツィオ・ミアーニ/
ダニエル・デュブリノ/コッラド・ガイパ/
マイク・モリス/ティノ・ポレンギ/フランチェスカ・リギーニ/
ルチアーノ・ロッシ/ロシータ・トロシュ

(秘)ナチス残酷物語/アフリカ拷問収容所(V)」(76〜77)
ACHTING ! THE DESERT TIGERS
KAPUT LAGER - LA FINE DELLE SS
イタリア映画/カラー・92分/劇場未公開(ビデオ:徳間ジャパン)

製作総指揮:ナタリーノ・G・グッロ?
監督:アイヴァン・カサンスキー[ルイジ・バッツェラ]
原案・脚本・編集:ルイジ・バッツェラ
撮影:ウーゴ・ブランネル
音楽:マルチェロ・ジョンビーニ

出演:リチャード・ハリソン(レックスマン大佐)/
ゴードン・ミッチェル/リア・ランダー[リア・クリューガー]
(ホルムス女医)/イサルコ・ラヴァイオーリ(ステイアー)/
アグネス・カルパゴス[スザーボ](カリン)/ジョン・ブラウン
[ブラッド・ハリス]、マイク・モンティ

●「デビルズ・ウエディングナイト」のルイジ・バッツェラが撮った
ナチ残酷絵巻。M・バーヴァの「モデル連続殺人!」では
クールなモデル美女の一人だったリア・クリューガーが
すっかりコワイ顔のオバサンになって軍の女医に扮しているのも見モノ。

 

女体拷問人グレタ」(77)
GRETA THE MAD BUTCHER
ILSA, THE WICKED WARDEN


西ドイツ映画/カラー
95分
日本劇場公開:77年10月(ビデオ:徳間ジャパン)

製作会社:アン・アーウィン・C・デートリッヒ・プロ
製作:エルウィン・C・ディートリッヒ
監督:ジェス・フランコ
原案:マンフレッド・グレゴール
脚本:ジェス・フランコ
撮影:ルイジ・クッテル
音楽:ワルター・バウムガルトナー

出演:ダイアン・ソーン/タニア・ビュセリエ/
リナ・ロメイ/ジェス・フランコ/
サンドラ・L・ブレナン/エリック・フォーク/
ペギー・マーコフ/ハワード・マウラー/
アンジェラ・リチャード/エスター・スチューダー

●拷問映画のパイオニア、ジェス・フランコによる
このジャンルの永遠の代表作。
南米コロンビアの山中にある収容所は、性欲異常者ばかりを
集めた女体拷問地獄だった。
出たがりのフランコの他、GFのリナ・ロメイも登場。



ナチ(卍)第三帝国/残酷女収容所」(77)
LAGER SS ADIS
別題】女囚ファイル・ナチ第三帝国・残酷女収容所(ビデオ/DVD題)
イタリア映画/カラー・95分
日本劇場公開(80年8月/配給:グローバル)
ビデオ・DVD(発売
:クロックワークス、2003年2月21日)

製作会社:SE・FI・チネマトグラフィカ
監督:セルジオ・ガローネ
脚本:テッラ・ロマネッリ
撮影:モリジオ・センティーニ
音楽:ロベルト・プレガディオ/バジル・コスシャロフ
出演:ジョルジオ・セリオーニ/パオラ・コラッジ

●同年に製作された「ナチ女収容所/続・悪魔の生体実験」の
スタッフ&キャストで作られたWIP物。
1943年、ナチスの第5収容所を舞台に展開する
恐怖の生体実験の数々を猟奇的なタッチで描く。
残酷場面のコンサルタント?としてジョルジョ・ブルーノなる人物が参加。
ナチの極秘ファイルから特に惨たらしい実験を選び出して
映像化に務めた、と宣伝された。そのためか、本編中の血ノリは
「ナチ女収容所/続・悪魔の生体実験」よりも多め。
ほぼ同内容の2本のうち、どちらか1作を見るのなら
こちらをお勧めしたいが、国内ビデオは残念ながら未発売(ガックリ)。

物語は、ガラス張りの水槽内で行われる立位性交実験、
催淫剤を投与しての連続ファック実験、子宮移植手術を経て、
クライマックスでは、ロシア人女性をレイプしようとして股間を蹴られ、
以来性不能者となった将軍が、仏女性との禁じられた恋に
身を捧げる青年将校を騙して彼の睾丸を摘出し、
自分に移植するアンビリーバボーな手術シーンが展開。
もちろん人非人の将軍は将校の復讐にあい、
女囚達によって切り裂かれて非業の死を遂げる。
将校と彼の恋人はナチスに反逆を挑むが、
やはり射殺されて果てるのだった。

主演のP・コラッツィは「尼僧の背徳」(80)に出演している女優。
日本公開は遅れて80年になったが、一般作として封切られた(らしい)。
★おめでとう!2003年2月21日、遂にビデオ&DVD発売!!

