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A NEW DIRECTOR OF
GORE FILMS

アンドレアス・シュナース
(Andreas Schnaas)



2005年、噂の新作「DON’T WAKE THE DEAD」始動!

 

BIOGRAPHIE

アンドレアス・シュナースは 1968年に4月1日(!)、
ドイツのハンブルグで生まれる。

幼い頃から大の映画好きだった彼は、6歳の頃、
カラテとカンフーに魅了され、トレーニングに熱中する毎日を送る。
もちろん、俗に言うカンフー映画にもハマったのは言うまでもない。
幸運にも、ハンブルグ(とアルトナの境)には<シュピーゲルキノ>という
名前の小さな映画館があり、そこでは特に入場者に年齢制限を設けられて
いなかったので、彼はお気に入りのショーブラザーズ映画を浴びるように見た。
そして・・・もちろんホラー映画も!!

シュナースが最初のホラー映画を見たのは8歳のとき。
何とそれは、今やカルトと誉高い 「Horror of the Zombies」!
以来、シュナースは、ゾンビと血まみれ映画の世界に取り憑かれ、
その情熱は現在でも全く衰えていない。
彼の両親は息子がジャンル映画にハマっていくのを
必ずしも良く思っていなかったようだが、シュナースの秘められた
才能に気づいてからは、息子のホラー好きを応援する?ようになった。

エルダー・ベリーのジュースを血糊に見立て、チューブを使った
スプラッター効果の実験を何度も繰り返した後、遂にシュナースは自ら
自主製作のビデオ撮りホラーを監督した。彼が12歳の時である。
「Hunted」と名づけられたこの作品は、傭兵たちが主人公の映画で、
シュナースの父親がカメラを、祖父が犠牲者を演じた(笑)。
もちろん傭兵に扮したのはシュナースと友人たちで、
当然のごとく血まみれ場面が続出。15分の上映時間中、
頭が撃ち抜かれ、ナイフが腹に、胸に突き刺さり、
ノコギリが人体を真っ二つに切り裂いた。
この映画からシュナースの血まみれ監督人生が始まったのだ。

続いて撮った短編 「Bloody Full Moon」では人間の腸で
スパゲッティを作り、
「Horror Game」では、「(シュワの)
バトルランナー」風の殺人ゲームを題材に扱った。
こうして次第に映画作りを身につけて行ったシュナースは
「Violent Shit(マニアック2001)」を撮ることになるのである。

「マニアック2001」の撮影は1988年の秋頃からスタートした。
4週間後、映画は完成。わずか5000 DMで製作された作品は、
殺人鬼カールの凶行を描くセンセーショナルな内容で、
(物好きな)観客の興味を引き、世界中でヒットを記録した。

続いてシュナースは、イタリアン・ゾンビ映画への愛着を
90年代のゾンビ映画を作ることで表現しようと思いつく。
それが
「Zombie 90(ゾンビ2001)」
映画は今までにない、スラップスティック調で演出され、
血の量もグーンとグレードアップ。
この作品は<アラバマ・シネマ(映画館の名前?)>の
カルト映画祭で初上映され、劇場に居合わせた観客は
上映後、大絶賛でシュナースを迎えた。


Andreas Schnaas「マニアック2001」の成功で勢いづいたシュナースの
快進撃は続き、彼は続編となる映画の脚本を書き始めた。
彼が最大の目標にしたのは、1作目より技術を向上させ、
特殊効果をより充実させること。こうして1作目の喰人鬼カールは
1991年の末に甦った。 今度は鉄仮面と軍服をまとって・・・。

アラバマシネマ(映画館の名前かも)で行われた
「Violent Shit U(悪魔のえじき2)」上映では、
初日に大変な入場者数を記録。更に世界の観客も、
次々とこの映画に度肝を抜かれることになる。
イギリスでは血みどろ映画を敬遠する観客との間で、
評価が割れたが、逆にアメリカのロサンジェルスでは、
壮絶な<鈎針シーン>を見た観客が、思わず自分の腹を
押さえる好反応。熱狂的な観客は上映終了後、
惜しみないスタンディングオベーションを送り、
シュナースのサインを求めて長蛇の列を作った。
アンドレアス・シュナース氏、近影

