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サンゲリア

ZOMBIE 2
(THE DEAD ARE AMONG US)


(aka) : ZOMBIE-FLESH EATER
ISLAND OF THE LIVING DEAD
SANGUELIA
DIE SCHRECKENSINSEL DER ZOMBIES
GLI ULTIMI ZOMBI
ZOMBIE
ISLE OF THE LIVING DEAD
NUEVA YORK BAJO EL TERROR DE LOS ZOMBIES
ZOMBI 2, L'ENFER DES ZOMBIES
ZOMBIE 2・・・GLI ULTIMI ZOMBI
ZOMBIES 2
L'ENFER DES ZOMBIES

 

1977年 イタリア(=アメリカ合作)映画 カラー 91分
MONO-HiFi/スコープ/日本劇場公開80年5月24日(東宝東和)


ヴァライエティー・フィルム
     

製作:ウーゴ・トゥイッチ
   ファブリッツィオ・デ・アンジェリス
アソシエート・プロデューサー:ジャンフランコ・カウヤウジャン
監督:ルチオ・フルチ
脚本:エリザ・(リヴィア・)ブリガンティ
   原案:ウォルター・パトリアルカ
(カリブ海の民話にインスパイアされたもの)
撮影:セルジョ・サルヴァーティ
特殊効果&メイクアップ・スーパーヴァイザー:ジャネット・デ・ロッシ
音楽:ファビオ・フィリッツィ
ジョルジョ・トゥイッツィ(ヴィンス・テンペーラ?)
プロダクション・デザイン:アントニオ・マッザ
ウォルター・パトリアルカ
衣装デザイン:ウォルター・パトリアリカ
編集:ヴィンセンゾ・トマッシ


出演:イアン・マカロック(ピーター・ウェスト)
ティーザ・ファーロゥ(アン・ボウルズ)
リチャード・ジョンソン(デイビッド・メナード医師)
オルガ・カルラトス(パオラ・メナード夫人)
アル・クライヴァー[ピエール・ルイジ・コンツィ]
(ブライアン・カート、米版ではブライアン・ハル)
アウレッタ・ゲイ(スーザン・バレット)
ステファーニャ・ダマーリオ(看護婦ミッツィ・スミス)
ダカール(使用人ルカス)
モニカ・ザンチ
ウーゴ・ボローグナ(アンの父)
ルチオ・フルチ(編集長 [クレジットなし] )


<物語>


自由の女神が見下ろすNY湾内に、不思議なクルーザーが
漂流していた。無人と思われる怪しげなクルーザーに
やがて巡視艇が接近、パトローラー二人が船内捜索の為に
乗り移ったが、突然キャビンから現れた全身腐乱の異様な
襲われる。一人はノド頸を噛みきられて死亡、
一人は必死で大男に拳銃を乱射、体中を撃ち抜かれた
大男は甲板からNY湾内に転落し海中に消えた。
それは血のように滲んだ太陽が海面を照らす午後の出来事だった。


事件はすぐ伝えられNY全市を慄然とさせた。噛み殺された
巡視船警官の死体は解剖室に送り込まれたが、
何故か白いシーツの下で、その足首を微かに動かすのだった。



やがて漂流クルーザーのオーナーの娘アン(T・ファーロー)が
埠頭に駆けつけた。アンの話によると、父親は3ヶ月前に
アンティル諸島に出かけたまま消息を絶っているという。
事件の真相を探る新聞記者ピーター・ウェスト
(I・マカロック)は、その夜ひそかにクルーザーに忍び込み、
そこでアンと出会う。アンもまたこの事件を独自に探ろうとして
いたのだった。実はアンの元には父からの最後の手紙が
少し前に届いていたのだった。その文面は
「・・・好奇心の果て、私は奇病にかかった。私はモルモットに
されている。生きてこの島を出られないだろう・・・」という
謎めいた物だった。発信地はマツール島、9月15日付けである。


ピーターは早速、アンを伴ってアンティル諸島のマツール島へ
向かうべく船に便乗した。船の持ち主はブライアン(A・
クレイヴァー)と、スーザン(A・ゲイ)の若いカップル。
2人はバカンス旅行を楽しんでいる最中で、疫病のように
忌み嫌われているマツール島への案内を渋ったが、
ピーター達の必死の懇願におれた。



マツール島へ向かう途中、一旦船を止めスーザンは
スキンダイビングに興じる。だが突然、巨大な人喰い鮫が現れ、
更に海底の珊瑚礁に隠れたスーザンを全身腐乱の男が襲った。
スーザンは辛くもブライアンに救出されたが、なぜ海底に
奇怪な男が・・・?