 

シベリア女収容所/悪魔のリンチ集団」(77)
ILSA, THE TIGRESS OF SIBERIA
aka:TIGRESS


カナダ映画/カラー・92分
日本劇場公開(78年1月/配給:グローバル)/
ビデオ(徳間)・DVD(ギャラリー表参道)・LD(ファミリー)発売

製作会社:マウント・エベレスト・エンタープライズ・プロ
製作:ジュリアン・パーネル
監督:ジーン・ラフルール
脚本:マーヴェン・マッガラ

出演:ダイアン・ソーン/マイケル・モリン/
トニー・アンジェロ/ミシェル=ルネ・ラベル/
ギルバート・ボーモント/レイ・ランドリイ/
テリー・ヘイグ/ジャック・モラン

●女収容所長イルザを主人公にした拷問映画シリーズ第3弾。
シベリアの収容所に就任したイルザが、極寒の強制施設に収容された
囚人達(題名に偽りアリで男ばっかり)を、次々残忍な方法で
殺害していく。スターリン体制に反発した政治犯アンドレイに
目をつけたイルザは、彼を肉体の魅力で誘惑するが失敗。
個人的な恨みを抱いたまま収容所を去った彼女と、
出所後、スケートチームのコーチとなったアンドレイの
確執は数年後、雪に閉ざされた冬のカナダへと展開していく。

監督はD・エドマンズからJ・ラフルールに交代。
彼は「ダイナサウルス」や「スペースハンター」の
脚本や原案を担当している人物。見どころを多数織り込んだ
エログロ演出はなかなか。



チ第3帝国/悪魔の拷問列車(V)」(77)
HELL TRAIN
aka:Love Train for SS(欧州ビデオ題)/
Special Train for Hitler(英ビデオ題)/
Tren especial para Hitler(スペイン題)

フランス=スペイン合作/カラー
90分(全長版:108分)
日本劇場未公開(ビデオ:ネットワーク)

製作会社:ユーロシネ=プラタ・フィルムズ
監督:ジェームズ・ガートナー(アレイン・ペイエット)
脚本:E・B・マンザノス/J・L・ナヴァロ/
ギイ・ジベール/J・P・ブショー
撮影:エミリオ・フォリスコット
音楽:フランシス・ペルソーネ

出演:モニカ・スウィン(イングリッド・シューラー)/エリック・ミュラー
(シュミッド)/ヨランダ・リオス(オルガ)/ルディ・レノア(フォン・ホルツ)/
フランク・ブラナ(オットー・クレイマー)/ボブ・ホルジャー(ポール・グラン)/
アントワーヌ・フォンテイン(ナチ)/ミシェル・シャレル(兵士)/
ジャック・クーデルク(パルチザン)/ハーバート・フィアラ/
M・A・ゴド/クローディーヌ・ベッカリー/クリスティーネ・アウレル(ヘルガ)/
サンドラ・モザルフスキー(グレタ)/ロジャー・ダルトン/
クロード・ボワソン[ユル・サンダース名義](パルチザン)/
アラン・ロビン(アメリカ人将校)/ローランド・トラヴァース(ナチ)

●同じユーロシネが製作(あるいは配給のみ?)した
「(秘)ナチ強制収容所/白い生贄」を監督している
ジェームズ・ガードナーのナチ女囚映画。
70年代中頃からポルノ系作品を多数発表している彼は、
1947年1月17日生まれ。
アラン・ガードナー、ジョン・ラヴ、アラン・ペイエなどの
変名を用いて現在もビデオ撮りのエロス作品で活躍し続けている。

本作は、第二次大戦末期のヨーロッパを舞台に、ナチ将校を楽しませる為に
様々なタイプの女性で構成された慰安部隊をテーマにした作品。
この映画も「白い生贄」もとことん安い作りで、血まみれも
拷問描写も殆ど出てこない(オリジナルからカットされている可能性もあるが)。
出演者の中にフランコ映画にも良く出ている怖い顔の女優M・スウィン、
70年代前半有名だったフレンチ・ポルノ女優、
C・ベッカリーがいるのもポイント。

「LE NOTTI PORNO NEL MONDO (未)」(77)
●ブルーノ・マッティ監督+ラウラ・ジェムサーのナレーションで贈る
世界のポルノ映画事情。

「シスターインモラル:背徳の賛美歌 (V)」(77〜78)

 

<1978年>

「BERMUDE:LA FOSSA MALEDETTA (未)」(78)