アンドレア・シュナースはこの出来事を多いに楽しみ、
より多くのホラー・ファンを、もっと驚かせるべくアイデアを絞った。

「悪魔のえじき2」がプレミア上映された時点で、既にシュナースは
第3弾となる
「Violent Shit III Infantry of Doom(悪魔のえじき)」
撮影を始めていた。その当時のタイトルは「the untold story」。
しかし1992年に始まった製作は95年になっても終了せず
(一度、最初の完成版が作られたようだが)、また資本面での
トラブルが次々に起きた為、世界中のコアな血みどろファン達は、
もはやこの映画は完成しないだろうと、絶望視さえしていた。
しかし1998年、映画は再編集され、新しいミュージシャン
(グレゴリウス)が音楽面に参加したことで、奇跡的に息を吹き返した。

1999年の4月5日、
「悪魔のえじき」のプレミア上映が行われた。
ハンブルグにある巨大な映画館<
UFA Grindel Multiplex>には
熱狂的な観客が500人も詰め掛け、絶叫でシュナースの復活を祝った。
紆余曲折あったが、
「悪魔のえじき」は最終的に素晴らしい成功を収め、
<バイオレント・シット>3部作の中で、ベストの作品となった。
上映後のパーティーは翌日の早朝まで続いたという。


しかし、シュナースにとって
「悪魔のえじき」を巡るゴタゴタの日々が
無益だった訳ではない。1997年にシュナースは<House of horror
(製作会社?)>との契約を結び、
「 Goblet of Gore 」を撮っている。
だが製作半ばにして両者は決別。映画は無名の監督(笑)によって
仕上げられ、作品としての評価はおろか、作者不詳の1本として
リリースされた。結果的にその作品は同年の夏から秋にかけて封切られたが、
フタを開けてみればその内容は、実にシュナース作品らしい
血とセックスに彩られた惨劇に満ちていた。

1998年いっぱい充電期間をおいたシュナースは、
これまでで最も美しく、そしてプロフェッショナルな仕上りとなった(笑)
「Anthropophagous 2000 (カンニバル)」を発表。
映画は仕上げ期間も含めて、わずか半年で完成され、
1999年の5月9日にハンブルグのファマキーノ(Famakino/
映画館だろう)で熱心なファンを集めて上映され、
その多くを驚かせた。そこには今までのシュナース映画とは違う、
新たなスタイルがあったからだ!この作品によって、
監督としての評価を得たシュナースは、より壮大な、
大きな予算をかけた初の35ミリ作品
「DEMONIUM」に挑戦。
「サマーキャンプ・インフェルノ」のフェリッサ・ローズを主演に起用した
期待作「バイオレント・シット4」に続いて、
新作「ドント・ウェイク・ザ・デッド」を製作中。シノプシス読むと
オッソリオの「エル・ゾンビ」風?これも楽しみ!

●このページはシュナース氏の許可を得て
翻訳・転載しています(めずらしく)。


<フィルモグラフィー>

「DON'T WAKE THE DEAD」(2005)

ドイツ映画/
日本未公開

監督:アンドレアス・シュナース
脚本:ティム・トレンパー
特殊効果:クリスチャン・ラウ(「ジュラシック・パーク2」)
出演:アヌースカ・レンツィ/ベラ・B・フェルセンハイマー

2005年に撮影がスタートするシュナースの新作。
ドイツの古城で一夜を過ごすことになったアメリカの大学生たち。
城を守る謎の管理人が墓地で行なった儀式で地獄の門が開き、
800年前に死んだ十字軍の騎士たちが復活。
ゾンビハンターのヴィンセントを加え、
生者VS死者の凄まじい血の祝祭が始まる!