一方、問題のマツール島ではメナード医師(R・ジョンソン)と
彼の美しい妻(O・カルラトス)が激しく口論を交わしていた。
メナード医師は土民達の疫病を治療するために
この島に留まることを主張したが、妻パオラは疫病が生む
恐怖から一刻も早く逃れたがっていた。


恐ろしいことに疫病による死者は、死後必ず蘇ってくると
いうのだ。メナードはこの不思議な事実の原因を突き止めようと、
あくまで島の病院を捨てようとせず、疫病で死んだ土民達の
死体をシーツで包み、太い縄でグルグル巻きにした上で
頭に銃弾を撃ち込んで土中に埋めた。
いうまでもなく、それは死者が決して生き返らないための
非情の措置なのである。島の病院ではメナードの助手で
看護婦のミッツィ(S・ダマーリオ)と、黒人の使用人ルカス
(ダマール)が何体もの白いシーツに包まれた血だらけの
死体を処理していた。



アンとピーター、ブライアンとスーザンの4人は、マツール島へ
上陸した。そしてアンが知った恐るべき事実・・・それは
アンの父(U・ボローグナ)がここで疫病にかかり、
愛娘への最後の手紙を託した後、自分をメナードの
実験材料として提供したという事実だった。
アンの父は死に、メナードが死体の頭に銃弾を撃ち込んだという。

メナードの頼みで彼の妻がいるジャングルの奥の私邸へと
ピーター達4人がジープで乗り付けた時、既に恐るべき
事態が始まっていた。生き返った死者達がメナード夫人の
肉体をむさぼり食っていたのである。



4人は夢中でジャングルに逃げる。不気味なヴードゥー教の
ドラムが狂気のように鳴り響く。そしてジャングルの墓からも
次々とサングが起きあがってきた。大地が吐き出したサング達は
人間の血と肉を求めて歩き出した。やがてジャングルも道も
ゾロゾロと増えるサング達でいっぱいになった。
スーザンはサングに襲われ、首筋をバリバリに引き裂かれて
死んでいった。


逃げるピーター達を追って、サング達がメナードの病院に
押し寄せてきた。病院内に立てこもったピーター達は
サングの大群と壮絶な戦いを繰り広げる。



言語を絶する死者との恐怖の戦い。肉が裂け、首が飛び、
サング達は火だるまになって断末魔の叫びを上げる。
メナードは顔面を喰い千切られて死に、助手のミッツィも
腕をサングに噛まれたルカスに喰い殺された。


必死の戦いを脱して、船に乗り込んだピーター、アン、
ブライアンの3人は一路NYを目指す。航行の途中、
スーザンに噛みきられた腕の傷が元でブライアンも死んだ。
ピーターとアンはその死体を恐怖の証拠としてNYへ
持ち帰ることにした。


その頃、NYではこれまで誰も目撃する事のなかった
恐ろしい事態が起こっていた・・・。


<解説>関連ページ



俳優編を見る

*イアン・マカロック(新聞記者P・ウェスト)について
イギリスのシェイクスピア俳優だったI・マカロックは
「ブラディ/Dr.フローレンスの悲劇」や、
TVのSFシリーズに出ていたのをフルチらに見出され、
「サンゲリア」の主役に抜擢された。その後
L・コッツィの「エイリアン・ドローム」や、
M・ジロラーミの「人間解剖島ドクター・ブッチャー」に
立て続けて出演。ファンを喜ばせた。
最近発売されたLD/DVDで音声コメントを寄せている。

それ以外のキャストについて
ヒロイン役のT・ファーロゥ、医者役のR・ジョンソン、
ボートのカップルA・クレイヴァーと、A・ゲイ、
看護婦役のS・ダマーリオ、使用人役のダカール、
その他、出演役者についてのミニ情報。


撮影編を見る

*「サンゲリア」の撮影エピソードについて
映画を製作したファブリッツィオ・デ・アンジェリスのコメントを中心に、
「サンゲリア」がどのように撮影されていったのか、
現場の雰囲気はどうだったのかを掲載。



特殊メイク編を見る

*サングをクリエートしたG・デ・ロッシについて
イタリア映画界、特殊メイクの重鎮ジャネット・デ・ロッシが語る
サングの特殊メイクの裏話、撮影エピソード、
デ・ロッシ自身の簡単なキャリア等々。

 

監督について見る

*「サンゲリア」を監督したL・フルチのキャリアについて
この映画の世界的大ヒットにより、その後のキャリアの
方向性を決定づけられてしまったルチオ・フルチ。
その監督・脚本・助監督・制作・特殊効果・俳優?の
キャリアをまとめてみました。