「EMANUELLE E LE PORNO NOTTI (未)」(78)
●ラウラ・ジェムサーを案内役(こちらは出演も)に抜擢して
世界の夜を巡るお楽しみツアーの旅。監督はジョー・ダマート。
第2弾「EMANUELLE E LE PORNO NOTTI DEL MONDO N.2」もアリ。
そちらの監督はブルーノ・マッティ。

 

「(秘)ナチ強制収容所/白い生贄(V)」(78)
NATHALIE:FUGITIVE FROM HELL

フランス?映画/カラー・90(ビデオのクレジットは118分)分
劇場未公開(ビデオ発売:東映ビデオ)
監督:ジェームズ・ガートナー
出演:パトリシア・ゴリ/クロード・ジャンナ/ジャック・テイラー

●「ナチ第3帝国/悪魔の拷問列車」のJ・ガートナー監督作。
「拷問列車」はインフェルノ・レーベルからリリースされたが、
こちらの発売元は東映ビデオ。中身はどちらもユーロシネの
マスターを使っている(よって血みどろゴア描写はなし!)
こちらの主演は永遠の受難女優パトリシア・ゴリで、彼女が
第2時世界大戦時にナチに侵略されたロシアの村で、
健気に働いている女医さんナタリーに扮しているのはちょっとイイ感じ。
負傷したナチの将校を手当したナタリーは、将校が殺された事から
スパイの嫌疑をかけられ、恐怖の強制収容所に連行される。
もちろんイジメ甲斐のありそうな美女である彼女が放っておかれる筈もなく、
女看守らから拷問・陵辱される作り(しかし全体的に超低予算ムード)。
共演のジャック・テイラーは、オッソーリオやナッシーの映画に
良く出ているスペイン映画御用達の俳優さん。

AVERE VEN'T ANNI」(78)
TO BE TWENTY
遊ぶ気満々のお2人

イタリア映画/テレカラー・97分
劇場未公開/ビデオ未発売/TV未放映
製作会社:インターナショナル・ダウニア・フィルム
監督・原案・脚本:フェルナンド・ディ・レオ
撮影:ロベルト・ジェラルディ
編集:アメデオ・ジオミーニ
音楽:フランコ・カンパニーノ

出演:グロリア・グイダ(リア)/リリ・カラーチ(ティナ)/
レイ・ラブロック(リコ)/ヴィンセンゾ・クロチッティ(リチェット)/
ヴィットリオ・カプリオーリ(ミカエレ・プランボ)/ルチニア・
レンティーニ(パトリツィア)/ダニエレ・ヴァーガアス(警部)/
ジョルジョ・ブラッカルディ/レオポルド・マステローニ/
ロベルト・レアーレ/セレーナ・ベナント/ダニエレ・ドリア/
ラオール・ロヴェッチオ/フェルナンド・セルーリ/
カミーロ・チアーラ/フローラ・カロッセーロ

●ワイルドかつ残酷な演出で定評のあるF・ディ・レオの青春映画。
ブロンド・グラマーのG・グイダと、ヨーロッパ・エロティック映画のスター、
L・カラーチ(ドラッグ代欲しさにハードコアに転身、キャリアを失った)扮する
美女2人組がヒッチハイクで様々な人間と出会いながら無軌道な青春を謳歌する。
ところが、そこには思わぬ終幕が待ち受けていた。


イタリアの夏の終わり。ビーチに集まっていた若者達はひとしきり
海水浴を楽しんだあと、それぞれが帰る場所へと散っていく。
海岸に取り残されたリア(グイダ)とティナ(カラーチ)は、もっと刺激のある
世界を求め、気のあった者同士、2人で旅を続けることを決める。
2人の背後で、別のカップルが波間の彼方へ消えた。
リアは「彼らはもう、戻らないつもりなのよ」と呟く。
それはいみじくもリアとティナの運命を暗示するような言葉だった。

次々に見知らぬ人間の運転する車を乗り換えて移動し、
空腹になればストアーで万引きをして空腹を満たす旅を続ける2人。
若者達のコミューンに辿り着いた彼女たちは一時の幸福を得るが、
彼らの住居は警察の手入れを受け、楽園を追われた2人は田舎へと進路を向けた。
粗野な男達がたむろするバーで、ジュークボックスから流れる音楽に
若々しい肉体を踊らせるティナ。男達の欲望が放つ、異様な空気を察した
2人は急いでバーを後にするが、後を追ってきた男達から逃げるうち
森に迷い込んでしまい、そして・・・。

森の中で逆さ吊りにされたカラーチが、ヴァギナに木の枝を
ねじ込まれて殺されるシーンはかなり衝撃的と話題。
共演に「白昼の暴行魔」のレイモンド・ラブロック、
「サンゲリア」のオルガ・カルラトスがいるのもナイス。
フルチ映画の殺され役ダニエレ・ドリアもコミューンの少女役?で
チラッと出演しているらしい。甘い主題歌はグロリア・グイダのヴォーカル?
他に「マッキラー」のテーマ曲でお馴染みのカンツォーネ歌手、
オルネラ・ヴァノーニもサウンド・トラックに参加しているようだ。傑作!