 

 

「NIKOS」(2003)

NIKOS THE IMPALER
VIOLENT SHIT 4 - NIKOS

ドイツ映画/カラー・100分/
日本未公開

監督:アンドレアス・シュナース
脚本:テッド・ゲオゲーガン

出演:ジョー・ザーソ(フランク・ヘラー)/フェリッサ・ローズ(サンドラ・ケイン)/
アンドレアス・シュナース(ニコス)/アントニオ・トマホーク(プリンス)/
フランコ・フランコネリ(ブラン)/ダニエル・アルヴァーロ(ヴァラド)/
ブレンダ・アバンダンドーロ(デイジー)

ファン待望の「バイオレント・シット」の第4弾!
今回も演技とかストーリーとかはどっかに放っぽったまま血・血・血の嵐!
どうもニコスは、ドラキュラのモデルになったウラド・ツェペシュをイメージした
役柄みたいで、冒頭、敵軍に殺害されたニコスが復活し、現代のNYを血に染める。
これまたお久しぶり、トロマのロイド・カウフマンのカメオ出演、
「サマーキャンプ・インフェエルノ」のフェリッサ・ローズの共演もファン感涙。

 

 

「PARTS OF THE FAMILY」(2003)

ベルギー=アメリカ映画/カラー・85分/
日本未公開

監督:レオン・ポール・ド・ブリュン
出演:ノーマン・ベアード/セシリア・ベルグクヴィスト/
ボブ・ドーティ/レオ・フランケット/アンドレアス・シュナース

朽ちはてた廃虚の扉の向こう・・・隠された血濡られた秘密とは?
警察に追われて廃屋に逃げ込んだ犯罪者。
屋内に居たブロンド娘を人質に取った彼だったが、その女は
かつての家主に惨殺された怨霊で、人肉を食らうゾンビだった!



 

「FOG2-REVENGE OF THE EXECUTED」(2002)

ドイツ映画/カラー・85分/
日本未公開

監督・脚本:オリヴァー・クレーケル
脚本:ダニエロ・ヴォグト
出演:ナディーヌ・ニーゲ(ジェニー)/カーチャ・クロベス(リサ)/
マーティン・ブルネット(ルーカス)/ウォルファム・シャットホフ(トム)/
オリヴァー・クレーケル(コミッショナー)/ハイコ・ヘーデン(ポーティアー)/
アンドレアス・シュナース(Leuchtturmwarter)

タイトルから察っするに・・・まさかカーペンターの「ザ・フォッグ」の続編?。
アクション・ホラー・コメディって以上のインフォが全然ないんだけど、
シュナースは小さな村の灯台守りで、村に隠された秘密を追う役柄、だそうな。

 

 

「DAMONRNBRUT」(2000)

DAMONENBRUT-INSEL DER DAMONEN 2
DEMON-TERROR
INSEL DER SAMONEN 2

ドイツ映画/カラー・130分(カット版は69分)/
日本未公開

●ヨットに乗って孤島へのバカンスに出かけたドイツ人カップル。
ところがそこには銀行を襲撃した赤ん坊人形(本物の人形)たちが・・・。
なんか、こちらの想像を遥かに超絶した内容っぽい自主製作ホラー。
てか、ノーカット版が2時間10分って・・・。



 

「MIDNIGHT'S CALLING」(2000)

ドイツ映画/カラー・80分/
日本未公開
監督・脚本:ティモ・ローズ
出演:エリック・アマーキャンプ/ヤジッド・ベンフェゴール/
リッキー・ゴールドバーグ/オリヴァー・クレケル/カルステン・ロウ/
ティモ・ローズ/アンドレアス・シュナース

●ミッドナイト・クリークと呼ばれる小さな町で、謎の失踪亊件が続発。
調査を頼まれた5人の兵士たちは早速現地に赴くが、そこは酷たらしい死体と
蘇ったゾンビで埋めつくされていた・・・。

アマチュア製作のゾンビ映画。
IMDbなんかの評を読むと、取りあえず技術とかはさておき、
「好きなんでやってみました」的な作品のよう(つまりヒドいってこと)。
どうも150分近い特典をつけたDVDがリリースされている糢様。
好きな人は買ってみるのもいいんじゃないでしょうか?

 

 

「DEMONIUM」(2001)

ドイツ映画/カラー・85分/
日本未公開

監督:アンドレアス・シュナース
製作・脚本:ソニア・シュナース
脚本:テッド・ゲオゲーガン

出演:アンドレア・ブルーシ/クラウディア・アバッテ/
ジュリアーノ・ポルガー/エミリア・マッラ/マウリツィア・グロッシ/
パオロ・ディ・ジャルーカ/エリカ・マンニ/ジョー・ザーソ/
キアラ・パヴォーニ/シャーロッテ・ロッシェ/ミケーレ・ロセッリ

●イタリアの田舎にある古城で、秘密の研究をしていた
アーノルド・ベルガーという名の年老いた科学者が
何者かに残殺された。一年後、若くして成功した資産家、
ラムゼス・ベントレー(アンドレア・ブルーシ)と
彼の恋人マリア(クラウディア・アバッテ)は、
科学者の遺書通り、その家族や友人たちと城に集う。
彼らは科学者の死に疑問を抱き、殺人者がまだ城内に
身を潜めているのではないかと調査を始めるが、
それは恐ろしい惨劇の幕開けだった・・・。
イタリア人俳優を多数起用したシュナース初の35ミリ作品。
画面を見るかぎり、結構グレードがアップしてる気が。

 

 

カンニバル(V)」(1999-2000)

ANTHROPOPHAGOUS 2000
CANNIBAL 2000
MAN EATER 2000
CANNIBAL
(Jap title)

ドイツ映画/カラー・80分/

ビデオ(\15800/発売:アビチッタ/販売元:カムテック)

製作:ソニア・シュナース
監督:アンドレアス・シュナース
撮影・音楽:マーク・トリンクハウス
特殊効果:ムービー・マジック

出演:オリヴァー・サウアー(ジョージ・ストックマン)/アンドレアス・シュナース

(ニコ・カラマンニス)/コーネリア・デ・パブロス(リタ)/
アンドレアス・ストエック(マーク)/アキム・コールハウス(スタン)/
アンドレ・ソボットッカ(ヴィンセント)/ディック・ティース(浮浪者)/
ジョー・ニューマン(スティーヴン・バーガーズ)/
ベルンド・マイスナー(インターポール・エージェント)/
カルステン・デ・ヨンゲ(ハンク)/カール・ハインツ・ゲイセンドルフ(アラン)/
シビル・コールハウス(イレーナ・カラマンリス)/コルドゥラ・クリューガー
(マーサ・カラマンリス)/サンドラ・ベルグ(ヴィッキー・カラマンティス)/
マヤ・カルステンス(メアリー)/ジェン・バウハフ(マーシュ)

<物語>
イタリアのとある町を訪れた若者たち。
彼らは町に全く人の気配がないのに気づく。
住人はどこへ消えたのか?家の中を探索する彼らは
次第に単独行動を始める。やがて一人、また一人と
若者達は何者かに襲われ、その肉を貪り食われていく。

<解説>
シュナースがジョー・ダマートの「猟奇!喰人鬼の島」へ
オマージュを捧げた作品。ロケは「ハンニバル」のアイデアの
基となった猟奇殺人、
<フィレンツェのモストロ>事件が起きた
イタリアの片田舎、ボルゴ・サン・ロレンツォで行われた。
「ハンニバル」を彷彿させる英題・邦題がつけられた
本作は当然ながら、生粋のエクスプロイテーション作品だ。
ダマートの映画でジョージ・イーストマンが演じた
喰人鬼ニコを熱演するのは(当然)シュナース本人。

 

 

「DIABOLICA」(1999)

ドイツ映画/カラー・15分/
日本未公開

監督・脚本:ダニーロ・ヴォグト
出演:トルステン・ハンニシェ/ハイコ・ヘーデン/
オリヴァー・クレケル/アンドレアス・シュナース(セキュリティガード)

映画のクルーに身をやつして働く邪悪なカルト集団。
かつてその集団に属していたメンバーが、教団を滅ぼすべく立ち上がる。
こうして始まる血の祭を描くおよそ15分の短編ホラー。
シュナースはセキュリティ・ガードの役を演じている。

ソフトは「
THE FOG 2」と一緒にジャーマン・ホラーではおなじみの
アストロ社から(2000年の12月)にリリースされている糢様。

 

 

「MUTATION」(1999)