 

「PAPAYA DEI CARAIBI (未)」(78)

●J・ダマートが撮った南海ポルノ物。
男性自身を食い千切るエロ娘パパヤが暗躍する。

「PORCO MONDO (未)」(78)



「DELIRIO DI SANGUE (未)」(78)

白昼の暴行魔/狼たちの夏(V)」(77〜78)
TERROR
マシラス・フィルム/カラー・96分・日本公開78年11月(松竹=富士)
製作:ピノ・ブリッチ/原案:エットーレ・サンゾ
脚本:ロマノ・ミグリオリーニ/ジャンバティスタ・ムゼット
撮影:クリスティアーノ・ポガニー/音楽:ロベルト・プレガディオ

出演:レイモンド・ラヴロック/フロリンダ・ボルカン
シェリー・ブキャナン/フラヴィオ・アンドレーニ
ステファノ・セドラーティ/ラウラ・タンジアーニ
ラウラ・トロッター/カリン・ヴェリエ/アンナリサ・ペシ
パトリツィア・ウェブレイ/アントネッラ・デラ・ポルタ
マルゲリータ・ホロウィッツ/ロマノ・プッポ/アンジェラ・ラグサ

●「殺しのテクニック」のフランコ・プロスペリが監督した、
エロティック・サスペンス・アクション。レイモンド・ラブロックを
筆頭とする3人組の銀行強盗犯が、海辺の別荘で課外授業中の
尼さん教師(F・ボルカン)とその生徒を襲う。
生徒達の中に「ナイトメア・シティ」のラウラ・トロッターや、
「テンタクルズ」のシェリー・ブギャナンがいるのが笑えるが、
案の定S・ブギャナンは仲間達が止めるのも聞かず
一人逃げだして捕まり、性的な拷問の末、惨死する。
それを機に散々いたぶられてきたF・ボルカンと女生徒達が逆ギレ、
強盗に反撃を開始するクライマックスが一番の見物だが、
同じ様な題材を扱ったW・クレイヴンの「鮮血の美学
(恐らく下敷きはこの映画)」に比べると残虐度はイマイチ。
ヘラヘラしているだけで何にもしないL・ラブロックに比べ、
今回もF・ボルカンの熱演が光る1本。

「L'INSEGNANTE VA IN COLLEGIO (未)」(78)


ゲシュタポ卍(ナチ)女囚拷問/暗黒の大脱走(V)」(78)
HELGA, THE SHE-WOLF OF STILBERC
THE SHE WOLF OF SPILBERG

アメリカ?映画(本当はイタリア映画)/カラ
ー・ 90分
日本劇場未公開(ビデオ:東映ビデオ)

製作会社:ユーロシネ=レ・フィルム・デュ・サファイア
監督:アラン・ガルニエール
原案・脚本:H・L・ロステイン(ジェス・フランコ?)
脚本:H・L・ロステイン
撮影:アラン・ハーディ
編集:クロード・グロス
音楽:ダニエル・ホワイト

出演:メリッサ・ロンゴ(ヘルガ)/パトリシア・ゴリ
(エリザベス・ボーゲル)/クロード・ジョアンナ/
ドミニク・エイヴェリン
/ジャック・マルベウフ/
ジーン・セルリアン/キャメロ・ペチィックス/
オリヴァー・マソート/フランシス・マロー/
パメラ・スタンフォード/カトリーヌ・ルーエル/
リチャード・アラン/ディディエール・ファーヤ/
J・CH・クエメント/ジョエル・レ・クエメント/
ルチェッテ・ギル/レジーン・ベルトランド

●毎度お馴染みの女囚映画。こちらは「白い生贄」の受難ヒロイン
P・ゴリと、C・ジョアンナ(役者だけでなく、セットも同じ)に
安いお色気がギラギラしていたブロンドの女看守専門女優
マリサ・ロンゴが加わっているだけ多少豪華か?
発売は東映ビデオだが、ユーロシネ経由。オープニングを始め、
全編に渡ってかかる陽気な音楽のデタラメぶりは、物語と全くの
別ムード。毎度の事ながら、なんだかね〜。