ドイツ映画/
日本未公開

監督:マルク・フェーズ
監督・脚本:ティモ・ローズ
出演:マルク・ドア(スティーヴ・テイラー)/マルク・フェーズ(ニック・テイラー)/
ティモ・ローズ(トム・カルミンスキ)/カルセン・フェーズ(マイク・コーニグ)/
アンドレアス・シュナース(デサントス)

シュナース出演のSFホラー。
ビデオがアストロ社から出てるようす。

 

 

悪魔のえじき/
ブルータル・デビル・プロジェクト」(1999)

VIOLENT SHIT III
VIOLENT SHIT 3 - INFANTRY OF DOOM
BRUTAL DEVIL PROJECT:Violent Shit V
(Jap re-titled)

(1992年から製作スタート。実際の完成は1998年か)
ドイツ映画/カラー・80分
/ワイドスクリーン/ステレオ/
ビデオ(\15800/発売:ABC出版株式会社/販売元:カムテック)

製作会社:リール・ゴア・プロダクション
製作総指揮:アンドリュー・ティクセイリア
監督・脚本:アンドレアス・シュナース
撮影:スティーヴ・アクイリィーナ
音楽:グレゴール・アドルフ・ハーツ
特殊効果:ズベン・ペーターセン

出演:ジョー・ノウマン(ロン)/ウィニー・ホール(マーク)/
ウーエ・グルンテズ(ピーター)/マルク・トリンクハウス(食人鬼カール)/
アンドレアス・シュナース(マイスター/食人鬼カールの息子)/
チャウ・ヤン・リン(レオン)/ジャン・リー(ジャン)/ソン・リー(ソン)/
ヘイコ・レーシュ(ガード)/ベーテ・ブリューグマン(ガード)/
ミルコ・ホーリング(ガード)/アンドレアス・スローカ(兵士/ゾンビ)/
ハーゲン・フォン・デ・ヴィヴェン(ガード)

<物語>
1999年の7月---。大海原をクルージング中に故障してしまった
ヨットから救命ボートで脱出した3人の中年男性、
ロン、ピーター、マークは、地図にない島へと漂着。
しかし、そこは文明から隔絶したカルト集団が住む恐るべき場所だった。
彼らの捕虜となったロン達の前に、顔の半面に醜い傷を持つ
島の指導者マイスターと、顔面の皮が抉り取られたその父親が現れ、
謀反を企てた裏切り者の公開処刑を始めた。
ギロチンで首をはね、針で腹や顔の皮が引き裂かれる。
あまりの残酷さに慄くロン達に、マイスターは島に侵入した罪として
人間狩りの標的になるように命ずる。しかもピーターは
気勢を上げるために、一人血祭りに上げられてしまう。
指を切断し、彼の胴体は槍で突き通された。

仲間が殺される、信じられない光景を目の当たりにした2人の前に
一人の東洋人が突き出される。彼の名はレオンといい、
マイスターの行うセックス儀式で妻を殺された青年だった。
レオンは妻の復讐のため、ロンとマークは狩りを生き延びて
島から脱出するため、協力を誓い合い、森の奥へと逃げ込んで行く・・・。

<以下、ネタバレのため、ご覧になりたい方だけ反転させてどうぞ>

3人はマイスターの兵士を襲って武器を奪い、次々に現れる敵を
なぎ倒して行く。しかし彼らの前にゾンビ軍団が出現!
実はこのゾンビ達は、マイスターの部下で、死体を材料に
怪しげな実験に明け暮れるマッド・サイエンティストの
ジニアス博士が作り出した最終兵器だったのだ。
ゾンビに驚いて逃げ回るうち、レオンとはぐれたロンとマークは
マイスターの兵士に襲撃されて頭を叩き割られ、
胴体を真っ二つに切断されて死亡した。

一方ゾンビと死闘を繰り広げるロンの前にジャンとソンという
東洋人が出現。2人はロンの仲間で、カンフーを駆使して
ゾンビをなぎ倒し、続いて現れた忍者ファイターを壊滅させた。
壮絶な戦いの中でレオンが敵と相打ちになって死に、
仲間の復讐に燃えるジャンとソンは忍者服に身を包み(ナゼ?)、
島から逃げようとするマイスターと父親の前に立ちはだかる。
ギロチン手裏剣が宙を舞い、手榴弾が大爆発する。
マイスターは爆死し、父親はロケット弾で木っ端微塵になった。
沈む夕陽を背に、ジャンとソンは勝利の喜びに身を躍らせるのだった。


<解説>
シュナースの記念すべき日本上陸作・第1弾。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が鳴り物入りで公開された為、
本作も<海を漂流していたフィルム缶に入っていた映像に
記録されていた映像を修復・再編集した>という
宣伝が行われた(もちろん、本気にした人は誰もいないだろうが)。
本国ドイツでは余りの残酷さに30分のカットを余儀なくされた
(すると本編は1時間弱??)本作、日本版は当然ノーカットだ。

取り合えず、特殊効果と血糊はタップリ。ただ残念なのは
それを生かしきれない撮影技術。編集は(素材がダメなのに)
結構頑張っている(エンド・クレジットとか今風でステキ)ので、
それでも辛い仕上りの原因は、やはり撮影にありそう。
「ブレインデッド」とかP・ジャクソンの諸作が、あんなに
下らない内容・物語なのに、見ているうちは案外
エキサイトしてしまうのは、ひとえにスピーディーな編集と、
アングルを(少しは)工夫した撮影にある。
シュナース氏に足りないのはまさにコレ。あとは優れた?
カメラマンと出会えれば、彼の作品も単なる血まみれショーから
B級怪作くらいには、グレードアップしていくだろう。

 

 

「GOBLET OF GORE」(1996-99)

ドイツ映画/カラー・??分/
日本未公開

スーパー8で撮影されたスプラッターホラー。
はるか昔。海は野蛮なヴァイキングによって支配されていた。
彼らはあらゆる魔術に精通し、邪悪な司祭のもとで忌わしい儀式を
取り行なっていた。ヴァイキングたちが掲げた杯を満たす鮮血・・・
<血の杯>は、いけにえの血で乾くことなく、
時空を超えて手にする者に悪魔の呪いを巻き散らす・・・。

 

 

悪魔のえじき2/デビルズ・マザー」(1992)
VIOLENT SHIT II
VIOLENT SHIT 2: MOTHER HOLD MY HNAD
DEVIL'S MOTHER:Violent Shit U
(Jap re-titled)

ドイツ映画/カラー・80分/ワイドスクリーン/ステレオ

ビデオ(\15800/発売元:アビタッチ/販売元:カムテック)

製作会社:リール・ゴア・プロダクション
製作総指揮:スティーヴ・アクイリィーナ
監督・脚本:アンドレアス・シュナース
特殊効果:ズベン・ペーターセン/アンドレア・ポラック/ヴィニ・ホール

出演:アンドレア・ディーン[アンドレアス・シュナース]
(食人鬼カールの息子)//アンケ・プロスマン(マザー)/
アレクサンダー・ユルカト

<物語>
「悪魔のえじき」のカルト集団を率いていた残虐の鬼、マイスター。
その出生の秘密が明らかになる。何と彼は
「マニアック2001」
食人鬼、カール・ベルガーの息子だったのだ!
狂気と血みどろの虐殺に取り憑かれた女に育てられたマイスターは、
父の敵を取るべく、出会った人間を片っ端から惨殺する
恐るべき復讐を開始する。
一方、ジャーナリストのポールは止むことのない
連続殺人に注目し、その犯人を探り始めるが・・・。


<解説>
前作同様、やはり「ブレアウィッチ2」に先駆けてリリースされた1本。
アルジェントの「サスペリア」「サスペリア2」のごとく、
製作年度を逆に辿るスイッチバック形式で発売されたが、
実際の発表は
「悪魔のえじき」よりも本作の方が先。
フィリッツ・ハーマンと並ぶ?食人殺人鬼だったカール・ベルガーの
凶行を描く1作目から始まる、バイオレント・シット3部作は
本来ならば回を重ねる毎にスケールアップしていくのだが、
日本では逆に殺人鬼のオリジンを探る不思議なシリーズに
なってしまった感もある。