冒頭はナチの政治会議だが、アフロの女がいたりして超デタラメ。
女学生闘士からナチの猛烈看守へ逆出世したヘルガ(M・ロンゴ)は、
ここでも必要以上の熱弁を振るってしまい、疎まれてスピルベルグ
(題名にある通り)の収容所へ出向することになる。
しかし彼女はなかなか出発せず、お付きの女中?とお風呂に入ったり
懇意にしている同志とイチャイチャしたりしている。
普段はヒステリックに騒ぐくせに、実は大した仕事をしている訳でもなく、
エッチになると妙に一生懸命頑張ってしまうヘルガってイヤな感じ。

その後、どう見ても収容所には見えない緊張感のない建物に
お待ちかねの女囚が到着(人数が少ないのはご愛敬)。
その中の一人、ショートヘアで小柄なソフィーは早速スケベそうな
看守に余計な口を出して目を付けられてしまい、
馬小屋で散々セクハラを受ける(後ろにかかる音楽はサンバ!
どうなってんの?!)。で、それを2Fから見ていたヘルガも自慰に耽る。

そんなある日、反逆者の父親を持つ美女エリザベス(P・ゴリ)が
収容所に連行されてくる。(やはりここでも)妙に意志が強固な彼女は
看守達からも虐められ独房に閉じこめられたうえ、レイプされてしまう。
父親の知り合いだという兵士ジョンから勇気づけられたエリザベスは、
急にヘルガと仲良くなり(演技だとしても添い寝は仲良すぎ)特別扱いを
受けることに。しかしジョンとの逢い引き現場が偶然(笑)ヘルガに
見つかってしまい、一般女囚へ格下げになってしまったエリザベスは、
脱走を計画する別の女囚と一緒に、今度はワインを兵士に渡すことで
女囚とセックスしている村のスケベ医者を誘惑。まんまと山中に
逃げ込むが、連れの女囚ジェニーは力尽きて収容所に連れ戻されてしまう。
エリザベスは森で横になっているところをレジスタンスに発見され、
(これまた偶然に)父親と再会する(この宿舎もどこかで見たような気が・・・)。

そうこうしているうちに、アッという間に反逆が起き、エリザベスは
父やレジスタンス仲間と一緒にスペルベルグの収容所を襲撃。
しかし女囚のジェニーは拷問(というほど凄い物でもないけど)の末、
絶命した後だった。ベッドでゴロゴロしていたヘルガは押し掛けてきた
女囚達に首を絞められてあの世に行き、エリザベスは地下牢に
幽閉されていたジョンを助け出して、めでたしめでたしとなるのだった。
(なぜか女囚はいつの間にかレジスタンスとデキてるし。どうなってんの?)
開放ムード一色の収容所で、ヘルガの無惨な死体(ただベッドに
寝てるだけ)を発見した将校は、玄関先でキスを交わすエリザベスと
ジョンに銃を向けるのだった(でもBGMは陽気なサンバ)・・・。

という具合に万事が安っぽくて行き当たりばったり、そのうえデタラメ。
本気でゴミを探している人、まさにこれがゴミ中のゴミですたい。

レイプ・ショック (TV)」(78)
SUOR OMICIDI

●俗に「キラーナン」として知られている殺人尼僧映画。
フェリーニの映画で知られるスウェーデンの巨乳女優アニタ・エクバーグが
タイトルロールの殺人尼僧に扮し、次々インモラルな殺人に手を染める。
カトリック大国のイタリアでは激しい拒絶反応を巻き起こした作品。
共演にアンディ・ウォホール一家の美男俳優ジョー・ダレッサンドロと
「第三の男」の名女優アリダ・ヴァリ。日本では同名タイトルでビデオが
発売されているエロティック映画があるので要注意。

 

<1979年>

「エマニュエル その愛:いばらの日々 (V)」(79)

PORNO HOLOCAUST (未)」(79)

イタリア映画/テレカラー・113分/ヴィスタサイズ
劇場未公開/ビデオ未発売/TV未放映

製作会社:クリスタル・フィルム
監督:ジョー・ダマート[アリスティーデ・マサチェッシ]
原案・脚本:トム・サリーナ[アリスティーデ・マサチェッシ]
撮影:アリスティーデ・マサチェッシ
編集:オルネラ・ミッチェリ
音楽:ニコ・フィデンコ
特殊メイク:マッシモ・カミレッティ

出演:ジョージ・イーストマン[ルイジ・モンテフィオーリオ]/
ダース・フナリ/アンニ・ゴードン/マーク・シャノン
[マンリーノ・セルトシーノ]