本作での見どころは、当然のごとく大量の血が流れる虐殺シーン。
冒頭から東洋人らしき人物が決闘を始め、血みどろの戦いが
展開するのだが、そこに突如マイスター(カールJr)が乱入、
生き残った男を倒し、オレが一番強いんだー!と絶叫する
トンデモ場面から幕を開ける。

それ以降は森にやってきたキャンパー、工事現場のオヤジたち、
車のカップル、ジョギング中のスポーツマンと、犠牲者を変えて
延々と虐殺シーンが続く。特に睾丸を鈎針でえぐったり、
女性器をホチキスで止めたりする、下半身虐待にポイントが
置かれているのも特徴。あとはマイスターと母親の間に
近親相姦的な関係も描かれていて、今回は若干、エロ路線?

後半でマイスターが拳銃片手に映画館に乗り込み、
鉄仮面をつけたその姿をあざ笑う観客たちを射殺して回る
シークエンスは、ちょっとブットゲライトの「死の王」風?
顔面が割れたマイスターが自分の顔をホチキス止めする
失笑場面もあって、こっちの元ネタはP・ジャクソンの
「バッドテイスト」か?出典の分かりやすさは今回も変らず。
手足バラバラ、首チョンパ、内臓引き出しと、
お約束のゴアシーンは一通り披露してくれるが、
次第に感覚が麻痺してきて、ダレた笑いを浮かべながら見る結果に。
いやいや、百害あって一利なし。まさに俗悪指定作(誉め言葉)。
ラストに収録されたNGシーンも、10分近くあってお腹いっぱい。
もう食べれません。ゲフ。

 

 

 

ゾンビ2001 ザ・バトルロワイヤル」(1990)

ZOMBIE: EXTREME PESTILENCE
ZOMBIE '90: EXTREME PESTILENCE

ZOMBIE 2001:The Battle Royale (Jap re-titled)

ドイツ映画/カラー・80分/

ビデオ(\15800/発売元:アビタッチ/販売元:カムテック)

製作会社:リアル・ゴア・プロダクションズ
提供:ブラッド・ピクチャーズ
監督・脚本:アンドレアス・シュナース
音楽:グレッグ・バーカー

出演:マッタイス・カール//ラルフ・ヘス/マシアス・アベス/
マーク・トリンクハウス(ゾンビ)/クリスチャン・ビアラス/
ウォルフガング・ハインツ/マッティ・クロルツィグ/ペトラ・ルンゲ

<物語>
ハイテク医療を完備した病院付近に広がる奇妙な噂。
それは死者が蘇るという信じられないものだった。
ある日、病院の医師達が、運び込まれた新しい遺体を
解剖しようとした瞬間、その死体が甦った。
どうやら院内で行われている細菌研究の影響が原因のようだが、
医師達は事実を隠蔽し、事件を葬るべくゾンビ討伐隊を結成。
防護服に身を固め、細菌繁殖により甦った死者が跋扈する
呪われた森へと足を踏み入れる。

<解説>
全編、血の海。
ありとあらゆる残虐が繰り広げられ、息つく暇もないほど。
もぎ取られる頭、切り刻まれる人体、吹き上がる血。
その分、ストーリーは一切ないも同然だが、
たまにはこういう無意味なお祭りゴア映画もイイよね。

ラスト付近で
「サンゲリア」を彷彿させる橋の上を歩く
ゾンビの一団が出てくるが、ただでさえショボかった本家の
パクりなので、規模の寒さは書くまでもなし。
ま、その辺が愛らしいのだけど。

 

 

マニアック2001」(1989)
VIOLENT SHIT
MANIAC 2001:Violent Shit
(Jap re-titled)

ドイツ映画/カラー・73分/

ビデオ(\15800/発売元:アビタッチ/販売元:カムテック)

製作会社:リアル・ゴア・プロダクションズ
提供:ブラッド・ピクチャーズ withバイオレント・シッターズ
監督・脚本・SFX:アンドレアス・シュナース
撮影:スティーブ・A
音楽:ミッキー・エンゲルス

出演:K・ザ・ブッチャー・シッター[アンドレア・シュナース](食人鬼カール)/
ガビ・バズナー/ヴォルフガング・ハインツ

<物語>
猟奇犯罪史上最悪の連続殺人鬼カール・バーガー。
幼い頃から悪魔に取り憑かれ、家族を皆殺しにしたカール。
斧や肉切り包丁で犠牲者を殺害し、その肉体を鋸で切断、
人肉を食らったおぞましい悪鬼の記録が
ドキュメンタリー・タッチで綴られて行く。

<解説>
シュナースの名前を一躍有名にした衝撃のウルトラ・ゴア映画。
各マニア関連メディアの絶賛がスゴい。曰く・・・

「ドイツのアンダーグラウンドが生んだ悪名高き流血映画。
見る時にはゲロ袋が必須(ハーシャル・ディスカウント・ビデオ・サービス)」

「この流血の叙事詩は全てのゴア映画ファンを満足させ、
意気地のない観客を何時間でも嘔吐させ続けるだろう
(スティンク・マンガジン)」

「映画史上かつてない暴力的な作品。究極のデカダンスと
野蛮を表現している(ロッド・シムズ/ザ・ゴアフェスト)」


映画の内容よりも、各メディアさんの固有名詞の方が笑えそう。
日本版のアートワークはW・ラスティグの「マニアック」のそれを
焼き直した物で、かなりスマート。もしかして殺人鬼映画の
新たな傑作?!とか、ちょっと期待させちゃうところがニクイ。

 

「HORROR GAME」(1988)

未リリースのまま

 

「BLUTIGER VOLLMOND」(1985)

フィルム現存せず

 

「GEJAGT」(1982)

フィルム現存せず

 

Original Posters :From Mr.Andreas Schnaas
Thank you so much,Andy!


<おまけ>
アンドレアス・シュナースが選ぶ、
オールタイム・クラシック・ホラーの
TOP 5!

1)「ビヨンド
The Beyond
2)「ゾンビ
Zombie - Dawn Of The Dead
3)「地獄の門
City of the living dead
4)「墓地裏の家
House by the cemetary
5)「ザ・リッパー
The New York Ripper

●なんか、微笑ましいよねー。
急に親近感沸いちゃうっていうか〜(笑)。


↑シュナース監督作のビデオ宣伝用プレス。
デザインは結構良いのが多いんですけどねぇ・・・。

 

E メールによるミニ・インタビュー

Q:あなたの映画の中で、今一番のお気に入りはどの作品ですか?
また製作が最も困難だったのはどの映画なんでしょうか?

AS:一番好きな映画は、もちろん最新作の「DEMONIUM」だよ!
イタリアでロケを行った映画なんだけど、製作はとても楽しかったし、
仕上りにも大変満足している。
逆に作るのが一番大変だったのは
「悪魔のえじき(Violent Shit 3)」
なにしろ完成まで6年もかかってしまったし、トラブル続きで
本当に出来るのかどうか、常に気苦労が絶えなかったからね。


Q:あなたは日本のトラッシュ映画のファンだと聞きましたが
(特に「ギニーピッグ」シリーズがお気に入りだとか)、
何か他に気に入っている日本映画はありますか?

AS:日本には何度となく行ったことがあって、映画だけじゃなく
食べ物(和食)も大好きだよ。
好きな邦画を特に1本選ぶなら・・・「
TOKYO LAST WAR」が
良かったかな。それと文句なしで大好きなのが「仮面ライダー」。
日本のアニメもお気に入りだし、日本の音楽もCDで良く聴いてるよ。


Q:日本のファンにひとこと

AS:日本にいるファンの皆さん、俺(シュナースの一人称はこれっぽい)は
是非とも日本に乗り込んで、新作の「
DEMONIUM」を
<東京ファンタスティック映画祭>でお披露目したいんだ
(シュナース氏は新作が映画祭で上映されるのを熱望していた。
しかし9月6日現在、映画祭へのエントリーは締め切られている)。
だから映画祭が「DEMONIUM」を上映リストに加えてくれるまで、
何度でもリクエストして欲しいんだ。頼んだよ!!


シュナース氏の公式サイトへ行ってみる?

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