●J・ダマート監督による「ゾンビ99」等と同じ、カリブ諸島にロケした
エロティック映画の1本。キャストのメンツも殆ど同じだが、
内容は「ゾンビ99」よりもポルノ路線に近い。
科学者のM・シャーノン(リアリティ一切なし!)が、
D・フナリやG・イーストマンらと連れだって、南海に浮かぶ謎の島へ
調査しに行くと、そこには放射能の汚染によって××が巨大化した
黒人の怪物が潜んでいた、というお話。
ところが、怪物が正体を現すのは最後の数十分で、それ以前は
美しい南国の風景をバックに、あるいは豪華なホテルの一室で、
延々とセックスシーンが続いているだけ(ま、ポルノ映画ですからねぇ)。
G・イーストマンは背後から近づいてくる怪人に気付かないまま
呆気なく絞め殺され、怪人に誘拐・監禁されるうち、惚れられたD・フナリは
一輪の花など渡される始末。怪人は次々に一行を襲って惨殺、
D・フナリを助けようとしたM・シャノンもあわや!というところで
フナリが怪人に何か叫ぶと、動きが止まりヘロヘロ〜っと砂浜に倒れ込んでしまう。
あれ?死んだのかな?なんて思う間もなく、ボートで島を逃げ出す2人。
早速、好色な二人は船の上でもおっ始めるのだった、という虚脱モノのストーリー。

ラストのセックス場面にしても、狂気と裏表だった「ゾンビ99」みたいな
ヒネリは一切なく、やりまくる二人の背後に客船が近づいてきたりして
完全に脳天気ムード。ダマートが多忙のため、助監督のブルーノ・マッティが
演出したというが、この抜けきった緊張感のなさはかなり凄い。

 

チッチヨーナ・マイ・ラブ/エーゲ海に捧ぐバラード (V)」(79)
CICCIOLINA MY LOVE
aka:THE GOODNIGHT GIRL/CICCIOLINA AMORE MIO

イタリア映画/カラー・83分/劇場未公開
ビデオ(発売元:徳間ジャパン)

監督:A・ヴァン・ダイク[アマージ・ダミアーニ]
    ジミー・B・マシアス[ブルーノ・マッティ]
出演:チチョリーナ[イローナ・スタラー]/パトリツィア・パッソ/
ジャンカルロ・マリナンジェリ/パオラ・バーバネラ

●深夜ラジオの番組を担当するセクシーDJ、チチョリーナに憧れる
少年の幻想を描いた作品。共同監督はトラッシュ映画でお馴染みの
B・マッティ。とにかくイメージ・ビデオ的な映像が延々と続く変な映画である。

 

チチョリーナの私の肉体<からだ>が渇く時(V)」(7980)
SENZA BUCCIA
aka:SKEM DEEP/WITHOUT THE POOL

イタリア映画/カラー・95分/ヴィスタサイズ
劇場未公開/ビデオ(発売元:コロムビア)

監督:マルチェロ・アリプランディ
脚本:チェザーレ・フェルナンデス・アルダヴィン/
    ウーゴ・リベラトーレ(原案も兼任)
撮影:ラウル・ペレズ
編集:ジョルジョ・セッラロンガ
美術:フェルナンド・インベルト
音楽:ピノ・ドナッジオ

出演:チチョリーナ[イロナ・スタラー]
(トレーラ)/オルガ・カルラトス
(アドリアーナ・ベッリ)/ジュアン・カルロス・ナーヤ(ダニエレ)/
リリ・カラーチ(バーバラ)/ミキ・ヴォーク(ビョルン)/
タイダ・ウルゾーラ(ノーラ)

●「黒い法廷
」(74)の監督M・アリプランティが発表したエロティック物。
日本では当然?チチョリーナの主演作という宣伝がされたが、
この映画では外国人という設定なので殆どセリフなし。しかも出番が
他の女優達と上手く分配されていて、鼻につかない程度の存在感がグッド。
「サンゲリア」のO・カルラトスが年上の女を演じ、麻薬でキャリアを殺したポルノスター、
リリ・カラーチは自殺を図るお色気お姉ちゃん役で泣かせる。いつもはけたたましい
P・ドナッジョの音楽も今回は味のあるウエット調と、結構見どころの多い作品。
テーマにしているのは毎度お馴染みのサマー・バカンス性春ストーリーだが、
演出が全体的にアッサリしていて、イタリア映画特有のしつこいギャグや
ねちっこいエロ描写がない辺りはわりと「買い」だと言えるだろう。
O・カルラトスの口から飛び出すニコ・フィデンコのネタも笑える。

シシリアのひっそりとした海岸にある両親のコテージで夏のバカンスを
過ごすジュリアーノとそのGFバーバラ、ジュリアーノの生意気な妹ノーラ、
そして彼らの両親の友人で、孤児の少年ダニエレ(ダニー)。
ダニーは一番年下ということもあって、仲間に良いように使われながら、
悶々とする日々を送っていた。そんなある日、彼らはボートが難破して
海上に取り残された2人のノルウェー人カップルと出会う。
全裸のままコテージに乗り込んできたビョルンと、性に奔放なトレーラ
(チチョリーナ)の行動は、他の若者達にも影響を与え、お互いの恋愛感情を
含んだ奇妙な緊張が生まれていく。そんな折り、コテージにジュリアーノの
母の友人であるアドリアーナがやって来た。男との関係に疲れた、
成熟した大人の女であるアドリアーナと、エロティックな異国人の女性の間で、
ダニーの心は揺れる・・・。

 

「IMMAGINI DI UN CONVENTO (未)」(79)

「ゾンビ99 (V)」(79)

最近出たらしいドイツ版Uncutビデオ。
日本版Uncut発売はいつ?


●ジョー・ダマート監督、褐色のエマニュエルこと
ラウラ・ジェムサー
ジョージ「食人鬼の島」イーストマン主演のゾンビ+ハードコア・
ポルノ映画。探しても探しても見つからなかった<完全ハードコア版>は、
ABC出版さんから2000年に発売予定だとか。お騒がせしてスイマセン。

<1980>

尼僧の背徳 」(80)
LAVERA STORIA DELLA MONACA DI MONZA
THE TRUE STORY OF THE NUN OF MONZA
イタリア映画/カラー92分/ヴィスタ・サイズ
日本劇場公開:89年1月(配給:ジョイパック)/ビデオ:東芝映像

製作会社  シネメック
製作:シルヴィオ・コレッチア
監督:ステファン・オブロースキー
(ブルーノ・マッティ)
原案:
アルカンジェロ・ピッチ
脚本:クラウディオ・フラガッソ
撮影:ジュゼッペ・ベルナルディーニ
音楽:ジャンニ・マルケッティ

出演:ゾラ・ケロヴァ(マリアンナ・デ・レイヴァ/シスター・ヴィジルニア)
/
マリオ・クティーニ(ジャンパウロ・オッシオ)/フランコ・ギャロファロ
(ドン・アルリゴーネ)/パオラ・コラッ
ツィ(シスター・キャンディーダ)/
パオラ・モンテネロ(シスター・ベネデッタ)/レダ・シモネッティ(マルゲリータ)/
ジョヴァンニ・アタナシオ(ドン・マルティーノ・デ・レイヴァ)/サンディ・サミュエル
[ダニエラ・サミュエル]/フランカ・ストッピ(修道院長)/

●「猟奇!食人鬼の島」や「人喰族」、「ザ・リッパー」に出ていた
ゾラ・ケローヴァを主役に据えたエロティックな尼僧モノ。
スペインの片田舎が舞台。領主の娘マリアンナ(ケローヴァ)は
聖マルゲリータ修道院に入り、シスター・ビジルニアの名を授かった。
しかし、この修道院の女達は表向きは神に仕えるふりをしていたが
その裏で背徳行為に明け暮れていた。
神父(フランコ・ギャロファロ)は若い尼僧との情事に耽り、
他の尼僧達もレズ行為に溺れていた。やがてビジルニアにも
淫蕩の血が騒ぎだし、土地の豪族の息子オシオ(マリオ・クティーニ)と
セックスを重ね、とうとう彼の子供を死産してしまう。
彼女は嬰児の死体を川に捨てたが、その事実を知る召使いによって
脅迫されてしまう。オシオは召使いを殺し、ビジルニオを救うが
審問官の調べによって修道院の粛正が行われ、神父とオシオ、
2人の尼僧は極刑に処され。ビジルニアは終身監禁の身となった。

監督のステファン・オブロウスキーはブルーノ・マッティの変名。
同年の「
呪われた修道院」と似たようなロケーションで撮影が
行われているので、もしかしたらまとめ撮りだったのかも。
脚本はゾンビ映画で知られるクラウディオ・フラガッソ。
17世紀の初め、スペインのモンザで起きた事件を映画化した
という触れ込み。ホントなんでしょうか?

 

「LA BIMBA DI SATANA (未)」(80)
SATAN'S BABY DOLL/SATAN'S BABY/SATAN'S BABY GIRL
●アンドレア・ビアンキの「マラビンバ」と同じ様な題材・ロケ・
キャストのうえ、制作年度まで一緒なので混同しやすいエロティック映画。
更に監督はマリオ・ビアンキでファミリー・ネームも一緒。
原案にガブリエレ・クリサンティ、脚本はピエロ・レニョーリ。
伯爵夫人マリアの葬儀に集まった親族達が、彼女の霊が取り憑いた
少女ミリアム(ジャクリーヌ・ドュプレ)によって滅ぼされていく内容。
マリアンジェラ・ジョルダーノが再び尼僧役で登場している。
エロティックな見せ場も満載。カラー・74分。

 

MARABIMBA (未)」(79〜80)

ゾンビ3」のアンドレア・ビアンキが撮ったエロティックなポゼッション物。
イタリアの田舎にある豪邸に住む10代の少女ビンバ(カテーレ・ラエネック)が、
死んだ一族の亡霊に取り憑かれ、様々な騒動を巻き起こす。
ビンバは尼僧ソフィア(マリアンジェラ・ジョルダーノ)をも陵辱、ラストで
彼女に色情霊が取り憑き、尼僧が城塞から飛び降り自殺を図って
この騒動に幕を下ろす。オカルト的な味付けがしてあるが、基本的には
ハードコア・ポルノ映画。
ゾンビ3」では執事を演じていたクラウディオ・
ズチェットが館を訪れる客として再登場。使い回されている。

「ORGASMO NERO (未)」(80)
VOODOO BABY/SEX VOODOO/BRACK ORGASM

●ジョー・ダマート監督のエロティック物。
70年代ジャーロ映画のクイーン、スーザン・スコット扮するヘレンと
ポール(リチャード・ハリソン)の中年夫婦がカリブ海の島に渡り、
そこでハイニ(ルチア・ラミレズ)という名の黒人女性と出会い、
官能の日々を繰り広げる。「ゾンビ99」のマーク・シャーノン
[マンリオ・チェルトシーノ]とアンジ・ゴーレンの濡れ場は
「ポルノ・ホロコースト」にも流用されているとか。

「ラブ・キャンプ:愛欲人民寺院の淫業 (V)」(80〜81)
LOVE CAMP
●ローラ・ジェムサー主演のエロティック映画。

「デシデーリア:欲望」(80)
DESIDERIA,LA VITA INTERIORE
イタリア=西独合作/カラー・105分/日本劇場公開88年(ビデオ:アスミック)

監督・脚本:ジャンニ・バルチェッローニ
原作:アルベルト・モラヴィア(「深層生活」:ハヤカワ文庫刊)
共同脚本:エンツォ・ウンガリ
撮影:クラウディオ・チリッロ
音楽:ピノ・ドナッジョ

出演:ステファニア・サンドレッリ(ヴィオラ)/ララ・ウェンデル(デシデーリア)/
クラウス・レーヴィッチェ(ティベリ)/ヴィットリオ・メッツォジョルノ(エロストラート)

●イタリア語で欲情・情欲を意味する名前を持ったブルジョワ階級の娘、
デシデーリアは肥満症を苦にした生活を送る内向的な娘。
彼女の美しい養母ヴィオラから、自分の出生の秘密を聞かされ、
ショックの余り自殺を図るが、未遂に終わった事件をきっかけに、
彼女は痩せて美しい少女に生まれ変わる。新しい姿を得たデシデーリアは
自らの欲望に身を任せて、危険な生活に溺れていく。

原作はイタリアの文豪A・モラヴィアが7年の歳月をかけて発表した
長編小説。あまりにショッキングな内容に、イタリアでは発売されるや
センセーションを巻き起こし、発禁処分になった曰く付きの作品。
デシデーリアを演じるララ・ウェンデルはドイツの少女俳優として
キャリアをスタートさせた異色女優。結婚して引退したとか。

「青い体験/誘われて」(88)
OGGETTO SESSUALE
イタリア映画/カラー・85分/
日本劇場公開(89年7月/配給:ヒューマックス)
ビデオ発売(東芝EMI)

製作会社:フィルミラージュ
製作:カンディド・シメオーネ
監督:ボブ・シンガー
脚本:ピエトロ・レニョリ
撮影:ラファエレ・メルテス
音楽:セルフラン

出演:シモネッタ・カーロ/ファビオ・メイヤー/
マリア・クリスチナ・コレッチナ/
アル・クライヴァー/リアナ・テルジック

●「青い体験」シリーズが88年に復活(大嘘)。
劇場ではヒューマックスの配給により公開された1本。
美しいリゾート地、イキリア島に別荘を持つ富豪のマルチェロ。
しかし彼の息子セルジオは本の虫で、なにより性に対して奥手。
父は息子の筆下ろしに、知り合いの娼婦ラウラを呼び寄せる。
だが彼女がマルチェロの頼みを聞き入れたのは、彼から受けた
SM行為の傷に対する復讐計画を実行する為だった。
しかし彼女は純粋なセルジオを本当に愛してしまい…。

「サンゲリア」の船長でお馴染みのA・クリバーが
SM親父で登場するのも見どころ。


以下、(不定期ですが更新して)続きます。